participation
?「もう一度・・・皆さんお疲れ様でした。」
長机がいつの間にか片付けられ、男が幸市達に二度目の労いの言葉をかける。
?「金の使い道はお任せいたします。」
幸市(って言ってもな・・・どうせ薬物売買とかで稼いだ金だろ?)
?「正当な金ですので問題ありません。」
男は幸市の考えを読んだかのように付け加えた。
?「それでは皆さんには帰宅していただきますが、その前に1つ・・・次のゲームは二週間後になりますが、御参加なさいますか?」
その言葉は、ただでさえ混乱していた幸市にさらなる動揺を与える。
幸市「え!?」
?「次のゲームは『二週間後の日曜日』になりますが、参加なさいますか?」
馬鹿にしてるのか、単に律儀なのか、男は同じ言葉を口にする。
奈緒美「当然だろ?」
真帆「クスクス・・・私も参加するわ。」
二人は迷う事無く、参加の意を示した。
?「あなたはどうしますか?」
『あなた』とは無論、幸市のこと。
?「参加しないのであれば、金は返却していただきます。」
幸市「!!」
幸市(あんな死ぬ思いをしたのに、それの意味がまったく無くなるってのもな・・・だいたい、俺が参加しなくても、別の誰かがどうせ参加させられるわけだし、そいつの代わり・・・犠牲になるってのも悪くない。)
幸市にとって、一億という金は魅力的過ぎた。
心の中でどれ程詭弁を並べ立てようが、幸市は言わば金に目が眩んだだけだった。
幸市「わかったよ・・・参加するよ。」
?「了解しました。それでは皆さん、次のゲームで会いましょう。」
急に後ろから『ハンカチの様な物』を口に当てられ、幸市の意識は飛んだ。 |