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爆弾ゲーム〔休載中〕
作:柳条湖



father


  父「ふぅ・・・」

 全てを聞いた幸市の父は、一つ溜息を漏らした。

  父「そうか・・・無事でよかった。」
 幸市「え?」

 何かしらの叱責が来ると思っていた幸市にとって、この言葉は意外中の意外だった。

  父「どうした?叱って欲しかったか?」
 幸市「いや・・・そういうわけじゃないけど・・・」

 幸市の心境は複雑。

  父「ならいいじゃないか。話を聞いてみれば、拉致されたんだと言うし、そうせざるを得ない状況じゃないか。」
 幸市(物分りが良すぎるのも考え物だな・・・)

 幸市は口元が緩むのを、無理矢理抑えた。

 幸市「じゃあ・・・俺は学校行くぜ?」

 いつの間にか学校の時間。
朝食には全く手をつけてない。
食欲がわかないのも当然と言えるだろう。

  父「待て・・・少しだけ、話を聞け。」
 幸市「?」
  父「お前が無事で本当に良かった。しかし、人の命とは尊い物だ。お前は、そんなくだらないゲームで死んでしまった人の代わりなんだ。その人が歩む筈だった分の道もお前が歩まなければならない。お前の背負うものは、お前が思っている以上に重い。そのことをよく考えて、この一億円は使いなさい。」

 幸市の父は、そう言って幸市にアタッシュケースを渡した。
幸市は、それを自分の部屋に置き、学校へ行く為に家を出た。
その間、無言。
 二週間後に再び参加することなど、言えよう筈も無かった。












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