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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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4話 高校

「・・・朝飯を食べるの忘れたんだよ」

俺はコンビニで買ったおにぎりをムシャムシャと食べながら、そんなことを言うわけである。

お弁当に集中しすぎた・・・。

なんで残りの時間をクロを眺めて終ったのだろうか? 本当に後悔している。


「徹夜ぁ~、電車来ちゃうよ」

美月がそんなことを言うので、慌てて走っていく。

電車に乗れないと、次の電車を待たなくてはいけない。そんな面倒なことはしたくないわけだ。

とりあえずスイカ(発音が大事。間違えると食べ物のほうになってしまう)を、専用の機械に押し当てて、ピッ…という機械音がなると同時に駅のホームに入っていく。


「朝食忘れるなんて、何してたの?」


「いやぁ、弁当を作った後にボーっとしてて・・・」


「徹夜らしいと言えば、徹夜らしい・・・」

そんな感じの会話をしながら電車が来るのを待つわけだ。


「美月は帰ってきて、何か変化はあったか?」


「ん~……、両親と弟が、より一層心配性になっていることかな」

まぁ、一回居なくなったら心配になることは当たり前だな。


「そこは、「徹夜と一緒に居るから大丈夫」って言うと、許してくれるんだけどね」

なんで、そこで俺が出てきた。


「あとは、今行く高校から突然連絡が来たから、親が驚いてたってことぐらいかな」

まぁ、電話で連絡が来たわけだ。

その高校は、私立の高校でそれなりに学力がある生徒が集まり有名な学校なわけだが、いきなりそこから三ヶ月も行方不明になっていた人物に転校して来てほしい、という連絡が来たら誰でも驚くだろう。


「徹夜の周りでは?」


「なんか義理の妹ができた」


「・・・・・・徹夜って冗談が上手いね」

いや、冗談じゃないから。


「冗談じゃないからな。なんか俺の母さんが寂しいからって養子とったんだとさ・・・」


「あの徹夜のお母さんだったら、ありえそうだね・・・」


「まぁ、ありえたわけだしな」

…と、まぁ、そんな感じの会話をしていると、電車が来たので乗り込む。


「なぁ~んか、俺のことが気にくわないらしい」


「・・・なんで?」


「さぁ?」

それからはなんか無駄に思い、俺の義理の妹さんの話はやめてテキトーに話をしていった。

まぁ、無駄にその話題を続ける必要も無いわけだしね。


とりあえずはそんな感じで時間は進み。

電車を降りた後、歩き、例の高校にまで来た。

そして今は、高校の責任者であるカントクに連れられて、教室の前に来ている。

この高校では1組、2組とかではなく、A~Gの七組らしい。ちなみに、俺達は2年A組に入るらしい。

夏休みが終った二日後に俺達は来ているわけなので、面倒な集まりなどはなしだ。


そして自己紹介の場面になり・・・。


「これからお前らと同じ教室で勉強する二人だ」

先生らしき人が、俺達を紹介していて・・・。


「内藤 美月です」

うむ、男がめっちゃ騒いでいるな。

当然の事か、やっぱり美月は男子に人気ですなぁ~。・・・女子にも人気だが・・・。


「景山 徹夜だ」

俺達は、この頃多いなぁ・・・と思う自己紹介をした。


「二人は教室は2年A組だが、基本的には2年S組に入ってることになる。これは他の六人と同じだからな」

そんな意味のわからないことを先生が言うと、生徒達はざわざわと騒ぎ始めた。



他の六人・・・? つまり、例の勇者って所か・・・?








─ ある中学生の一日 ─




「・・・」

ここは中学校。

徹夜や、美月なども通っていた中学校で、今では美月の弟である冬日が通っている中学校。

そして、景山かげやま しおりが通っている学校でもあった。


景山 栞は40近くある席の内、窓際の一つに座っており、外の青い空を眺めている状態でもある。

ちなみに、今は授業中。

教科は、数学で夏休み前にやった場所を復習として、短い時間でもう一度勉強をしている。


「・・・つまんない」

ボソリと誰にも聞こえない声で呟いた。

勉強が好き、という人ではない限り一度は思うことだが、何故だか他にもあるような雰囲気がある。

景山 栞はただ青い空を見ているだけだ。


そんな感じだが、授業は進む。

授業が終わり、授業と授業の間の10分程度の休み時間になるのだが、景山 栞は空を見ているだけ……他の人に話しかけなければ、他の人も話しかけない。

この中学校には養子にとられると同時に、通うことになった。

短い期間ということもあるのか、親しい人はいない。

いや、短い期間というよりも景山 栞にはどことなく人が寄りづらい雰囲気があり、近づこうとする者はいない。



それは、何時間も続き、お昼休みまで行く。



「・・・」

一人ポツンと座っている景山 栞が見ているのは、弁当。

上と下の二つに分けられる二段式のピンク色の小さいお弁当。その中身にはおかずとご飯が詰まっている。

白いご飯には、シャケフレークが一面にまかれていて、おかずでは定番の卵焼きにウィンナー、あとはブロッコリーや冷凍食品のスパゲッティ、などと普通としか言いようがないものだ。


その弁当をまじまじと眺めていた景山 栞は静かにふたを閉じる。

そして、バックから表紙が真っ白のよく分からない本を取り出すと、そのまま読み始める。


そんな彼女の時間はどんどんと進んで行き。

中学校が終ると、部活に入っていない景山 栞の放課後はただの帰宅になる。



その帰宅の途中。


コンビニの前で景山 栞が立っている。

目の前にはゴミ箱があり、手には弁当を持っていた。


「・・・・・・私は、あいつが嫌いだ」

そんな事を呟くと同時に、ゴミ箱に弁当の中身をぶち込んだ。

景山 栞は弁当のふたを閉めると、自分のバックにしまいこむ。


そして彼女は、自分の部屋に向かって歩き出す。







─ 時間が少しばかり戻り ─



「2年S組は六人しか居ないんだけど、もう君も分かってるとおり特別なんだよ」

その説明を言っているのは、同じくS組らしい、同い年の少年。

神沢かみざわ えんという、男だ。


今はお昼で持ってきた弁当などを食事中なのだが、学校ではなく異世界・・・つまりは、元の世界に戻るときに中継ポイントとした世界に居る。

S組・・・それは今では8人だが、その少数だけの組で、その組は授業を受けなくても良いという、特別なものだ。

授業を抜けて異世界でいろいろと仕事・・・勇者の仕事をするらしい。


勇者の仕事というのは堕勇などと戦ったりなど、異様に強い魔物の討伐などがあるらしい。


自己紹介は、簡単に済み。

一応、瑞穂と和馬を除くほかの四人の名前も顔も覚えた。

この場には、他の四人がいるのでそいつがしゃべったら説明をしようと思う。


「それにしても、同じ世界に二人も同時に召喚されるだなんて、聞いたことがないわね」

そんなことを言ったのはポニーテールの小柄な少女。菜川なかわ かなめ

彼女の足の上には猫が丸まって居て、肩には黄色の小鳥が小さくピョンピョンと跳ねている。

これで少しは分かるかもしれないが、彼女は『獣使いビーストテイマー』だ。


「前の高校で瑞穂くんや和馬くん達の同級生だったんでしょ? 面白そうな人たちが増えて、ボク的には嬉しいなぁ~」

一人称を『ボク』と言っているが、この人は女性。名前は最堂さいどう 奈菜なな

勇者の六人の中では、一番強いらしい人だ。戦い方が可笑しいらしく、俺的には正直どんな戦い方か気になるんだが、「自分で見るまで内緒」とごまかされていて、教えてくれない。


「私的には、こんな事より仕事をしたいんだけども・・・・・・」

特に表情を変えることなくそんなことを言う女性。名前は古道こどう 里稲りいな

勇者の中では一番仕事熱心と言える。実力ではトップ2らしく、奈菜とは違い、俺が聞いてみると、実践してくれた。

それは植物を生やし、コントロールするもので、最大で100㍍以上の高さの大木を生やすことが可能らしい。


それが、瑞穂と和馬のほかの四人の勇者だ。


「んじゃ、俺、ちょっと女性と用があるからさ、ここで失礼するね。これから一緒に頑張ろうな~」

炎がそんなことを言うと、手を振りながら走っていく。

ふむ……チャラ男(?)か・・・。


「私も仕事があるから・・・これからよろしく」

そして里稲も炎とは違うほうに歩いていく。


「まぁ、ちょっとばかしボクが説明してあげようか」

それを見た奈菜が、少しだけ笑った後に話をつなげていく。

ちなみに、和馬と瑞穂はそれぞれ他にやることがあるらしく、ここには居ない。


「まぁ、最初は君達のほかの勇者たちの話をしようかな。

他の人たちの長所のネタバラシになっちゃうんだけど、口止めされてるわけでもないから言っちゃうね~。

こっち側の六人の情報を言っちゃうとね。えっと『蛇姫』『増殖者』『獣の主』『世界樹』『火竜サラマンダー』『武器庫』っていう異名つけられてるんだよね~」

うん、なんか分かる奴らが数人いるな。その内の二人はどっちがどっちだかわからんけども。

てか、多分…和馬であろう異名が超微妙だな。


「あとね、堕勇のことなんだけど、三種類の堕勇がいるんだよ」


「三種類って?」

それに美月が質問している。


「堕勇になる過程のことなんだけど、最初からあっちで召喚された堕勇と、こっち側に居たんだけど自分の意思で堕勇に堕ちた者、あとは魔法で洗脳されて操られている者がいるんだよね。

基本的にあっちで召喚されたのとこっちで召喚されたのでは質がちがくてね。あっちで召喚されたのは魔法が特別強力だったりするだけで、こっちで召喚されたのは特別になんかの力が使える人が多いんだよ。

だから、こっちで召喚された人を洗脳して仲間にしようとするわけ」


「洗脳ってどういうことだ?」


「堕勇をまとめている老人がいるんだけど、その老人の強力な魔法で洗脳されちゃうんだよね。

まぁ、心の隙につけこんで~…ていうものだから、気をつけておけば防げるんだけど、一回洗脳されちゃうと自分の力では脱出できないんだ。

君の報告で言ってた、泰斗くんは洗脳されてる人だね。確か首に変なマークがあったらしいけど、それを壊せば洗脳は解けるんだよ。

まぁ、呪いのような物だから物理的には破壊できないけどね」

あ~、勇者から洗脳されて堕勇になったから、瑞穂たちと知り合いだったわけか。

他の奴らは名前自体は知らなかったみたいだしな。


「まぁ、堕勇は約15人ぐらいかな?

まぁ、強くて有名な堕勇の異名をあげるね。洗脳されてる人だと『狼王』『竜人』『魔眼』、あとは徹夜くんが倒したって言う泰斗くん・・・つまり『水晶』の四人あたりで、自分の意思で堕ちたのは『冥土』と『蟲女』の二人かな? ん~と…あっちで召喚されて特別強いのは『魔道書』と『妖刀』だね。

あとは、特に目立つ力はないだろうから、別にいいとして。一番厄介なのは堕勇をまとめている老人なんだよね。

いくつものクセのある堕勇たちをまとめてるんだから、あたりまえなんだろうけど・・・」

ふむふむ、めんどくさそうなのが結構多いな。


「まぁ、少しだけ付け加えると、あっちで召喚される人って少しばかり心に傷があったり、可笑しかったりする訳なんだ。

心に傷があるほうは説明はしなくても大体は予想はつくだろうけど、可笑しいって言うのは殺人衝動があったりする人だよね~。

さっき言った人たちではないけど、現に一人は元の世界で犯罪を犯して少年院にいた人も確認されているしね」



うわぁ、本当にめんどくさそうだ・・・。

なんか景山 栞のところが微妙に思えたけど、もういいや、いろいろと・・・。

新キャラがいっぱいだ!!たぶん、まだまだ増えていくけど!!


テストも近いので、より一層投稿速度が遅くなります。


誤字・脱字があれば御報告ください。

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