tragedy
幸市(またルールが変わるのか・・・)
幸市はこの上ない程の不安を覚える。
真帆「クスクス・・・今度はどうなるのかしらね?」
葵「『今度は』ってどういう意味です?」
幸市「ああそうか・・・葵ちゃんは前回が初参加だったけ・・・」
前回があまりにも余裕そうだったのでついつい忘れてしまう。
真帆「クスクス・・・つまりね、前回もルールが変わってたの。」
葵「といいますと?」
真帆「葵ちゃんが参加する前回と前々回までの爆弾ゲームはルールが少し違ったのよ。」
葵「なるほどぉ。だから『今度も』なんですね?」
真帆「クスクス・・・そういうことね、幸市君?」
幸市「え?あ、そうですね。」
いきなり振られた幸市は驚いて、しどろもどろな受け答えになってしまった。
幸市「二回目か・・・なんだか感慨深いな・・・」
幸市は今回が四回目。
幸市が初めて『爆弾ゲーム』に参加した時の真帆と同じところまで来たのだ。
そして、二回目の『爆弾ゲーム』は幸市にとって印象深いものだった。
葵「何かあったんですか?」
真帆「クスクス・・・幸市君の思考経路がバグッたのよ。あれは面白かったわ・・・クスクス。」
葵「はい?え〜と・・・どういうことです?」
そのことは幸市にとって思い出したくない最悪といってよい過去だった。
その時、白い壁の一部が開き、中から扉が現れる。
幸市にとって四回目となる『爆弾ゲーム』の四人目が運ばれてきた。
幸市「う゛・・・あ!もう四人目が来ましたよ。」
それが以前三回にはなかった程に悲惨な『爆弾ゲーム』の幕開けを意味することなど、この時の幸市には分かるはずもない。 |