爆弾ゲーム〔休載中〕(8/97)縦書き表示RDF


爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



examination


教師A「では始め!!」

 『朝のST』と称する、出席確認、健康診断、諸連絡の伝達、が終了し、幸市たちは試験に突入した。
最初の教科は『数学』である。

 幸市「う゛〜〜わかんねぇ゛〜〜〜〜」

 幸市は第一問目で躓いていた。
ちなみに幸市が悩んでいる問題は、

問一『次の方程式を解け。
   (1)|x|+|x+4|=6
         ・
         ・
         ・         』

 というもので、つまりは、『絶対値』に関する問題である。
この程度の問題は、多少数学ができる人なら、一分もかからないが、幸市には全くわからない。

 幸市(こんな問題できなくたって、『足し引き掛け割り』ができれば問題ないだろ・・・)

 心中で罵る幸市は、高校生活の意義を全くわかっていない。
それどころか、高校とは『部活をするためにある場所』とすら思っている節がある。
ちなみに『四則演算』と言いう言葉を知らない。

 幸市(さてさて正史はどうしてるかな?)

 ちらりと正史に視線を流す。
カンニングをしているわけじゃないから心配してはいけない。
 正史は、滑らかにペンを走らせていた。
もともと正史は、頭も悪くない。
飛び抜けているわけではないが、格段悪いわけではない。
いわば、平凡な存在だ。
 それと比較しても幸市は・・・

 幸市(とりあえず・・・わからん問題は『ソッコーパス』してわかる問題だけ解けば、赤点は無い!!)

 などと、長年の経験から来る、マイナスな知識をフル稼働していた。
この調子で、幸市は残りの試験も終わらせていった。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう