第14話反乱の序曲〜ビッテンフェルト対ベルグ
10月28日から29日に日付けが変わろうとしていた時に戦闘が開始された。
ここ『ロンドベル星域』では、ビッテンフェルト率いる黒色槍騎兵とベルグ艦隊の戦闘が開始された。
戦闘は、黒色槍騎兵が攻めて、ベルグ艦隊が守るという形になっていた。
29日の午前2時15分、6度目の攻撃も失敗して後退をしていた黒色槍騎兵に対してベルグ艦隊の前衛ケイト少将とホイルン少将が追撃した為、前衛と本隊との間に隙間が出来た隙を突いて黒色槍騎兵が突撃してきた為、ベルグ艦隊の崩壊が始まった。
「戦艦撃沈、戦艦通信途絶、ケイト提督戦死」
「ケイト分艦隊壊滅、エニール分艦隊通信途絶」
「戦艦撃沈、エニール提督戦死」と次々と報告が入った。
「全艦、直ちに後退せよ、再度艦隊を編成する。」と命令が下ったもの、各地で艦隊が分断され、指揮系統までもが崩壊してしまった。
「最左翼のウクレル分艦隊、敵に包囲されました。」
「カイト提督の旗艦の信号がロストしました。」
「空母がカイト提督の旗艦の撃沈を確認しました。」
守備に強い艦隊は1ヶ所でも亀裂が入れば、簡単に壊滅してしまうという事が、この戦闘で証明されたのである。
「閣下、既に我艦隊は各地で分断され再集結は不可能です。」
この時ベルグは決断を迫られていた。
既に将官クラスからは、ホフマン、ケイト、カイト、エニール、カルト提督達が戦死して、ウクレル、ベルゼ、シルスが降伏して、残っている将官はベルグを含めホイルン、下北、山木、ナギトの5名だけである。
「各提督達に連絡、動力を停止して敵に降伏の意志を示せ」と各提督達に連絡が回ると、ベルグ直属の艦隊が動力を停止させ、その後に各地に分散していた提督達も動力を停止させた。
最後まで抵抗していた艦も指揮官を失った為、艦の動力を停止させていった。
午前5時45分にベルグ艦隊は降伏した。
その頃、『ガイエスブルグ要塞』以外の星域では戦闘が開始された。 |