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花と恋

作者: 那音

どうも。

すとむみずみです。

よろしくお願い致します。

 キミは、いつも私のことを見ていた。どのくらい前からかな。きっと、思い出せないくらいずっとずっと前からだよね。

 最初はね、こわかったんだ。じっと見つめられるのが。私、なにかヘンなことしたかなって。怒らせるようなことしたかなって。

 原っぱで遊んでたら、キミはいきなり私の方に来たよね。びっくりしたんだ。こわかったんだ。私、なにしちゃったんだろうって。なにされるんだろうって。

 キミは、黙って右手をさしだすと、その中に握っているモノを渡してくれた。今でもおぼえてるよ。小さくて可愛い、真っ白な花。震える手の中で、輝いていた。

 それから毎日毎日、キミは私に花をくれた。部屋が花瓶だらけになるほど、いっぱい、いっぱい。

 だから、この花は、私がキミに恋をした日からの日記みたいなモノ。キミから私への愛の証。


 キミが知ってたか知らなかったか、私にはわからないけど、あの時の花言葉はね。私、調べたんだ。


 花言葉はね。


 ――『貴女が好きです』。

読んでいただきありがとうございました。

感想、アドバイス等々よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] すとむみずみさんの文章はいい意味で飾らない素直な言葉だと思います。 作られた美しい言葉より、ありきたりでも心からにじみ出た自然な言葉の方が心に響きます。 素敵な時間をありがとうございました…
2011/03/16 08:05 退会済み
管理
[一言] こんにちは。奥汰です^^ かわいいですね。言葉の選び方だけじゃなく、平仮名にするか漢字にするか、どこで行間を空けるか、などの選択のバランスがとてもいいからこそ、こういうかわいらしさが表現で…
[一言] こんにちは、真夜です。 花言葉というのは、勝手に人間がつけたもので解釈を変えれば色々な花言葉になると思います。 ですが私が知っている限りだと、貴方が好きですという白い花は思いつきませんね…
感想一覧
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