first game end
一瞬ですさまじいまでの衝撃と風圧が起こり、幸市は反射的に身を守った。
やがて、爆風によって巻き上げられた爆弾の破片なども収まり、幸市はようやく目を開けた。
幸市は、真っ白な部屋にいたはずだった。
しかし、その部屋は、ある一箇所を中心に、真っ赤な液体が飛び散り、不謹慎だと思いつつも、心奪われる鮮やかな彩となっていた。
その中心とは、もちろん先程まで『佐藤晋介』という名前の付いた生物がいた場所である。
その、物言わぬ死体となった『佐藤晋介』の肉体は、上半身が吹き飛び、ズボンに焼き焦げた痕がある下半身だけが残っていた。
その下半身は、数秒の間、ピクピクと動いた後、完全に動かなくなった。
幸市「ウゲッ・・・ヴゥ・・・ゲェェ・・・」
−ビチャビチャ−
聞くだけで吐き気のする、嘔吐物が地面に落ちる音がした。
『死体が何だ!?』なんて言うやつがいるが、そんな奴は実際に人が死ぬ現場に立ち合わせてみるといい。
耐えられるものではない。
奈緒美「新人さんは絶対吐くねぇ?まあ私も最初は吐いちゃったけどさ。」
真帆「クスクス・・・私も最初はそうだったわ。徐々に慣れるのよ?」
幸市は、二人のフォローとも取れないフォローに、内心、
幸市(人が死んだというのに、何て言い草だ・・・)
と思いつつも、表に出さず、
幸市「こんなもの・・・慣れたくありませんよ・・・」
奈緒美「新人はみんなそう言う。」
真帆「同義・・・クスクス」
幸市のかすかな反論すら叩き潰される。
それと同時に、ブォンという不気味な音が再び響き、スクリーンに文字が映し出された。
『皆様お疲れ様でした。』 |