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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第二章  堕勇と堕天の面倒事
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11話 〝ぞぃ"…?

(~ω~)

ガサ…ゴソ…という音がした

それは俺達が足を動かし前に進むたびに聞こえる

ここは森の中だ。エルフのミーファさんの後に続いてゾロゾロと行進中


「エルフの森には特別な魔力が渦巻いており、方向感覚が失われることがあります

なので人間の方などが間違って入ってしまうと出ることができずに死んでしまう場合があるのです」

ミーファさんが歩きながら説明をしてくれた

歩くといっても俺達は相当早く走っているのと同じだった

『エルフと森で、ドワーフと洞窟内で、この状況ではレースはするな』

俺が中学生の頃に読んだ小説にそんな言葉があったが、その言葉にはとても感心した

普通の道だと俺達よりもスピードは劣るのだが、森に入ると相当速くなった

なにやら森の力・・・つまり森の加護があるみたいだ


「…ちなみに、上空にもその影響はあってね・・・私達の戦艦が進入すると

戦艦の機器が壊れちゃうときがあるんだよ」

ミルリアがさらに説明してきた

ふぅむ、侵入者を拒むエルフにとっては最強の砦ってとこかな・・・?


「なんでエルフの人たちは平気なの?」

美月が疑問に思ったことを聞く


「私達でも別に平気というわけではないんですよ?

祖先の時代から森を歩いていて細胞レベルでこの森の知識が受け継がれているのと

やはりこちらも祖先の時代から森のあちこちに私達しかわからないようなサインがあるんです。それを見つけて歩いていってるわけです」


「すごいんだな~・・・」

超アバウトな俺の感想


「とても微妙な感想ですね・・・」

いや、それ位しか考えられないんで。ホントこんな頭の持ち主で申し訳ないっす

ええ、その視線がとっても痛いですね、マジでその目はやめてくれませんか?


「たとえばどういう風なサインがあるんですか?」


「あまり詳しくは言えないんですが、例えばこんなものとか・・・」

そんな会話が続いてる間にも

どんどんと走っていく、サインを見せるときにはさすがに立ち止まる必要があったが

そのほかの時は走り続けている

見せてもらったサインは二個で、木にナイフで目印を書く、とかそういうものではなかった

とても見つけづらいもので、もしサインがあると言う事を知っていても簡単には見つけられないだろう

このスピードでそれを見つけながら進んでいるミーファさんにはさすがはエルフだ、としか言いようがない


「あと10分程度で屋敷の近くの集落につきますよ」

ミーファさんのその言葉

ふむふむ、結構走り続けてるけど・・・やっとか~・・・

ちなみにエルフの森には大きな集落が5つ

現在だとハイエルフがいる集落が中心にあり、それを囲むように四つの集落がある

その四つの集落のまわりに小さな集落などが点々と存在してるようだ

そして、今回はその周りにある大きな集落の一つに向かっている・・・らしい


そして俺達もどんどん進み、時間も進む

予定通り10分・・・。そう、ジャスト10分で集落に着いた

別に10分を強調した所に意味は無い、なんとなくだ


そして今は集落の中、そこでは普通に歩いている


「ハイエルフ様がお待ちしておりますので、そちらに案内させていただきます」

ミーファさんが口を開く、どうやらこの集落にエルフの王族が来てるらしい

ふぅむ、走りすぎたせいか・・・なかなか足がガタガタくるね

森なんてところんだりねたり・・・・いや、ねてはないけどね

んだり、走ったりしていては疲れるのは当たり前か


ちなみに、やはりエルフの集落などには人間や魔族などは来る事がないらしく

大人のエルフを含め子供達がこちらを見てざわついている

集落はとても賑やかな所で、生活の仕方などは人間と変わらないようで

店などいろいろなものがある

そう言えば少し前まで魔族は世界を支配しよう、みたいな動きをしていたはずだが

魔族がいても大丈夫なのか?

そんな疑問をミーファさんに聞いてみることに


「いくら魔族と言っても森では私達の有利な状況ですからね。それにハイエルフ様が居るので皆安心しているんですよ」


「ハイエルフってのはどのくらい強いんだ?」

瑞穂の質問


「今の代を収めるハイエルフ様は特別で創造の属性の魔法を使えますからね

竜王女や魔王、「創造」「時空」の魔法が使えて成長の限りの無い勇者、それらに比べれば叶わないでしょうが、相当の実力者ですよ。まぁ、森中なので実力も増しておられますし」

まぁ、俺は『重力操作クラビトン』は創造の魔法なのかな?

ちなみに後で美月に聞いたのだが、どう便利なのかわからないからあまり使わないし

『時空』の属性の魔法は最高速度のときに無意識に使ってるらしく、余計に自分を早く見せてるらしい

まぁ、瑞穂は知らんが和馬はバリバリで使いまくってるよね

・・・とりあえず俺の邪念よりも会話に戻ろう


「じゃあ、なんで堕勇を倒さないんですか?追い払う事もできそうなのですが」

和馬がそれに対して質問している

ちなみに俺、美月、瑞穂、和馬、リーシはこの会話に耳を傾けているものの

ミルリアはエルフの集落を見て、はしゃいでいる

そのミルリアをロシアンは微笑ましそうに眺めている


「それが、昔の屋敷の周りに変な魔力が集まっておりまして・・・

森の力を受けつなくなっていますし、変な魔力がどういったものか不明なので

手を出そうにも出せずにいるんですよ・・・」

ふむふむ、なかなか興味深いなぁ~・・・

森の力っていうのは、エルフの力を増してくれるものらしい。ふむふむ


そして俺達は歩き続け

ある一軒の家の前についた、どうやらここがそうらしい

ハイエルフが待ってるらしいから豪華で大きな建物なのかな、と思っていたのだが

ミーファさんの話によると、ハイエルフは今の中央の集落にある大きな屋敷以外は

こういった普通の人が住むような家しかもっていないらしい

普通の家をいくつも持ってること自体贅沢なのだが、エルフの王族なのだから

豪華なものばっかりかと思った


「ハイエルフ様は贅沢を嫌うお方ですから、中央の集落にある屋敷も

最初は住むことを嫌がっていたんですよ。両親から受け継いだものだから渋々住んでるらしいです」

へぇ~、どんな人・・・じゃなくてエルフなのかな?

そしてミーファさんが扉をノックすると「入って良いぞぃ」という言葉が返ってくる

む?〝ぞぃ"・・・?・・・気にしないようにしよう

言葉に特徴があるキャラだって今までにいたし(例:剣の双子の精霊

そして扉を開き中に入る


「お主らが勇者とやらか、私用のために来てくださって本当に感謝するぞぃ」

そんな言葉をかけてきた。〝ぞぃ"・・・?

歓迎の言葉に異常は語尾に少しあるが、とりあえずそこは気にしない

容姿の説明をしよう

ツン・・・と尖った耳は他のエルフと同じで、イヤリングが両方の耳に3つずつついているが、そこは問題ではない。・・・顔も整っている

そして・・・その整った顔にはどこかやんちゃな男の子を連想させるものがあり

身長は153あたり、手は小さく足も小さい

簡単に言うと小学生ぐらいだ


「・・・ガキ・・・だとっ?」

俺の呟き。それにミーファさんが驚きの表情をしてこっちを見てくる

最初の大一声がとても失礼なものだから驚かれるのもしょうがないだろう

そしてそのハイエルフの少年は・・・


「何を言うかッ!!これでもわしは800年は生きてるぞぃ・・・ッ!!」

えぇぇッ!!?イリルさんよりも生きてる時間は短いだろうけど・・・えぇぇッ!!?

まさかのイリルさんと同パターン!!?




誤字・脱字があればマジで御報告ください

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