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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



strict


  −カァン−

 聞こえの良い悪魔の音が幸市の耳に届く。

野球部監督「435球目だ!!」
 幸市「はい!」
  −カァン−

 あの後、ずっとボーっと突っ立っていた幸市は、野球部の練習に遅れ、監督の逆鱗に触れることになった。

 幸市(残念ながら宝鱗は取れなかったな・・・)

 そんな幸市は、いわゆる『罰トレ』である千本ノックの真っ最中である。

 幸市「ハァ・・・ハァ・・・」

 まだ半分も行ってないのに、幸市は既に死にそうである。

野球部監督「声出せぇ!!!」
 幸市「はい!!!」
野球部監督「小さいわぁ!!!!!」
 幸市「はい!!!!!!!!!」

 幸市は可能な限り声を張り上げる。

 幸市(まずい・・・爆弾ゲームを生き延びる前に死ぬ・・・・・)

 700球を過ぎた当りで、眼が虚ろになってきた。

 幸市(それにしても・・・監督は化け物かよ・・・・・あんなにバット振ってるのに涼しい顔してやがる・・・)

 打たれて飛んできたボールをグローブでとって、それをファーストに投げる。
それはショートに限らず、あらゆる守備の基本動作だが、何回も繰り返せば相当辛い。
その事は、『バットを振る事』だって同じはずなのだ。

 幸市(あ!やばい・・・意識飛ぶ・・・・・)

 幸市の視界が暗転する刹那だった。

野球部監督「ラスト1球だ!!よく頑張った!!!」
  −カァン−

 澄み切った綺麗な音と共に、魔の球が幸市に迫る。












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