guilty feeling
幸市は学校へ向かって歩いていた。
幸市(これで二人・・・)
これで二人幸市の目の前で死んだことになる。
どちらも、幸市が直接殺したわけじゃない。
だが、それでも、やはり・・・
幸市(もし、奈緒美さんが蹴り返したりしなかったら?真帆さんが手袋を付けたりしてなかったら?)
もしそうなっていれば、幸市が直接殺したことになったかも知れない。
そんなIFの世界に囚われている時点で、幸市には激しい罪悪感が渦巻いていることがわかる。
−タッタッタッタ−
背後から走り寄って来る足音。
それは当然正史の物。
幸市はその足音にすら気付かないほど、悩んでいた。
正史「よう幸市!!」
そう言いながら、正史はポンッと幸市の背中を叩く。
しかし無視。
正史「幸市?お〜い・・・生きてますか?」
幸市「ん?ああ・・・正史か・・・」
正史「元気ないな?そんなことでは、美麗で端麗で華麗で優雅で質素で芳醇でパーフェクトなセクシーボディーを持つハンサムでイケメンな私の足元にも・・・って!あれ?」
言いながら正史は、幸市が全く聞いておらず、しかも自分を置いてさっさと歩いてしまっている事に気付いた。
正史「ああ、あれか?無視か!?無視なのかぁ〜〜〜!?!?!?」
正史は一生懸命幸市の後を追いかけた。
幸市は、正史が自分の後ろを走って追いかけてきている事を忘れていた。 |