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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



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  −ガララララ−

 幸市と正史は、扉を開けて教室に入る。
教室の中は、昨日と同じ様に、女子のグループ、男子のグループ、又は、入り混じった大グループ、の三種類のグループの三つに分かれて、それぞれ同じ話で盛り上がっているようだった。

  幸市「おはよう!!」
  正史「おはよっす!!」

 いつもと変わらぬ二人の挨拶。

クラス一同「おはよう」

 いつもと変わらぬ返事。
そしてまた、教室は喧騒の渦に飲まれる。
幸市も正史も、何の話をしてるのか心当たりがあるが、一応訊いてみる事にした。

 正史「なあなあ、何の話してるんだ?」
 幸市「・・・ハァ・・・・・・」

 例によって、正史は女子のグループに話しかける。
それを見て、幸市は溜息をつく。
そんな。『いつもの景色』。

 女子A「また一人消えたんだって。」

 その言葉を聞いて、幸市がピクリと反応したが、気付いた者はいなかった。

 正史「またかぁ・・・大変だなぁ。」
 女子A「そうよねぇ・・・しかも二日連続だしねぇ・・・知ってる?今回は失踪した人の名前も分かってるのよ?確か・・・『佐藤なんとか』よ・・・」
 幸市「『佐藤晋介』?」
 女子A「そうそう、それよ。よく知ってるわね。」
 正史「なんで知ってんの?」
 幸市「テレビ見たから。」

 もちろん嘘。
幸市は、この噂の真相を知っている。

 幸市(『あのゲーム』で負けると失踪したことになるってわけか・・・)
 正史「ふ〜ん、まあいいや。“そんなこと”より、今日は試験の結果が全て返ってくるぜ?大丈夫か?」

 『物事を深く考えない男』が、さっさと別の話題を振る。

 幸市「この学校の伝統なんだよな。『試験の次の日には結果が分かる』ってさ。教師も大変だよなぁ・・・一日で採点やら何やらを終わらせないといけないしさ。」
  −キーンコーンカーンコーン・・・−

 そこまで言った時、予鈴が鳴り響いた。
『結果』という名の悪魔が、幸市を地獄に突き落とすのは、間もなくの事だった。












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