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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



sense


 それから一週間。
幸市達野球部一行は二回戦を戦うべく、再び球場を訪れていた。

 幸市「フフフ・・・」

 まるでキランと擬音が流れそうな百万ドルの夜景も真っ青な輝かしい笑顔を見せる幸市。

 幸市「俺の能力開花!!俺のとこに飛んでくる球は全てファーストに瞬間移動する。」
 正史「状況によっては、セカンドやサードやホームに投げてくれ。」

 珍しくつっこみに回る正史。

 幸市「正史は今日は完全試合をしないと、全裸で逆立ちして帰るんだもんな?」
 正史「まじで!?」
 幸市「でも、俺が活躍しないと、メイド姿でやっぱり逆立ちして帰るんだもんな?正史が。」
 正史「俺が!?ってことは何か?完全試合の上に、幸市を活躍させんといかんのか?」
 幸市「おうよ!!俺のNTSは本邦初公開だからな!!これはプロ野球のスカウトが飛びつくぜ。」
 正史「お前の野球センスはプロでも通じると思うが、ギャグのセンスとネーミングセンスは凡人だよな・・・」
 幸市「とまあ冗談はこんなもんにして、次の対戦相手はどこだっけ?」
 正史「え〜と・・・ウゲェ〜〜またここかよ・・・」

 正史が溜息と共に読み上げた高校名は『県立敗北高校』。
以前の大会で幸市たちと超が付く乱打戦を行った高校だ。

野球部主将「さぁ!お前ら!!声出していくぞぉ!!!!!」
野球部部員「ぉお!!!!!」

 さて試合開始。
それは誰もが予想し得ない展開となった。
かの雛徳高校を破った幸市たちの学校が、こんな名前をした高校に敗れたのだから。
結果だけ示す。

       幸市達の高校 0−17 県立敗北高校

 相手ピッチャーは150キロはあるのではないかという凄まじいストレートの上に、五方向に曲がる七色の変化球を持ち、それも全て一級品と言う化物だった。
幸市達の野球部メンバーは球を外野に飛ばすことも出来なかった。
以前いなかったのは、どうやら温存していただけだった様だ。
バッティングの方も相変わらずで、正史は絶好調だったのに、ボカスカ打たれる始末。
結果、コールド負けと言う大敗を喫す事になった。

野球部主将「・・・」

 しかも、幸市のところには一切球が来なかったと言う運の悪さ。
実は、幸市の実力は地区内でも有名で、敗北高校の面々が幸市の所には飛ばさないように気を付けていたのだ。
 主将の挨拶と監督の『よく頑張った』というセリフで一頻り泣いた後、幸市たちは会場を後にした。
気分が優れない内に、黒塗りベンツに拉致られたのは、もはや規定の事項だった。












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