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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



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 ゲームはほぼ問題なく進行している。
爆弾を取りこぼす事も無く、傍目に見ればただ遊んでいるだけにしか見えない程穏やかな景色である。
慣れているとは言え、絶対にミスしないとは限らない為、奈緒美も真帆も幸市も慎重に爆弾を投げているからだ。

奈緒美「ふぅ〜かつて無い緊張感だよ・・・」
 真帆「クスクス・・・そうね。今までは残り時間が少なくなるまでは、本当にボール遊びだったものね?」
 幸市「確かにそうですね・・・」
奈緒美「君は前回いきなりキレただろうが!」

 奈緒美が幸市につっこみ、ついでにボールを投げつけた。

奈緒美「あ!!しまった・・・」

 ボールが上ずってしまったのだ。
手を伸ばすだけではギリギリで届かない高さである。

 幸市「大丈夫ですよ。」

 幸市はその場で飛び上がり、左手一本で受け止めた。
しかも、衝撃で爆発しないように手を引きながらである。
着地も飛び跳ねた場所からずれる事無く、円の中に足を着いた。
これくらいの事は、普段から野球をしている幸市には『屁でも無い』のである。

奈緒美「ヒュ〜今更ながらやるねぇ。」
 真帆「クスクス・・・猿みたい。」

 真帆からの痛恨の一撃!!
しかし、その言葉を気にするより早く、幸市はある事に気付いた。
葵が尊敬の眼差しで幸市を見つめていたのだ。

  葵「流石は幸市先輩ですぅ〜」

 葵の目はキラキラ輝いていた。
気恥ずかしさで幸市は、自分の呼ばれ方が『戸田先輩』から『幸市先輩』に変わっているのに気付かなかった。

奈緒美「立ち直りの速さも幸市君にそっくりだ。」
 真帆「クスクス・・・もう付き合ったらいいわ・・・クスクス。」
  葵「いや〜ん。」
 幸市(『いや〜ん』じゃ無いって・・・やれやれ・・・・・)

 幸市は心中で五回くらい溜息を吐いた。



          残り時間『00:07:43』












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