第6話シュライク星域会戦〜第7艦隊離脱
午後1時15分第19艦隊別働隊は、第15艦隊の援護を受けて撤退が完了した。
その頃、『シュライク星域』ダイス軍側入り口では、ケンプ大将対第7艦隊の戦闘は凄い事になっていた。
攻勢に強い第7艦隊は、後退しているダイス軍艦艇に激突したり、零距離射撃などをして、自滅して行く艦が次々に出ていた。
「我艦隊は何をしているか」と怒鳴る艦隊司令のアベ中将
「提督、どう致します?」と聞く副官のラオ中佐
「決っているだろう、全艦隊一時後退、陣形を立て直す。」
「了解、全艦隊一時後退、陣形を立て直す。」とラオが司令官からの命令を全艦に伝えた。
命令を受けた第7艦隊は、少しずつ艦艇が戻って来るが、ケンプ艦隊で前衛艦隊を指揮していた、ベルティー少将、オルゲン少将などの攻勢派提督達は後退して行く艦隊に集中砲火を浴びせた。
「戦艦オストマイク撃沈、戦艦シュルベック通信途絶」とオペレーターから報告が入っていった。
「提督、このままでは、我艦隊の被害は増大するばかりです。」と言うラオ
「あの手を使うか。」と言うアベ
「アパッチ少将に連絡、艦隊をこの星域から離脱すると。」と命令するアベ
「提督、まさかアノ作戦をするつもりですか?」と聞く参謀長の島崎少将
「そのつもりだが」と言うアベ
「危険ではありませんか?」と言う島崎
「しかし、参謀長アノ作戦以外、我艦隊の助かる道はあるか?」と聞くアベ
「いえ、ありません」と言う島崎
「アパッチ提督より、準備が整ったと報告が入りました。」と言うラオ
「ようし、全艦隊、『シュライク星域』から出るぞ。」
と、命令が下った瞬間、第7艦隊は『シュライク星域』から離脱を始めた。
第7艦隊が、戦線離脱の報告が入った瞬間
連邦軍各艦隊司令は、総司令官からの命令で、作戦を第2段階に移行した。 |