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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



after school


 そして放課後。
後に部活を控えている幸市は、急いで校舎裏の雑木林へ向かった。
そこには、すでに身長が低めの女子がいた。
見覚えがないことから一年生だろう、と幸市は当りをつける。

 女子「あ、あの・・・戸田先輩!!」

 一年生決定。

 幸市「はい、何でしょう?」

 幸市は女子の迫力に押され、つい敬語になってしまった。

 女子「私、『高隈 たかくま あおい』って言います。」
 幸市「へぇ・・・で葵ちゃんは俺に何の用?」
  葵「あ、あの・・・ずっと憧れてました・・・その・・・好きです。」

 最後の方は消え入りそうな声だったが、幸市は何とか聞き取れた。
幸市はフライパンで殴られたような衝撃を受けた。

 幸市(ぉお!!『彼女いない歴産まれてから』の俺にも遂に春が!!?)

 幸市は踊り出したい衝動を必死に抑えた。
OKを出そうと葵に向き直った時だった。

 幸市まずいな・・・

 幸市には目の前の女子と付き合う前に確認しなければいけない事がある。

 幸市「あの・・・葵ちゃん?」
  葵「はい!!」
 幸市「深い意味は無いんだけど、聞きたいことがあるんだ。いいかな?」
  葵「はい!!何でもどうぞ。」

 どこまでも澄んだ声だった。
その時になって、初めて幸市は葵の顔をよく見た。
 肩まで届く少し長めの髪。
やや大きめの眼に、小さめの唇。
やさしく笑う、その笑顔。
なんともや、美人だった。

 幸市「君の家って金持ちなのかな?」
  葵「?・・・あの・・・・・お世辞にも裕福とは言えません。」

 葵は質問の意図する所が分からなかった様だが、律儀に答えてくれた。
幸市は、その言葉を聞いた瞬間、急激に冷めた。
幸市は葵の肩にポンッと手を置きながら言った。

 幸市「先の読める展開はアウトだからさ・・・悪いけど、君の想いには答えられない・・・・・ごめんな?」

 その言葉を聞いて、葵は泣きながら走り去って行った。

 幸市これでいいんだ・・・

 幸市は呆然と立ち尽くしていた。












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