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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



dead body


やがて、巻き上げられた砂塵や破片も収まり、視界が開けた。

奈緒美「なるほど、盲点だったねぇ。」
 真帆「クスクス・・・ルールをよく考えれば分かる事よ?」

 『人の手に握られているときのみカウントをする』と言うことは、おそらく人の体温に反応するようになっているのだろう。
だから手袋をつければ反応しないし、『死後数分しか経っていない死体』の体温に反応した。
 さらに、『爆発すればゲームは終了』と言うことはつまり、『射殺されてもゲームは終了しない』かつ『死体で爆発させてもゲームは終了する』ということだ。

奈緒美「さすがだね・・・私には無理さ。」
 幸市「気付かなかった・・・」

 正直なところ、自分が殺されると思っていた幸市はかなりホッとしている。
 その時、ブォンという不気味な音と共にスクリーンに文字が映った。

  『皆様お疲れ様でした。』
奈緒美「よっしゃぁ!!今回も生き残ったぁ!!」
 真帆「クスクス・・・今回も生き残れましたね?・・・クスクス」
 幸市「よし・・・」

 その文字を見て、幸市は拳を握りしめた。

  『それでは皆さん、部屋から出てください。』

 この言葉が、続いてスクリーンに現れる。
と、同時に、白い壁の一部がウィーンと音を立てて動き、その後ろから、ドアノブの付いた簡素なつくりの扉が現れた。

奈緒美「今回は凄かったねぇ〜八回もやってるけど、こんなのは初めてだよ・・・」
 真帆「クスクス」
 幸市「あ!待ってください。」

 少し惚けていた幸市は、慌てて二人を追いかけた。
爆弾が爆発し、下半身しか残っていない燈の死体に、幸市は何も感じなかった。
そのことに、幸市自身気付いていなかった。












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