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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



third game start


  ?「おい!最初はお前からだ。」

 例によって今回の新人である葵に『黒服サングラスで髪型がオールバックなお兄さん』の一人がボール型の爆弾を渡す。
ただし、手渡しで。

  葵「え?何?何ですかこれ?」

 葵は『何が何だかわからない』と言った様子で周りをキョロキョロと見渡している。
そんな状態の葵がちゃんと円の中に入っていることに、幸市は若干驚く。

  『それではゲームスタートです。』

 スクリーンには無情な文字が映る。
ボールの液晶画面にある数字がカウントを始めた。
しかし、葵は未だにボールを放さずに硬直している。

 幸市(おいおい・・・これじゃあ真っ先に葵ちゃんが射殺されちゃうじゃないかよ・・・)

 しかし、幸市の心配は杞憂に終わることになる。

  葵「いやぁぁあああぁあぁあああ!!!」

 半狂乱に陥った葵が真帆にボールを投げつけたからだ。
幸市はこの葵の反応を見て、爆弾ゲームの恐ろしさを再実感していた。
驚いたことに、ボールは寸分狂いなく真帆の胸元へ飛んでいった。

 真帆「クスクス・・・幸一君と一緒ね?」
 幸市「そうでしたっけ?」
奈緒美「ああ一緒だ。ボールを持った瞬間に半狂乱になったり、そんな状態で投げたのに、ボールはちゃんと相手の取りやすい所に飛んでくる辺りなんか瓜二つとも言えるね。」
 幸市「マジですか・・・別にいいけど。」
 真帆「クスクス・・・今回は半狂乱に陥らないのね?」
 幸市「まあ・・・流石に慣れたと言いますか・・・」
奈緒美「その言葉、前々回の君に聞かせたいねぇ。」
 幸市「何の事かわかりませんね。」

 爆弾ゲームに慣れている三人は談笑をしながらボールを回す。
葵は死んだ様に一言も発する事無く固まっていた。



          残り時間『00:09:20』












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