爆弾ゲーム〔休載中〕(86/97)縦書き表示RDF


爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



important


  『これより皆さんにしていただくのは“爆弾ゲーム”です。』
  『皆さんは、これより、床に描いてある円の中に入っていただきます。』
  『決してその中から出てはいけません。』
  『許可なく円から出た場合、その場で射殺させていただきます。』
  『皆さんには、四人でキャッチボールをしていただきます。』
  『野球の基本練習のような“アレ”です。』
  『使う球はゴムボールですから、グローブなどは要りませんね?』
  『しかし、そのゴムボールは特殊な加工がしてあり、』
  『一定時間が過ぎると、爆発します。』
  『その時間は、十分です。』
  『また、その爆弾は、周囲を巻き込む恐れはありませんが、』
  『人一人を殺すには十分な威力がありますのでご注意ください。』
  『しかも、その爆弾は軽い衝撃でも爆発する恐れがあります。』
  『投げたり受け取るなりする場合はよく注意してください。』
  『爆弾は常にカウントを行います。』
  『つまり、空中に浮いている間にカウントが0となり、』
  『爆発してしまう可能性があります。』
  『そして、爆弾が爆発したらそこでゲームは終了ですが、』
  『空中で爆発したり、衝撃で爆発するなどして、人を巻き込まなかった場合、』
  『ランダムで三人を射殺してゲームが終了します。』
  『先のルールで、円から出たら射殺と言っていますが、』
  『キャッチし損ねる、ということも有り得ます。』
  『しかも、運良く爆弾が爆発しないかも知れません。』
  『つまり、キャッチし損ねたりした場合のみ、円から出て爆弾を拾いに行ってください。』
  『5秒以上爆弾を持っていた場合も同様に射殺させていただきますので、ご注意ください。』

 まず、ここまでスクリーンに文字が映った。

 幸市(『以上です』ってまだ出てないけど、ルールは何も変わってないよな?)

 幸市はルールが変わっていないのを見て、あまりにも重大な一文を見逃した。
ここまでで表示された前回とは大きく変わった一つのルールを見逃したのである。
そして文字の続きが現れる。

  『この続きのルールを説明する前に、』
  『みなさん円の中に入ってください。』

 そうスクリーンに現れた。

 幸市「は?」
 真帆「クスクス・・・変わってるわね・・・」
  葵「どういうことなんでしょう?」
 浩二「オメェラ何のことだか俺に説明しやがれ。」

 浩二が何やら喚いていたが幸市の耳には届いていなかった。
仕方なく幸市、真帆、葵は円の中に入る。
浩二も何やら意味不明なことを口走っていたが、三人が円の中に入ったのを見て、浩二も円の中に入った。
幸市の右隣に葵、左隣に真帆、対角位置に浩二という並びになった。
文字が幸市にとって四回目となる『爆弾ゲーム』のルールで最も重要な部分を説明しだした。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう