爆弾ゲーム〔休載中〕(43/97)縦書き表示RDF


爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



mittens


奈緒美「爆弾はもう平気なのかい?」
 幸市「あれ?そう言えば何でだろ?」
 真帆「クスクス・・・魔法の呪文でトラウマ解消?」

 まあ、そういう事にしておこうと思う。

 幸市「まあ別にいいんじゃないですか?」
奈緒美「確かに、どうでもいいけどね。さて、残り時間は・・・」

 そう言って、奈緒美がボールの液晶画面を確認する。

奈緒美「6・・・5・・・4・・・3・・・2さあ!これで終わりかな!?」

 受け取った時に残り7秒だったのだろう。
奈緒美は残り2秒で幸市に投げてきた。

 幸市(また俺か・・・まあ残り2秒って事は俺は大丈夫だろ・・・)

 幸市の反応は一回目と打って変わって冷静、いや冷ややかだった。

 幸市(奈緒美さんに投げても蹴り返されるしな・・・ならどうするか・・・)

 幸市はボールを受け取り、感覚で数字がカウントされたのを感じると、真帆に投げつけた。
ここら辺の動作の素早さは、単に『野球が上手い』と言うだけでは語れない。

 幸市(さあ・・・どうでる?)

 奈緒美の様に蹴り返すのか・・・
それとも、更なる奇抜な手段を取るのか・・・
しかし、真帆の行動は幸市の予想を大きく裏切るものだった。
真帆は普通にボールを受け取った。

 幸市「な!?」

 しかし、爆発はしない。
『どうしたんだろう?』と思って、幸市はよく見てみると・・・

 幸市「手袋ぉ〜!?そんなの『アリ』かよぉ〜〜〜!!!」

 ルールには確かに、『爆弾は人の手に握られている時のみ、カウントをする』とある。
しかし、手袋を付けたからと言って、爆弾を普通に受け取るなんて考えられない。
そもそも、そんなルールの隙間を縫うようなマネをする度胸は幸市には無い。
 クスリと真帆は微笑んだ。



          残り時間『00:00:01』












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう