遥か昔――― 世界が四散していた神代の時代。 かの崇高なるシリオンと組する神々は人世の国を創造された。 偉大なる神々は、万物の始祖たる化身、エクフィトの体を分解し世を創る。 即ち、肉は地に、血は海に、骨は岩石に――― 模られた世に、神々は七つ神を集め、彼らに人たる生物を造らせる。 こうしてアウルガルド―――即ち、我々で言う所の人間界は形成されるに至った訳なのであ る。 神王たるシリオンはその偉業を終えるや虚空に一陣の光を放ち、虹の橋を架ける。そして神々は橋を渡り彼の国へ還って行った――と、ヴァルカの高書には綴られている。 だが、七人の神々、即ち我々の創造主たる”七の月”達は人間の世に留まり、今もなお、アウルガルドの平穏を守っている――― 大いなるシリオンと、七の月に栄光あれ―――― ―――――ヨラス筆記 ”アルメドルチェの破戒講義論集”より。