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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第二章  堕勇と堕天の面倒事
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10話 ぐぅっ!!俺の悪魔の右腕が…ッ!!

悪魔を倒した代償に呪われた俺の悪魔の右腕が・・・

くそぅっ!!勝手に!!勝手に・・・っ!!

プヨプヨで16連をやっていやがるぅぅぅッッ!!


・・・

はい、意味わかりませんよね~、自分でもわかりませんので無視して結構です。

・・・では本編を宜しくお願いします

会議から3日たった

今までの情報をまとめてみると

竜の国の最強幼女、魔界、元勇者御一行で俺を睨んでくる少女が堕勇たちを捜している

大国『ミラゲイル』では、黒目黒髪の人を見つけ次第、保護をする

そして俺達は堕勇の討伐する、ということらしい

・・・本当に・・・面倒だぁ~


ちなみにヒドラの方では、少女・・・ミィと一緒にミラゲイルにいる

最初のほうではヒドラはミィを置いてドラゲイルに帰るつもりだったらしいのだが

ミィがヒドラを逃がさなかった

さすがのヒドラもミィのジ~と見つめる攻撃には敵うわけもなく

諦めて二人でいるらしい

幼い子供の純粋な心の力・・・・さすがと言えよう


「はぁ・・・」

俺の溜息

もう面倒な方向に進んで止まる様子がないのが理由だ


「徹夜、溜息をすると幸せが逃げるよ?」

もう逃げてます。というか逃げてるから溜息をついてるんです

あぁ、もうやだな~・・・


「・・・もうやだ~」

つい声に出してしまった


「何が嫌なんだ、徹夜」

和馬の質問

お前らが持ち込んだことについてだよっ!!


「いろいろと嫌なんだ」

間違ってないです、いろいろとこの状態は嫌ですもん

まぁ、今は食事をしてる最中でもあるわけです


俺はチャーハンもどき

まぁ、キョクトウからお米を入荷している宿に泊まれて良かったと思う


美月はパンとスープにフルーツのデザート

スープはコーンポタージュのようなもので

デザートはフルーツの盛り合わせ、これがこの世界の標準といえるだろうな


瑞穂は何の肉だか忘れたけど、とりあえず肉の塊にかぶりついている

軽く美味しそうなので羨ましい


和馬は美月と同様でパンにスープ

スープの種類が違うのだが、あえて言えば白いシチューみたいなものだ


そして俺の疑問が一つある

それは簡単、そして俺達にとってはとても重要なものだった


「なんで俺達はこんなにのんびりしているんだろうな?」


「「「・・・さぁ?」」」


ハッキリ言おう

・・・・やる事がない

あえて言えば、堕勇を見つければ一番しんどい事をするのは俺達だと言えよう

ただ・・・見つけなければ楽なのだ

いずれ相手も派手に動くだろうから、この楽なのはいつまでもは続かないが

その相手が動く、または仲間が相手を見つけるまでは

やることはない・・・とっても暇なのだった




               ─   ─



そしてそれは続き、その日は終る

それから3日、つまり会議の日から6日過ぎた日だった


それは唐突に現れた

まぁ、それと言っても魔族が二人に見たときのない人が一人だった

魔族の二人はリーシとミルリア


そしてもう一人は美人と言える女性

白い肌に金色の長い髪、整った顔立ちにツン…と尖っている耳

つまりエルフだ。初めて見た

美男美女の種族と言われても無理はないだろう顔の持ち主である


そして、ミルリアが最初に口を開いた


「リヤナ姉様じゃない・・・だと・・・っ」

またか・・・お前それしか言えないのかコンチクショォッ!!

絶対に俺の体はのっとらせねぇッ!!

だから暴れるな、この野郎ッ!!(妹思いな姉に言ってます


「私達の情報網がどうやら例の人達らしきものを見つけたようでしてね」

リーシが口を開いた

それはわかったのだが、少し気になることがある


「そちらの方は?」

美月は質問する、当然、エルフのことだ

するとエルフの女性が口を開いた


「私はミーファと申します。こちらに伺ったのは、あなた方が捜しているという

堕勇という方が私達の長であるハイエルフ様の昔の屋敷に居るらしいのです

これには私達の長も困っておりまして、相当の実力を持っているようなので手が出せず

・・・という事によりこちらに伺わせていただきました」

その声は、凛としていて美声と言っていいような声だった

むぅ、エルフって・・・なんだか外見とか声とかめっちゃ凄いんだけど

これはモテる事は間違いなし、ということだ


「・・・どうすんだ?美月」

とりあえず美月に聞いてみよう

一応、こいつがメインの勇者なのでね、ちなみに他の二人は行く気満々だろう


「行くしかないでしょ」

美月のその発言

ああ、こちらも行く気満々ですか・・・

やっぱりめんどいなぁ~・・・俺ってなんでこう面倒な事に巻き込まれるんだ?


「エルフの森には私がご案内します

エルフの森は少し特殊なので森に入ったら私から離れないようお願いします」

礼儀正しく淡々と話すミーファさん


「あれ?お前達も来るの?」

俺の質問、これはリーシとミルリアに向けて言ったものだ


「私が戦った相手だったら少し仕返しをさせていただこうと思ってね

・・・全身の体の皮膚を剥がしてあげちゃいます♪」

わぁ、怖い発言するね、あなた

首絞められたのに相当怒りを感じているみたいだね

ていうか、特に怖いことを言ってるときだけ言葉遣いが女っぽいなッ


「なんで、リナヤ姉様じゃないの・・・?」

ミルリアの疑問の言葉、そしてまさかの上目使い

ぐぅ・・・っ!!?リヤナさんがさらに暴れだしたぞッ!!?

・・・

なんだこれ、もし俺が口で何か言ってたら・・・

『ぐぅっ!!俺の悪魔の右腕が・・・ッ!!』みたいな定番の感じで

すげぇ、恥ずかしくなりそうだ・・・


口に出さずにいてよかったぁ~・・・と思う俺であった




誤字・脱字があればマジで御報告お願いします

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