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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第二章  堕勇と堕天の面倒事
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最終回 第二章 本編はこれで…(・д・)ノシ

急いで書いたものなので、誤字・脱字が多いかもしれません。

本当にごめんなさい。

「……かはぁッ!!」

俺の口から大量の血が吐き出された。

体に力が入らずフラフラと横に揺れた後に、右に倒れそうになるところを美月に支えられ、倒れなかった。


「徹夜、大丈夫っ!?」


「…ん、ああ…多分、大丈夫…」

そんな返事をしながらも体には力が入っていないので、美月にとっては説得力の無い言葉だろう。

この俺の状態はどういうことだ・・・?

あの紫色の玉が落ちてくる直前に闇を展開して吸収することにより防御した。

その結果、俺の体には目立つ傷も無いし、美月も怪我はしていない。

それなのに、何故俺は血を吐いてるのかがわからない。



《防御の仕方を間違えたね、徹夜》

そんな所に、リヤナさんの言葉が頭に響いてきた。

それは、どういうことだ?


《闇は徹夜に感覚を教える事ができるでしょ》

ああ、うん、そうだね。

それを使ってジールクの蜃気楼を見破ったりもしたからね。


《…ということは、闇と徹夜は繋がってる状態なんだよ。

だから、爆発的に膨らんだ魔力を闇で吸収しきれなかった場合、それは徹夜の体に負荷を与え苦しめる事になったの。

あえて言えば、徹夜の体の中で魔神の魔力が暴れたと言う事だから、腹の中を棒か何かでかきまぜられたのと同じ事だと思ってほしいです》

そんな例えはやめてほしい。そんなこと想像したくないです。

俺の体は大丈夫なのだろうか・・・?


《軽い治療魔法で戦える程度には楽になるから、大丈夫》


「徹夜、大丈夫? 私は何をすれば良いのっ!?」

リヤナさんの言葉を聞いてると、横で美月が俺の耳元で叫んでくる。

・・・耳が痛いな。


「軽い治療魔法で治るらしいから、お願い」

俺・・・治療魔法って苦手なんだよね。


それに対して…わかった、と美月は答えると、俺の体に治療魔法をかけ始める。

すると、みるみる内に意識もハッキリとしてきて、体も楽になっていく。

リヤナさんって知識があって一応凄いんだな・・・ただの妹馬鹿かと・・・。


ちなみに、もう既に他の四人(その内二人は竜だけども・・・)は魔神に攻撃し始めている。

そして、治療魔法が終ると、俺はしっかりとまっすぐ立てるようになった。

あまりにも治療魔法のかける前とかけた後では違うのだから不思議だ。


「美月、ありがとな」


「どういたしまして、じゃあ行こうか」


「・・・ああ、面倒だけどやってやるよ」

そんな軽い言葉を言い合った後に、俺も美月も攻撃の準備に入る。

美月は周りにいくつもの剣を浮かばせ、魔神の近くに移動し隙を突いて魔神に剣を突き刺すつもりでいる。

俺は前と同様考えなしに突っ込むだけ・・・あんなの相手に考える必要があるとは思えないのでね・・・。


「オォラッ!!」


「だらっしヤァッ!!」

俺と瑞穂が魔神を挟む形で、俺は拳、瑞穂がハンマーを放つ。

それは目に見えない壁に阻まれるが、俺は関係なく殴り続け、瑞穂は和馬と入れ替わり、和馬は一気に何十という魔弾を放つ。


「ぶち壊れろゴルァッ!!」


「結構硬い・・・ッ!!」

俺の言葉と和馬の言葉。

すると、見えない壁はパキパキというヒビが入る音が聞こえたかと同時に砕け散る。

それを魔神は目を見開いて見ていたが、次の瞬間には面白そうに笑う。


『せぇいっ・・・でおじゃる!!』

次の瞬間には、イルリヤの振り落とした尻尾が魔神を地面に叩きつけ、その後には一瞬で黄金の竜が現れたかと思うと相当の量の魔力の塊を魔神に放っていた。


『ふぅ~・・・一応、効きましたかね・・・まぁ、さっきの魔法で相当エネルギーを失った事でしょうしね・・・』

俺は言わないでおくとして、美月は無傷。

和馬と瑞穂は瑞穂の防御魔法でどうにか完璧に防げたらしく、ほぼ無傷に近い。

あとのイリルとイルリヤは、埃を所々かぶってるものの、大きな傷は無い。


次の瞬間に魔神がロケットのように真っ直ぐに凄いスピードで迫ってきた。

しかも・・・俺をターゲットにしていた・・・。


「何故に俺ッ!?」

そんな声をあげるものの、反応ができずに魔神が体当たりのような感じで迫ってくる。

そして、俺に魔神が激突・・・というところで、美月が光の剣でそれを受け止めた。


「あなたはさっきも徹夜を傷つけたからねっ!! これ以上はやらせないッ!!」

その、声と共に美月が力を込め、完全に受け止める。そして、少しばかり魔神を押し返すのだが、魔神は更に力を込め始める。


「olhasdjho・・・?」


「うわっ!!?」


「げふっ!!?」

美月が凄い勢いで押され始め、後ろにいた俺まで巻き添えを食らった。

俺は魔法で空中に造った足場に立っていたのだが、それによって足が足場から離れた。


「うわあああっ!!? どうしよう徹夜ッ!?」


「…チィッ!!」

美月の言葉を聞くと同時に、俺は上にかざした手のところに闇で剣を造り、そのまま振り下ろし魔神の腕を切り落とした。

それによって魔神の動きは止まり、俺と美月はそのまま勢いが残っているので吹っ飛ばされる。

俺はどうにか美月を抱えて空中で体勢を建て直し地面に着地する。

美月を下ろす。少し残念そうにしていたが、俺は気にしない。


そして、俺が何かを思う前に悲鳴のような声が聞こえた。

それは魔神の声だった。


「hsoiuhvbjlshvuoihsljvnljsvoisjvnsojhvojsnjvhsjhbviwebbesoーーッッ!!」


「は・・・?」

そんな声が聞こえると同時に、魔神が迫ってくる。

美月も反応できずに、素通りされ俺の体を貫こうと魔神の手が突き進む。


「他の人間ばかりに気をそらすと死ぬでおじゃるよッ!!」


「いい加減に、この世界から消えなさいッ!!」

そんな声が聞こえた。

それはイリルとイルリヤの声で、どうにか俺に手が突き刺さる前に阻止していた。

その次の瞬間には、攻撃に移っている。

人間の姿の二人は口を大きく開け、その口の前には魔法陣が展開されている。


「「・・・『始まりの一撃ファースト・ドラゴン・ブレス』!!」」

その声が聞こえると同時に、二人は今までで放った竜の息吹や魔力の塊などよりも相当威力の高い一撃が放たれる。

それは二人に挟まれる形でいた魔神にぶつかる。

すぐには爆発はしなかった、魔神程度の体など紙の様に貫き、遠くの山にぶつかり爆発していた。


「「ぐぅあッ!!?」」

それでも、魔神は死なず。

二人が大きく吹っ飛ばされ、俺からは見えないところまで行った。


「いい加減死ねッ!!」

体のいたるところがなくなり始めた魔神を瑞穂が後ろから掴み、地面に叩きつける。

その瑞穂の目はいつもと違う。


「お前の時だけ止まれッ!!」

瑞穂の目と魔神の目があった瞬間に、魔神の動きの速さがガクッと下がる。

だが、それだけでは止まらない。

次の瞬間には瑞穂が衝撃波で吹き飛ばされていた。


「・・・ッ!!」

それを見た瞬間に美月が魔力を帯びた剣を振り下ろすが、また見えない壁で阻まれる。

魔神はそれに対して衝撃波を美月に放つ。


「おっと・・・女性に乱暴はいけないだろう」

そんな声と同時に和馬が美月の位置をずらし、美月がよけたが和馬は吹き飛ばされる。

お前はどこまでアホなんだっ!?


「ハアァァァァッ!!」

それでも、美月は剣を振り下ろし、壁に留められても魔力を更に多く流し込む。


「面倒なものはさっさと無くなれやアァ!!」

そこに俺が闇の魔力を、おもいっきし込めた拳を振り下ろす。

その瞬間に見えない壁が砕け散り、俺の拳で勢いの増した美月の剣が振り下ろされた。







それは魔神の首を斬り飛ばした。

同時にまたも悲鳴のような声が聞こえ、魔神の体がはじけとんだ。




「終ったのかな・・・?」

美月の力の抜けた言葉。


「ん~? たぶん・・・?」

それに対して俺も疲れていてちゃんとした感じではなく疲れた感じの言葉でしかなかった。




その後は、俺達は楽だったが、他が大変だった。

魔神の攻撃魔法、魔神の復活させた生物による戦争、などなどにより怪我人も死亡数も多く。

いろいろと大変な事になっていた。

俺達が何で楽だったのか、それは対応するほうではなく対応されるほう・・・つまり怪我人として、楽にできたわけだ。


そして、ミラゲイルは、生き残ってる王妃や姫様などが臣下などと共にどうにか立て直すそうだ。

当然、これをチャンスと思い、他の国は領地を奪おうとしようとしたらしいが、美月がそれをさせなかった。これは魔王と同じように脅しのものだった。

いくら怪我をしているといっても、相手は勇者。

しかも、少し前に小国の政治が力技で一つ変えたという事実があり、それは国の動きを止めるには十分のものだ。

これには、魔界、サラスム、レーゲン、ドラゲイルにまたも手伝ってもらうらしい。



そして、ミラゲイル王都では3人の死体が見つかる。

一人は原形のとどめていない肉の塊で、赤く染まった白い翼が周りに落ちていたことにより誰かはわかった。

後は、壁にぬいつけられた首の無い死体。

そして、死体と言って良いのかはわからないが・・・外傷はないのに全ての体の動きが止まっているもの。

その三人は見つかった。

だが、気絶させられたであろう日本刀を使っていた少年だけが見つからなかった。





そして、魔神との戦いの後の報告は終わりとして・・・俺と美月も状況が再びもとの場所に戻ることになる。

少しだけ面倒なことは増えるらしいが元の場所に戻れるのだ。

親はゲーム類などを買ってくれない、ということで月三千円のおこづかいをどうにか使わずに貯めて、PSPとモンハンを買った事により、小説の時間が減る事に・・・。

できるだけ早く投稿するつもりですが、投稿日の間隔が開く場合もあるかもしれないので、そこは宜しくお願いします。


すこしばかり、番外編を乗せるつもりです。

そして番外編の最後で第三章のステージに移る直前を書いて終了させていただきます。

今回の番外編ではいろいろな過去編など、ギャグなども入れたいな、と思ってます。

まぁ、無理かもしれませんが・・・


誤字・脱字があれば御報告お願いします。

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