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俺は闇、幼馴染みは光の勇者様  作者: 焼き芋(ちーず味)
第二章  堕勇と堕天の面倒事
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9話 カイギで~す

なかなか面白みの無い話になったと言っておこう

そこは会議室だった

ヒドラが襲われてから、魔界でリーシが堕勇の一人と戦ってから・・・3日たった


「・・・それで新しい問題が出てきたわけだがどうするつもりだ?」

そんな俺の声

この場にはいろいろな人物がいた


ある席では

魔界では一応まとめ役はミルリアが勤めているので席に座っている

その後ろにはリーシとロシアンがいた


そして、ある席

そこには一人の幼い少女がいた。その容姿からは想像できないがこの世界で一番強いと言っていい存在。時空と創造の属性を司る竜、竜をまとめている竜王女、イリルさんだ

そしてその後ろにはイルリヤがいた。退屈そうにしている


そして、ある席では

『時の巫女』と呼ばれる、未来を見ることができる特別な能力をもった少女

その存在価値は勇者と並ぶほどでもある。・・・つまりカイラがいた

その後ろにはジョイツという騎士がついている。何故か俺を睨んでいたりする

・・・何故?


そして、ある席

そこには、いつも王妃の前では気の弱い王様がいた。正直、名前は知らない

ただ・・・王妃がいないのでイキイキとしている、とだけは言える


そして、ある席

黙殺王妃の大国『サラスム』でもなく、時の巫女がいる大国『レーゲン』でもない

もう一つの大国『ミラゲイル』一の騎士、ザアク・オルライトがいた

どんな時もシャキッとしていて威厳のある大人の生きるお手本みたいな感じだ


他の席では

それぞれの代表がいた、小国が複数でまとまり一人の代表者を出すことで

三つの大国の権力に対抗できるようになっていた。頑張って自分達の意見を出すためのものだ


そして、説明してる俺達側では

できるだけ幅を取らないように、俺と美月と瑞穂と和馬が座っている

他の人たちが取っている幅の3分の1ぐらいだ


「・・・リーシが戦ったけど、相当強いみたいじゃない

だから、倒すにしてもそれなりのメンツじゃないと無理だと思うわけ」

ミルリアが口を開く


「確かにそうだろうな・・・まぁ、倒すにしても一番問題なのはそいつらがどこにいるか、だけどな」

それに対して俺が言った、そいつらに会わなかったら倒すも何もないからな


「あははは~・・・私が堕天使を逃したばかりに・・・」

こんな事を言っているのはイリルさん

机にぐで~って感じに突っ伏している。シャキッとしてよ、シャキッと

ちなみに俺もぐで~っと突っ伏しているのだが


「・・・魔族の女の話を聞く限り

突然その堕勇とやらが消えた事について気になるのだが・・・」

そこでザアクさんが口を開く。これは俺も聞いてないなぁ

すると、瑞穂が口を開いた


「まぁ、一応やつらも元勇者って言えるかな~・・・

やつらは自分の得意な魔法を徹底的に鍛えてるんだよ

まだ未完成だが俺の場合は防御魔法を特訓した末のアイギスだからな」


「徹底的に・・・か」

なかなかめんどくさそうだな~


「まぁ、そのリーシさんとやらが戦ったの堕勇は姿を消したりする完全に気配を遮断する魔法が得意なんだろうな、気配や音と足跡、魔力に魔法の痕跡まで消せるような位の魔法だと思う」

ふぅん、やっぱりなかなかめんどくさそうな奴だな~

隠れられたらめんどうだし・・・

そこまで特化している魔法なんて普通はありえないんだけどな、まぁ(堕ちたけど)勇者だったらなんでもありか?


「ふむ、どおりで簡単に不意打ちを食らったわけか・・・」

そこでリーシが口を開く

まぁ、それはしょうがない事だろうな


「それはどの位まで身を隠せる魔法なのかな?」

そこで美月が口を開く


「さぁ・・・?相手が自分の奥の手の性能をそうそうあかすわけはないからな」

それに瑞穂が答えた。まぁ・・・あたりまえのことだな


「失礼だが、君達はどのくらい強いんだ?その特化した魔法とやらも教えて欲しいのだが」

ザアクが瑞穂と和馬に言った


「ああ、俺はもう言ったよな、防御系の魔法だ。まぁ、本当の力は見せてないけどな

すこし面倒な条件があって、発動できないんだよ」

それに対して瑞穂が口を開く

ふむ、強さに対しては俺が言わせてもらうかな~


「まぁ、強さは心配しなくて言いと思うぞ。・・・俺と美月に互角な感じで戦ってたからな」

それに対して驚いた様子を見せる人が多数いる

まぁ、魔王を倒した二人相手に互角なのだから驚くのも当たり前か


「・・・じゃあ、俺の魔法か。簡単に言うと『増殖』だな」

そこで和馬が口を開く


「・・・増殖とはなんですか?」

イリルさんが口を開いた。それは俺も気になるな


「ああ、最初に一つは自分で持ってないとだめなんだが・・・無限に増やすことができるって所だな」

和馬がポケットから一本のナイフを取り出す

それを他の人から隠すように手で一瞬だけ遮り・・・すぐに手をどけると、そこには二本のナイフがあった

それを見た人たちは驚きでざわついている


「創造属性の魔法ですね・・・」

それに対して驚いたように口を開くイリルさん

ということはイリルさんもこういう系の魔法を使えるのか

む、勇者も普通に使えるみたいだから俺や美月もできるんだよな?

あ、俺の闇の中で物を作るのも創造属性の魔法に入るのかもしれないな


「・・・どおりで弾切れがしないわけだ、あれは怖かったなぁ~・・・」

そこで美月が口を開く

そうか・・・拳銃のなかで無限に増殖させてたわけだ・・・

ほぼ残弾に制限のない拳銃を二丁使ってるわけか・・・

ちなみに美月は弾丸を弾いてたときを思い出したのか、恐怖の言葉を言っている


「よく言うな。美月は。弾丸を剣で弾くってこと自体が恐ろしい事だと思うがな・・・」

それに対して和馬がそんな事言った

俺も同感だ、本当に美月の速さは怖いほど異常だとおもう

うん、俺って優柔不断


「・・・ふむ、二人の強さは十分わかりました。それで堕勇とやらの居場所が問題だ」

ザアクが口を開く


「・・・その事なら、巫女様に予言できるのではないか?」

今まで口を開かなかったサラスムの国王が口を開いた


「・・・その事なのですが、一ヶ月とちょっと前からどうも未来を見れなくて・・・」

カイラは悲しそうな顔でそんなことを言った


「一ヶ月とちょっと前っていうと・・・堕勇がこの世界に入った時だな」

そんな前から入ってたんですか・・・初めて聞きましたよ

まぁ、魔界に黒髪黒目の少年が保護されてるっていう情報も手に入れてたみたいだし

準備期間として一ヶ月をすごしていたんだろうな・・・


「・・・なんで『時の巫女』様が時をよむことができないんだ?」

誰かがポツリ…と言った

それに対して、さらに申し訳なさそうな顔になるカイラ

・・・堕勇はカイラの能力に干渉できるのか?そんな疑問を俺が抱いていると


「・・・カイラちゃんが能力を使えないのには、その魔神とやらが関わってるでしょうね」

イリルさんが口を開いた。どうやら、話を続けるようだ


「カイラちゃん・・・というより代々の『時の巫女』の能力には普通の存在では干渉などできませんからね、最低でも神と同等の力は必要です。私やイリルヤ、魔王に勇者ならギリで、できそうですが・・・今カイラちゃんを妨害する理由がありませんしね。魔王はもう死んでいますし、相手が『時の巫女』という存在がいると知っていたとして、その方法を堕勇が知ってる訳ありません。長年生きてなければその方法を知ることは不可能ですからね」


ふむふむ、すごいなイリルさんは・・・


「それで、どうするんだよ?」

少しイラついてきた。もう面倒なことが多いなぁ

まぁ、ここで誰かに怒っても意味無いから溜め込んでおこう

堕勇さんやらに会ったらぶつけさせて頂こうかな


「私のほうでもいろいろと情報を探りましょう、ついでに私も出るつもりです

堕天使を逃がした責任もありますしね」

イリルさんが言った

まさかの出撃宣言、この世界で一番強いだろう存在が動くのか・・・


「・・・姉上がわざわざ動かずとも、我が動けばよいのではないか?」

そこで後ろにいたイルリヤが口を開く

それを聞いたイリルは


「あなたはどうせサボるでしょう?サボるのだったら優秀な部下のいる城でサボらせたほうがまだマシというものです」

ニコリと笑うイリル


「・・・それはサボっても良いと言う事でおじゃるか?」

少し嬉しそうな顔でイリルヤが尋ねた


「・・・当然、サボったら仕置きをすることは間違いなしです」

イリルさんの笑みはまるで氷のように冷たいものだった

そして、それを見たイルリヤは固まる事しかできなかった


「じゃあ、魔界の方でもいろいろと情報を探ることにするわ

当然、魔界六柱も全面的に動かせていただこうじゃない・・・」

ミルリアがそう言った。ふむふむ、結構みんな力を入れてきますな


「・・・では、黒髪黒目の人間については我が国が捜索し保護しよう」

そんな事を言ったザアクさん

ふむ、大国が保護してくれるのであれば問題ないだろうな


「じゃあ、私達でも堕勇を捜しますね。見つけ次第、私達、またはイリルさんや魔界六柱などが討伐に向かうという方向で良いですね?」

そこで美月がそんな事をいった。

結構なメンツだな~・・・魔界六柱の5人が揃ってれば問題はないだろう

他の人は何も言わない、つまり異論はないと言う事だ

ああ~・・・俺はまた面倒な事に巻き込まれるのか・・・

やだな~・・・


ちなみに、美月はサラスム国王からラルチ・・・元勇者御一行の情報網・・・を借りることにしていた。

ああ、あの少女は・・・俺を凄い睨みつけてくるから嫌なんだよね・・・

そんな感じで会議が終った。ちなみに会議中の俺は闇で遊んでいたりした

だって暇なんだもん



誤字・脱字があればマジで御報告ください

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