えーと、このページを開いてくださってありがとうございます!
今宵の月も、美しくあれ。第一話というわけでですね
では、お楽しみください♪
第ニ話 物語の幕があがる
「はぁ・・・」
時間はもう正午。
琶月は、朝急いで作った弁当の包みを開きながら溜め息をついていた。
「は~づき♪溜め息なんてめずらしいね~」
そんな声が聞こえると、いきなり目隠しをされる。
「磨綺ちゃん?」
「おうよ!」
彼女は鷹倉磨綺ちゃん。
クラスメイトで、仲良しの友達。と私は思っている。
「いや~にしても、琶月の美少女ぶりはご健在だね」
「磨綺ちゃんまで何言ってるんですか」
「あら?あたしもってことはぁ、ほかのダレカにも言われたってこと?」
磨綺ちゃんはどちらかというと元気なタイプ。でも運動は苦手らしく、勉強のほうが向いていると自分で言っている。
誰かの悪口だって言わないし、差別もしない。
みんなからは「判断力ない」と言われているが、とてもいい人。
と私は思っている。
「そういえば、朝おくれてきたよね?琴片と一緒に♪どうしたの?」
「ちょっと遅刻しちゃったですよ~。準備に時間がかかっちゃって・・・」
「そかそか。あのさ、もしかして生徒会長の説教、くらったりした?」
「いえ、見逃してもらいました。・・・ただ」
「ただ?・・・ってか、見逃してもらったのね」
磨綺ちゃんと話していると、なぜか退屈しない。
あいづちはこまめにしてくれるし、聞きながら表情も変わる。
こういうところ、私好きです。と心のなかで呟いた琶月だった。
「実は、あのあと陸原先輩と少しお話しをしたんです」
時間は少し前にもどる・・・
☆★☆
「ちょっと待て、玖堂」
「はい?」
「なんすか?」
玖堂と呼ばれた二人はともに秋の方に振り返った。
「いや、姉のほうだ」
秋がそういうと、俊祐は眉に小さくしわを作る。
「なんでしょうか~?」
琶月は小走りで秋のもとへ行った。
すると秋は、何もないように咳払いをして言ったのだ。
「今日の方放課後、あいてるか?」
桃真と俊祐は瞬時に琶月の隣へ行く。
「はい。あいてますよ」
鈍感な琶月は、言葉の意味を理解できずに素直に返事をする。
「そうか。なら、今日の放課後、生徒会室に来てくれるか?」
そして秋は最後に、付け足すように言った。
「1人で頼む」
琶月がきょとんとしたままうなづくと、秋は満足したように、神妙な顔をした男二人を残して三年の教室へ戻っていった。
☆★☆
「・・・ぇぇぇええええっ!!??」
それを話すと、磨綺は目が飛び出んばかりに驚きの声を発した。
「ど、どうしたんですか?」
それにびっくりした琶月は、とりあえず聞いてみる。
「どどどどうしたのじゃないよ!!!!!!!」
するととても焦ったように話しだす。
「琶月、もしかして知らないの!?「生徒会長・陸原秋」と言ったら、イケメン四天王の1人じゃない!!!」
はい?
いけめんしてんのう?
「いけめん四天王って、一体・・・?」
あまりよさそうなイメージがもてない。
「・・・あたし、この学校の女子はイケメン四天王のこと全員知ってると思ってた・・・」
とても驚いたように言うと、止まることなく話し続ける。
「じゃあ琶月。これを機に覚えておくといいよ。イケメン四天王ってのはね、その名のとおり。この学校で一番かっこいい四人組ってことなの。四天王には三年生しかなれないんだけど・・・。1人は陸原先輩。そのほかの三人は、波沢泰人・凪森遊・瑞崎黎夜。みんな個性ゆたかでかっこいいの!!見たことも聞いたこともない・・・?」
「はい。全く聞いたことがありません」
「そっか~。それでね、琶月。あなたはその1人、陸原先輩に1人で生徒会室にくるよう言われた。琶月はかわいいし、体つきエロいし、おっとりしてて性格もいいし、誰からも好かれるし、頭も運動神経いい。完璧なの、琶月は。人間性のある琶月じゃなかったら、きっと陸原先輩ファンにいじめたれることになってたわよ」
「・・・・・・・」
聞きたかった。
――なんですか、そんなばかみたいな話し。
でも、自分の黒い部分は出さない。
「なんだか大変なことになってるみたいですね~」
状況を把握したので、とりあえず言ってみる。すると磨綺は顔を俯かせた。
「そうなの。大変なの。でも、あたしがいっちばんくやしいのは・・・・・」
肩が小刻みに震えている。どうしたんだろうか。
心配になって手を伸ばしたそのとき。
「あたしのかわいい琶月と二人っきりになろうだなんてぇぇええ!!!二人っきりなんて、あたしもまだなのに!着替えシーンだってちょっとしかフィルムにおさめてないのに!!ずるいずるい!!!!!」
「・・・・え?」
そこですか。
そして、言葉に意味を理解して頭に血が上る。
「あの、そんなこと大声でいわないでくださいっ・・・」
恥ずかしい・・・・!
「琶月ーー!今度一緒にお風呂入ろぉうぁがっ!!!」
ノリにのって抱きついてくるところで、誰かが磨綺の頭を本でたたいた。
「鷹倉、いい加減にしねぇと・・・」
「ごごごごごめんなさ~~~い!!!許してください琴片君!!」
「桃真君!?」
桃真だった。
目があっても仏頂面のまま。
何かしただろうか・・・?
言う言葉もなく黙っていると、桃真が口を開いた。
「なあ、本当に1人でいくのか?」
「おお!琴片もそれを気にしぐはっ!」
またも本でチョップをくらわす。
「桃真君・・・それ痛いですよ」
「行くのか?」
人の話しを聞く気もないらしい。
「はい、そのつもりです」
琶月がきっぱりいうと、桃真は溜め息をつき、どこかつらそうな顔で言った。
「行くな」
その張り詰めた空気を読んだのか、磨綺はおちょくってこなかった。
・・・・・ああ。
そういうことか。
「桃真君、あなたは何を見たんですか?」
桃真は目をつむる。
「桃真君、どうして使ったんですか?」
「・・・・・」
「あれほど使ってはいけないと言ったでしょう?」
「そ、それは」
「桃真君?」
琶月は声を荒げず目で訴える続けると、桃真は黙ってしまった。
――桃真には、小さな頃から不思議な力がある。
消耗ははげしいが、少し先の未来が見えるのだ。
二人のまわりをただよう尋常ではない空気を、磨綺はずっと眺めている。
桃真は俊祐の言っていたとおり「押し」というものに弱いらしい。
「・・・もう予鈴鳴っちゃいます。席につきましょう」
琶月が言うと、二人とも無言で自分の席へ戻った。
・・・琶月の隣をすり抜けたときに、磨綺は琶月にしか聞こえないような声で言った。
―――物語の幕開けよ・・・
最後まで読んでくださってありがとうございます!!
投稿が遅めでよろしければ、次話も読んでやってください^^
では今回は、キャラ紹介をしたいなと思っております♪
(あくまで二次元?ですから!!)
玖堂琶月
B:89 W:57 H:88
おっとりしていていつも敬語を使う。ケンカ強い。
一応スタイルいい設定です。まだネタばれが多いので、これくらいで^^;
琴片桃真
少し先の未来を見ることができる。あの日以来琶月に禁止されていたが使ってしまったご様子です。ひそかに琶月を想っているが、まだ伝えずに隠している。琶月と押しに弱い。名前に桃がはいっているのが気に食わない。なぜか家事が好き。
玖堂俊祐
シスコン設定。剣道をやっている。元気で運動神経がよさげな。
とにかく琶月大好きです!
鷹倉磨綺
B:83 W:55 H:87
このキャラ作ったのに罪悪感が・・・ww。わかる人にはわかるでしょう。ナゾ多しキャラです!何も語れません!!
ただどうか、キライにならないであげてください;;
長っww
まあ、そんな感じですので^^
なにとぞよろしくお願いします!
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