prohibit symptom
幸市「あの・・・」
幸市は罰が悪そうに切り出そうとした。
燈に話し掛けようとしたのだ。
まさしく、それだけの行動だったのだが・・・
奈緒美「ん?落ち着いたかい?あの状態から持ち直すとは、大した精神力だよ。」
まあ、そんな『幸市の考え』など察する事無く、奈緒美が返事をしてくれた。
しなくてもいいのに、余計な事をするのはこの人の性格だろうか?
燈「特別な精神訓練を積んだ者くらいでないと、あんな状況から立ち直ることなんてそうはできません。誇りに思ってもいいですよ。」
燈に褒められてどうにも気恥ずかしい幸市であるが、それとこれとは話が別。
幸市は、再び燈に話し掛けようと口を開こうとした・・・開こうとしたのだが、
燈「アハハハハアハッハハハハアハハハハアハハハ!!」
いきなり燈は気が狂ったように、高笑いし始めた。
三人は何事かと、燈を見た。
ちなみにボールは、燈に向かって投げられた直後で、燈はそれを受け取る事無く後ろに逸らした。
燈「アハハ・・・ウッ!!ウゲェェエエエ・・・ゲホッゲホッ!!」
今度は急に嘔吐し、激しく咳き込み始めた。
燈「薬・・・ヤクは!!?ハァハァ・・・無い!!!ナイィィィイイイイ!!!!!!!!!!」
燈が白衣の中を弄るが、さっきの『アレ』が最後の一本だったようだ。
燈は、頭をバリバリと掻き毟り、狂ったように叫んでいた。
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