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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第三章 セカンドワールド 堕勇と勇者の戦争
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プロローグ ある世界の過去

ほぼシリアス。

徹夜は出てこない。


徹夜などには直接的には関係は無く、ストーリー的には少しばかり重要。

なので、書いてみた。


ある一人の黒髪の少年が居た。

全てが平凡。

今まで進んできた人生でも、今の暮らしでも、そして将来も・・・だが。

その少年は、ある時から人生が変わる。



違う世界で異世界からの訪問者……つまり勇者が召喚された。



そう・・・その黒髪の少年が召喚されたのだ。

最初は戸惑いしかなかった。

何も考える事ができなかった。

普通の人間は、こんな時に余裕があるなんて事はありえない。

戸惑い、混乱し、何も考えられない。

その状況に流されていってしまう。・・・・それは少年も例外ではなく。


「魔王を討伐して欲しいのです」

そんな言葉を、言われた。

それでも少年は混乱し、何も言う事ができない。

だが、それは相手にとって思うつぼ。

相手に勢いで押し切られ、流れるままに訓練し、流れるまでに旅に出た。

勇者になることで運動神経が上がるらしい、勇者になることで特別な力が手に入るらしい、勇者になることで人々に称えられるらしい・・・。


勇者になることで・・・・・・辛い思いをするらしい。


ただ…普通の人生を送るはずだった少年は、知らない人の都合で普通以下の生活を送る事になる。

元の世界のために頑張った。




初めて、剣を手に持った。


初めて、大量の血を見た。


初めて、死の瞬間を見た。


初めて、生き物を殺した。


初めて、生きた人を殺した。




少年は辛い旅をした。

仲間が居た? いや、仲間というよりも監視だった。

休む日があった? 休む日なんて一日も無かった。

人にお礼を言われた? 言われた。……でも、無理矢理やらされていては喜べるような事ではなかった。


そんな少年の旅は、どんどん進んでいく。

辛い思いをした、泣きたくなるような事をした、人を殺した、そして自分の心を殺した。


そんな少年の旅に一つだけ、小さな光が見れた。

それは、一人の女性だった。

女性は子供の頃から『殺し』を教育され、自由が無く、自分を殺そうとしていた。

それは旅の中である一つの国の大きな損になることをしてしまい、恨まれ、刺客として送り込まれたのが彼女だった。

その国はどうにか潰した。

女性は自由になった。…でも、行き場所が無かった。

だから、仲間になった。 最初から居た監視役達は良い顔をしなかった。

そこは少年が、押し通した。

監視役達は、少年が普段より頑張らせるためには使えると思ったのだろう。


少年は頑張った。

彼女が生きる世界を平和にしたかった。

擦り傷をつくった、切り傷をつくった、骨折をした、死にそうになった。

でも、休まなかった。

女性に心配された。

でも、その顔を見るとより一層頑張る事ができた。

…自分のことなんて考えることなんてできなかった。


そして、そんな日々は続き。

魔王と戦う日が来た。

それは、今まで以上に辛かった。

監視役の人たちは、おびえて何もできなかった。

少年にとって大切な女性は、少年が造った結界の中で、外に出る事ができなかった。

事実上一人での決戦。


何時間も戦い続けた。

何回も死にそうになった。

でも、自分の能力で傷は数秒で自然と治り、倒れることを許さなかった。

魔力が削られていく、体力が削られていく、気力が削られていく。


魔力は特別な薬を飲んで補った。

体力も特別な薬を飲んで補った。

気力は大切な人の顔を見ることで補う事ができた。


そして、魔王は倒せた。

女性は少年に対して非常に怒っていたが、少年はとても嬉しかった。

女性の世界を守れた事が嬉しかったのだ。


そして、勇者を召喚した国に戻り、報告した。

元の世界に帰る事ができないと言われた。


だが、そんなことはもう少年にとって関係が無く。

女性と共にその国から姿を消した。


それからの少年の生活は辛い事もあっただろうが、今までとは違いとても幸せなものだっただろう。

その生活は十数年続く。

子供ができた、幸せな生活ができた、守るべき物が増えた。

女性と子供と、もう少年とは言えなくなってしまった歳の少年は、気分転換に旅行に出た。

それはあの国だった。

自分を召喚した国の王都に行った。


少年にとって、もう国なんてどうでもよく復讐ふくしゅうなんてものは考えても無いし、関係なかった。

それなのに、勘違いされた。

観光気分だった少年たちは、いきなり襲われた。

いきなりでも、少年は一応勇者。

返り討ちにすることは簡単だった。

強者が何十にも襲い掛かってきた。



だが、唐突な事過ぎて反応するのが間に合わず…最初に女性が殺された。

それは心の大切な支えを失った瞬間だった。

目の前が真っ暗になり、気づいたときには刺客を全員殺していた。


残ったのは今はもう体温の無くなった女性と、泣いている少年と少年と女性との間に生まれた子供。





「絶対に潰す。何年かけても、何十年かけても…絶対にこの国を潰してやるッ!!」


怒りに満ちた瞳と、その声。

そして、子供の泣き声だけがその場に響いていた。

いきなり変な話を書いてしまい、本当にごめんなさい。

プロローグを書いてみようかな、と思い書いてみた。

前書きに書いたとおり徹夜たちには直接関係はしていません。

でも、ストーリー的には関係があるような気がします。


次こそは徹夜などを出しますので、宜しくお願いします。


親に予備校に行かされることになりました~

平日五日間の内、二日間があり、家への帰宅は10時以降決定、いぇ~い★

・・・超めんどくさいです。

なので、投稿日もより一層、遅れますので~・・・もぉ、やだよ・・・。




誤字・脱字があれば御報告ください。

ちなみに面倒になって誤字・脱字のチェックはまともにしていない。

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