爆弾ゲーム〔休載中〕(40/97)縦書き表示RDF


爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



past


 幸市は考えるでもなくボールを拾い、自分の円の中に戻ってからボールを投げた。

奈緒美「ん?意外と冷静なのか?」
 幸市「・・・・・・・・・・・・・・・」

 幸市は応えない。
奈緒美の言葉なんて聞こえていなかった。
先程までの落ち着いた気分は一転、幸市はまたしてもダークサイドに叩き落された。

 真帆「クスクス・・・感情の起伏が激しいこと・・・フフフ。」
奈緒美「そう言えばさぁ、さっきのはちょっと異常じゃないかい?」
 真帆「何が言いたいのかしら?」
奈緒美「いやさ、私はよくわからないんだけど、薬ってのは数時間くらいは持つもんじゃないのかな・・・って思ったわけよ。あんた薬やってたんでしょ?私よりは詳しいんじゃないの?」
 真帆「私は運び屋だっただけよ。廃業したけどね・・・薬なんてやってないわ。まあ、あなたより詳しいってのは事実だけどね?」
奈緒美「なんか癇に障る言い方だねぇ・・・ま、あんたが薬物に詳しいように、私は武器には詳しいわ。なんたって私は、武器マフィアの幹部だったんだからね!!」
 真帆「クスクス・・・聞き飽きたわ。もう三度目よ?そのグループが抗争かなんかで潰れたからあなたはここにいるんでしょう?」
奈緒美「その通りだよ!!フンッ!!!」

 いつもの幸市なら、ここで『二人とも壮絶な人生だ・・・』とでも思うのだろうが、見ての通り、そんな余裕は無い。

奈緒美「やれやれ・・・面白かったのに期待のルーキーは二回目で死亡か・・・」
 真帆「クスクス・・・決め付けるのはよくないわ・・・クスクスクスクス・・・」

 ゲームは終盤戦に差し掛かる。


        残り時間『00:05:35』












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう