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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第一章 魔王編 物語の始まり
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2話 巻き込まれたら諦めるのがよし

前回までのあらすじ

美月のファンクラブ一同という名のゾンビの軍団を相手にしていると

とつぜん美月が魔法陣に飲み込まれていく

当然俺は逃げようとしたが

美月の魔の手により巻き込まれていったのだった!!

いきなりの勇者宣言。当然、俺はお決まりのパターン丸投げだ。

そしてあの白い部屋から王の間というところに連れてこられた。

なにかやるようだね・・・めんどくさ 0д0`;

そこには腰をひんまげたご老人と数人の高そうなピカピカの衣装をきた中年ども。

ふむ、お偉いさんか。


「ではあのグレイグがもってる水晶に触ってください。魔力量と光の力がどれだけあるかわかります」

王子がそんな事を言いながら腰をひん曲げた老人を指差した。

グレイグって言うのか。とりあえずは、俺が先に歩いていって触れる。

何事もすごいほうは後にやらせたほうが盛り上がる。

触ると水晶が紫色に光りだした、結構な量の光だ。

「おお!」「これはッ!!」とかお偉いさんが騒いでる。

次は白く光りだした。・・・ほぼ光っていない。

「「「・・・」」」うぜぇなこいつら


「おぬしは・・・魔力はトップクラスでも光の力がないのぉ・・・」

グレイグという老人がそんな事を言ってきた。

おお、俺魔力トップクラスなんだ!なんかちょっと嬉しい。

も、もしや美月に勝てるのでは!

そんな事を思っていると次に美月がその水晶に触った。

ビカァァァァァァァァァァァァ(紫色の光)

俺の光軽く超えてますが・・・

ビカアァァァァアッァッァァァァ(白色の光)

・・・ふ、期待した俺が馬鹿だったね。周りのお偉いさんたちも大はしゃぎ・・・死ね


「おお、最初にやった少年の言うとおりこの少女が勇者かッ!!」

今まで黙ってた20歳後半の王様みたいな人が大きな声で言っている。

まぁ、面倒ごとに巻き込まれなさそうでよかった。


「だが、あの少年もすごい量の魔力だったな。ふむ丁度いいから勇者のお供に・・・」

ああ!面倒な事にしないでッ!!

慌てて否定しようとする俺。隣では美月がめっちゃ嬉しそうなんだけど・・・


「私・・・あの子ハンサムだし・・・近くにおいておきたいわ」

初めて口を開く20歳前半の王妃様。ああっ!!そっちもめんどくせぇ!!


「・・・レミア。一応私・・・お前の夫なのだが・・・」


「・・・(ジ-)」

黙って見つめる王妃様。


「レミア・・・」


「・・・(ジー)」

黙ってる見つめ続ける王妃様(見つめるといっても睨むのに近い)。


「スマン・・・許そう・・・」

よえぇッ!!王様弱いよ!!


「いやいやいや、俺は嫌ですから!!」

相手がこの国の王妃様なのを忘れて大声で否定する。

王様は「ナイスだ!!」とも言わんばかりに親指をうえに突き出してグッってやっている。

王妃様は慌てて出てこようとする兵を手で出てこないよう指示してから口を開く。


「なぜ?」

ええ?そんな事を聞くの??


「そりゃ俺の好みじゃ・・・」

ちょっと失礼だが本当のことを言わせてもらおう。


「・・・(ジー)」

また睨んでくる王妃様。


「(ジー)」

それに負けじと俺もにらみ返す。


「・・・(ポッ)」

頬を赤くして目をそらす王妃様。


「めんどくせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

つい大声を出してしまう俺。そしてぶす~っとして俺の頬をつねってくる美月。

ちなみにさっきから王子は美月をぽけ~っとしながら見続けている。

・・・めんどくせぇ。


「と、とりあえず勇者様とそこの若者を宝物庫まで連れて行きましょう」

おお、グレイグが収めてくれた!ナイスだ!!ナイスだよグレイグ!!

歩いていき階段を登るとそこには大きな扉がある。

そこに入ると金や宝石などでピカピカと部屋中が光っている・

・・・うあぁ、すげぇ

そこからおくに入っていくと扉があった。古くて頑丈そうなものだ。


「ではこの中に入ったら何かをを一つお選びください

運命は決まっております。これがいいなとおもったものが貴方にふさわしいものです

・・・まぁ、そこの若者も選んできなさい」

まぁ、勇者は俺じゃないからな一応美月がいるかぎり俺を追い出すということはないだろうが、・・・ふむ、いろいろと情報と資金集めしとかないと・・・。


部屋の中に入っていくそこにはブレスレットや指輪などたくさんのものがあった。

剣なども置いてあるし特別なものなのだろうか。


「ん~、私これにしよッ!!」

美月が選んだのは金色のブレスレット。天使の羽のようなものや十字架などが彫ってある。ふむ、そういうのでいいのか。

それをつけるといきなり美月がボーとし始めた。微妙に体の周りが光っている・・・めんどくさそうだな~。


「美月?」

「・・・」

「美月どうしたんだ?」

「・・・」

「みつきッッッ!!」

「はぅあッ!!な、なんか白い服着た金髪の少女と話してたの・・・」

「ふ、ふぅ~ん」

正直「何言ってんだこいつ?」とおもったけど勇者として召喚されたこいつだ。

なんでもありだろう。


「む~、いいのがないなぁ・・・」

本当になにもいいものがない・・・あまりにも興味が出なくて不自然なくらいだ。


「はァ・・・」

ため息をつきながら壁に手をつく。

(ゴゴゴゴゴッ!!!)え?なに?

見てみると俺が手を置いたところの壁がへこんでいてなにかのスイッチみたいだ

そしてそこの壁が開いていた。中にはもう一つの小部屋。


「ふむ、隠し部屋・・・面白そうだ」

なぜか気を引かれた。不自然なくらいに気になっていて・・・。

そっちに行くしか考えられなかった。


「待ってよ~・・・」

美月が追いかけてくる。

その部屋の中には特に何もなく、真ん中にポツンと俺の腰あたりまでの高さの四角柱が突き出している。

そしてそこには布がおいてあり、その上に一つだけ黒い指輪がおいてあった。

これといってめずらしいものでもなく目立った飾りがあるわけでもない。

だけど…


「これにしよう」

自然とこれが欲しくなった。

他の金色や銀色のものよりもこいつのほうが数段魅力的に感じたのだ。


「う~ん・・・似合いそうだからいいじゃない?」

そういう問題ではないんだけどな。

そうおもいながらも指輪を右手の人差し指につけてみる。別におかしな場所じゃないよな・・・?



つけた瞬間に俺の意識が暗闇に飲み込まれた

句読点が無いのと無駄な所での改行を只今訂正中。

訂正作業が間に合わず読んでいく内に上の駄文になる場合がありますが、そこはどうかお許しください。


2011 7/17 訂正しました(←訂正された印)

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