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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



be spirited off


 『また一人消えた』とは、今、巷で噂の『神隠し』のことだ。
最初の犠牲者は、もう3年ほど前になるだろうか・・・
時には、四日程連続して、また時には、月に一度位、平均すると週に一度位・・・
不定期ではあるが、確実に人が一人行方不明になっていて、未だ見つかった人はいない。
警察は、今でも捜査を続けているというが、成果は芳しくない。
わかっていることは、失踪した人には一つの共通点があったこと。
それは、皆が皆、比較的『楽でない生活』を送っていたことだ。
ホームレスの男だったり、無職の女性であったり・・・
 そして、この話にはもう一つおかしな噂が尾ひれとして付いている。
人が一人消えると同時に、3つの『楽でない生活』を送っていた家の金回りがよくなる、という根も葉もない噂である。

 正史「またか・・・まあ俺には関係なさそうだがな、ハッハッハ」

 正史が声の調子を上げて笑う。
正史の家はありえないくらいの『金持ち』だ。
しかし、それを鼻に掛けて笑っても嫌味に聞こえないのは、正史の特殊能力としか言えない。

 幸市「よかったなぁ。お前が貧乏だったら、俺が真っ先に攫ってあげるのに。」
 正史「俺を攫っても、飯代ばかりかかるぞ。俺を攫おうとする誘拐犯は災難だな・・・なんせ人質を殺すわけにはいかないからなハッハッハ」
 幸市「いやいや、お前は俺が焼いて食う。」
 正史「お前は山姥なのか?」
 幸市「山姥は生で人を食う。しかし、俺はそんなに野性的ではない。」
女子A「はいはいわかりましたから・・・向こうでやってね?」

 いつものノリで夫婦漫才に突入した二人は、女子に追い払われた。
と、その時、

  −キーンコーンカーンコーン・・・−

 予鈴が鳴り響く。
もうじき試験が始まるのだ。
何気ない緊張が教室全体を包む。
そんな中、幸市は、

 幸市(誰があんな噂流したんだろうな・・・『都市伝説』って『友達の嘘』から始まるって聞いたことあるけど・・・)

などと、考えたいた。












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