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奈緒美「ほら、起きな。」
幸市「ん?・・・もう朝?」
真帆「クスクス・・・寝惚けてるのね。」
幸市の意識が少しずつ鮮明になっていく。
幸市「ああ・・・またここか・・・」
幸市は思い出した。
あの野球の後、またしても家の前にいた黒塗りベンツに拉致られたのだ。
奈緒美「君は中々見所があるから、今回も死ぬなよ?」
真帆「クスクス・・・二回目が一番死に易いのよね。」
幸市「どういうことです?」
奈緒美「なに、一回目でこの“爆弾ゲーム”の恐怖をしってるだろ?」
真帆「二回目はその恐怖に萎縮して、結局負けてしまうのよ。」
幸市の頭に晋介のことが思い浮かぶ。
彼も二回目だった。
幸市「そうですか・・・ところで、四人目がいないようですが?」
奈緒美「それも大した事じゃない。四人目が到着する前に、ちょっとした雑談の時間があるのさ。」
真帆「でも、もうすぐ指示があるわ。」
真帆がそう言うと同時に、スクリーンに文字が映る。
『どうも皆様。またお会いできて光栄です。』
『さて、四人目が来る前に皆様に頼みがあります。』
『四人目の方には、あなた方が何回目かと言うこと以外、』
『“爆弾ゲーム”に関する情報は与えないでください。』
『それ以外は問題ありません。・・・以上です。』
それだけ表示されてスクリーンの文字がプツリと消えた。
壁の一部から扉が現れ、“四人目”が担ぎ込まれた。 |