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にゃんとも寒い日の出来事
作:ランデブー


 空にあんにゃに真っ赤にゃ太陽が浮かんでいるのに、何故全然暖かくにゃいんだろう? 何故こんにゃに寒いんだろう? 今日はにゃんとも寒いにゃ、ブルブルです。
 オイラは寒いのが苦手、だからにゃるべくこの土管から出にゃいようにしている。でもお腹は空くにゃ、お腹がぐーぐー鳴ってウルサイにゃ、誰か親切にゃ猫がお昼ご飯を持ってきてくれにゃいかにゃー。
 にゃ、友達のニャン太がお魚さんを持ってきてくれたにゃ。

「ニャン次郎、お昼ご飯だ。カレイだ」
「ありがとにゃ、ニャン太は優しいにゃ」

 寒空の下、土管のにゃかでオイラはお魚さんに噛り付いた。ニャン太はお魚さんに噛り付かずぼーっとしている、どうしたんだろう元気にゃいにゃ。

「ニャン太、悩み事でもあるにゃ?」
「えっ、何でわかった?」
「だってお魚さん食べてにゃいしぼーっとしてるにゃ、そりゃわかるにゃ」
「そうか、俺ぼーっとしてたか……」

 ニャン太元気にゃいにゃ、オイラはお友達だし相談に乗るにゃ。その前にこの美味しいカレイさんを食べるにゃ、残すと勿体にゃいし骨まで食べるにゃ!

「そのカレイあげるよ、俺はいらないから」

 そう言ってニャン太は土管から出て、寒い外へと行ってしまった。オイラはあと半分残っているカレイと一匹のカレイをヨダレを垂らしにゃがら見た、しかし顔を左右に振ったあと風がビュンビュン吹いている外へと出た。ニャン太は友達だもん、放っておけにゃいよ。

「待って! ニャン太待って! オイラに話してよ、にゃにがあったのか」
「ニャン次郎……」

 チリンと首に付いている鈴を鳴らし、ニャン太がオイラの方に歩いてくる。にゃにゃ、話してくれるんだ! そうにゃんだ!
 ニャン太はオイラの目の前に来て、目を細めてじーっと見てきた。にゃ、にゃにか顔に付いてるにゃ? 朝はちゃんと水で顔を洗ったにゃ、冷たかったけど我慢したにゃ。

「ニャン次郎、お前」
「友達だから放っておけにゃいにゃ! 友のピンチは友がお助けしにゃいと!」
「……ああ、ありがとう。そのまま動かないでね」

 にゃんか予想外にゃ! オイラが想像していたのは、ニャン太がとびっきりの笑顔ににゃる事にゃ。心配してくれてありがとう、お前は良い友だ――ってなるかにゃと思ったのに、実際はリアクション低いにゃ。しかも動かないでって、超気ににゃるにゃ。

「迷惑にゃ? 友のお助けはいらにゃいにゃ?」
「いるよ、全然迷惑じゃないよ」
「だったらにゃんでリアクション低いにゃ?」
「頭に乗ってるよ、僕達の大好物が」

 空き缶がコロコロ転がってオイラに当たった。にゃ? 大好物が乗ってる?
 頭を振ってみた、そしたらネズミが地面に落ちた。何故今まで気付かにゃかったんだろう? オイラ、猫の大好物であるネズミに! 寒くて気付かなかったのか、ニャン太を心配していて気付かなかったのか、この二つだとしたら後者が良いにゃ。
 チューチュー鳴いてちっさくてすばしっこくて美味しいネズミ、ひょっとしてこのネズミも寒いの苦手で土管にいたのかな。
 そうか、ニャン太はこのネズミを狙っていたのか! だから動かないでって言ったのかー。

「魚も美味しいけどネズミも美味しいよにゃ」
「そうだね、でも俺はいらないよ」

 その時ネズミは逃げるため走りました、しかしオイラの猫パンチをくらい気絶しました。ニャン太は手が震えていました、寒いのかにゃ。

「それを持って土管に戻ろうか、お腹すいたし」
「にゃん!」

 素直じゃにゃいにゃ、お腹が空いてたにゃら言ってくれれば良いのに。
 オイラとニャン太は、風を多少は凌げる土管に入った。残したカレイはそのままだった。

「食べようか、食べおわったら話を聞いてくれ」
「わかったにゃ!」

 オイラ達はお昼ご飯を食べた、黙々と食べた。
 カレイさんありがとう、貴方のおかげでオイラは生きています。生きとし生けるもの、今日も精一杯生きましょう。

「お腹いっぱいににゃったし、にゃにがあったのか教えてほしいにゃ」
「うん、教えるよ」

 その時ぽたぽた、という音が聞こえてきた。雨が降ってきたんだ、雨は冷たいから嫌だにゃー。

「ケント君とアヤノちゃんがケンカしててさ、胸が痛くてあの家にはもう帰りたくないんだ」
「……」
「それに俺は飼い猫じゃん、お前と違って良い思いしてるしそれが情けなくて。野良のお前は格好良い、たくましい、一人で何でもできる」
「ニャン太、何言ってるにゃ」
「俺は人間に飼われてるから雨風の心配をしなくても、食事の心配をしなくても良い。でもお前は毎日精一杯に生きている、俺は精一杯に生きていない。飼い猫なんて負け猫だ」

 ケンカで居場所がにゃくにゃって色々考えてしまったんだ、そして自由気ままに生きている野良猫に嫉妬しっとしてるんだ。まずは落ち着かせにゃいと、深呼吸でもさせにゃいと。

「落ち着こうよ」
「落ち着いてるよ、俺は平常心だ!」
「今頃ニャン太をさがしてると思うから家に帰ろう」
「さがしてなんかない、俺はいらないんだ! 俺のせいでケンカになったんだ!」

 ニャン太は走っていった、雨が降りしきる中を。オイラは走っていった方を見て涙を流した。

「ニャン太の馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿!」

 オイラは涙を流しにゃがら走った、雨は嫌だけど今はそんにゃの関係にゃい。友をお助けるんだ、大好きにゃニャン太をお助けするんだ。

「ニャン太! ニャン太何処! 返事してよ!」

 叫んだ、人間が何かしらとオイラを見ても、人込みの中でも、雨に打たれにゃがら、お助けするために叫んだ。
 走った、叫ぶのと同じぐらい。もう足が棒のようにゃっていて、これ以上は走れにゃい。ゴメンねニャン太お助けできにゃいや、こんなオイラは友達失格だよね。

「ニャン次郎? 君ニャン次郎だよね?」

 その時声が聞こえた。そこにいたのは、傘をさしていて涙目ににゃっているアヤノちゃんだ。

「ごめんね、私達がケンカしたから君にまで迷惑をかけて」

 ひょいと持ち上げられ傘の中で抱き締められた。にゃ、にゃかれても困るにゃ! 抱き締められたら照れるにゃ!

「ニャン太がケンカなんかやめてって言ってくれたの、ケンカなんかしても意味ないって言ってくれたの」
「そして、俺には大好きなお友達がいる、ニャン次郎という最高のダチがいるって教えてくれたんだ」

 ケント君だ、アヤノちゃんと同じように涙目だ。にゃかにゃいで! オイラにゃみだには弱いんだ、もらい泣きってヤツしちゃうんだ。

「心で伝えたんだ、ケントとアヤノに」

 ニャン太はケント君に抱き締められながら言った、その表情は笑顔だ。
 仲直りしたんだ、良かったねニャン太。オイラの事を最高のダチって言ってくれたんだ、ありがとう。

「いつでもお家に遊びに来て良いからね」

 アヤノちゃんが笑顔で言った。

「一緒に遊ぼうぜ」

 ケント君が言った。

「さっきはネズミを捕獲できなかったから、今度ネズミの捕獲の仕方を一から教えてくれよな」

 ニャン太が言った。

「みんにゃありがとう、オイラは幸せにゃ」

 ニャン次郎が言った。

 今日はにゃんとも寒い日だったけど、とってもあっかい事があったから風邪の心配はしにゃくても良いにゃ。


〇〇にゃ、と猫語(?)で読みにくかったらスミマセンでしたm(__)m













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