stare
ゲームはほぼ何事もなく進んでいると言って良い。
なにせ、変わったルールは爆弾が爆発してからの物なのだ。
特別な何かが起こるはずもない。
幸市(強いて言うなら・・・)
幸市は浩二を睨む。
恨みがこもった視線という訳ではないが、このどうしても好きになれない男は反応した。
浩二「あん?なにガンくれてんだよ!」
真帆「クスクス・・・喧嘩?」
幸市「そういう物でも無いと思いますが・・・」
浩二「無視してんじゃねぇよ!どうせこんなもんただの遊びだろうが。なに真剣にやっちゃってんだよ?バ〜カ。ハハハハハ!!」
真帆「クスクス」
真帆も浩二の態度には腹に据えかねている物があるらしい。
これが真剣な命のやり取りである事を教えなかった。
葵「何て言うか・・・その・・・・・」
真帆「クスクス・・・アレね?」
幸市「そうですね。ハッキリ言っても良いんでしょうか?」
真帆「後にとっとくと良いわ。」
幸市「いや、むっちゃ言いたいんですが・・・」
葵「幸市先輩。心の中で言ったらどうです?」
幸市「なるほど。」
幸市は納得する。
幸市(本当にアレだよな・・・死亡フラグ?)
幸市は心の中で言いたいことを言ってスッキリする。
そんな緊迫感のないやり取りも、その内無くなる。
ゲームが今までに無い緊張状態になったのは、残り一分を切ってからだった。
幸市は悔いた。
幸市(もっと早く対策を立てればよかった・・・)
全ては遅すぎる。
幸市の頭の中に策は無く、それ故にどうしたら生き残れるか分からない。
幸市にとって四回目となる爆弾ゲームの『終末の時』は静かに迫ってくるのだった。
残り時間『00:00:45』 |