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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



impression


 幸市の言った通り、『四人目』が部屋に運ばれてきた。
この時幸市が心底ホッとしたのは言うまでもないだろう。

 真帆「クスクス・・・彼が今回の新参者?」
  葵「何て言うか・・・私は好きじゃないなぁ・・・」

 幸市は部屋に運ばれてきた『四人目』の顔を見た。

 幸市(よかった・・・知り合いじゃない・・・)

 幸市は葵が参加したこともあって不安になっていた。
また、幸市にとって親しい人間が『爆弾ゲーム』に参加する破目になるのではないかと。
そういう意味においては、今回の参加者は幸市にとって全く知らない人間。
『安心するな』と言う方が無理だった。

 幸市(え・・・と・・・・・何だこいつ・・・)

 運ばれてきたのは男。
燈のように乱暴に扱われたから間違いない。
しかし、幸市にとっては、見た目からして、絶対に友達になれそうになかった。
髪の毛は茶髪でボサボサ。
顔立ちは割と整っているが、耳にはピアスをしており、唇にもリング(?)が三つぶら下がっている。
肌は小麦色と言えば聞こえは良いが、幸市に言わせればウ●コ色の方がしっくりくる。
服装もファッションセンスのない幸市には全く分からないが、『これは格好良いのか?』と疑ってしまう。
幸市の偏見が多数を占めている所もあるが、いわゆる『今風』の男だった。

 男?「う・・・ん・・・・・」

 男が目を覚ました。
スクッと起き上がってあたりをキョロキョロと見渡す。
新人の代表的行動の一つである。
この殺風景な部屋を見渡しても何も得るものなどない。
せいぜい、地面に書いてある円と、壁にかかっているスクリーンに疑問を覚える程度だ。

 真帆「クスクス・・・これはこれで楽しみね?私は七回目よ。」
 幸市「俺は四回目です。ま、仲良くやりましょう。」
  葵「私は二回目。なるほど、そういうことね。」

 幸市の口から出た言葉は社交辞令の域を一ミクロンも出ていない。
それ程に、幸市はこの男とは仲良くなれそうになかった。
葵は前回、起きたばかりの自分に言われた意味不明な言葉の意味を理解した様だった。

 男?「ハ?マジ意味わかんねぇ。テメェラ何言ってんだ?」

 チラッと見えただけだが、舌にもピアスが付いていた。

 幸市(こういう反応をする人間は初めてだな・・・)

 幸市はこの『ある意味』勇敢な男に僅かながら興味を持った。

 真帆「あら?面白い反応ね?ついでに自己紹介しましょう。私は『外島真帆』よ。」
 幸市「『戸田幸市』です。まあ覚えなくてもいいですけど・・・」
  葵「私は『高隈葵』。よろしく。」
 男?「ハァ?別にオメェラの名前なんか訊いてねぇし。でもまぁ・・・名前くらい教えてやっか・・・」
 真帆「クスクス・・・それはどうも。」
 浩二「俺は『石川 浩二いしかわ こうじ』ってんだ。何かダセェからジャスティスって呼んでくれ。」
 幸市(とてもじゃないが『正義』っていう人間には見えないないが・・・)

 その時、スクリーンに文字が映る。

 『それではルール説明を行います。』

 その文字に文句を言う人間はいなかった。












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