第71話 念写の真実
どうも、ノリに乗って今日も投稿!ユキさんです||‥)」
後編みたいな感じで今回を書いてますがな。
今回こそははたてさんでますよーw
ではど、どぞう。(←知ってる人ー ノ
望達がはたての家へ向かうその頃…
-side 狛
狛「ひどい目にあった…。」
まさかいきなりスキマに落とされたかと思ったら結構な高さから出てくるんだもんな…
しかしここはどこだ…?どこかの山か?森か?もう夜も遅い時間だろうか、真っ暗だ。
狛「…どうしたものか…」
途方に暮れる。今から動き出したりしたらそれこそ迷うだろう。ここは野宿すべきなのか。だがそれだとどこに妖怪がいるかもわからない幻想郷だ、何が起こるか…
狛「いったいどこなんだよここは!!」
大きく声を上げる。少し反響してすぐに静かになる。なるほど、これは不気味だな…
さて、どうするか…ここは体力をむだに使うのもなんだし、座って神経を働かせ、仮眠と行くか…
静かに座り、ゆっくりと目を閉じ、集中する。すると遠くからか、近くからか、音が聞こえる。
狛「誰かいる…のか?」
ガサガサと音が近くでなる。俺は立ち上がる。
狛「誰だ!」
椛「え!?あ、その…狛さん?」
狛「なんだ、椛さんか。」
ここは妖怪の山だったらしい。ちょうど見回りの時間だったらしい椛さんに拾われた俺はそのまま見回りに付きそう。
椛「どうしてこんな所に?勝手に山に入ったりしたら他の哨戒天狗の方に見つかるはずなんですど…」
狛「それが紫にいきなりスキマで飛ばされてな。でも結構な高さから落ちたから確かに見つかりそうなものだったんだがなぁ…」
落ちたときめちゃくちゃ木の枝を折りまくって落ちたから結構な音もしただろうし…俺って存在感ないのか?
椛「まぁいいでしょう、他の皆さんに見つかる前に私が麓まで送ってあげます。」
狛「ありがと、椛さん。」
俺はありったけの笑顔で椛さんを見る。暗くてあまり見えなかったけど少し顔が赤くなってたような気がしないでもない。
椛「!…誰か、こっちに来ますね…3人…いや4人…?」
狛「ん~?そんな気配しないけど…?」
椛「結構離れてますから。私は千里眼がありますからね。見えるんですよ。あ!あれは文様!?」
文…?あぁ…天狗の。4人のうち1人わかって、他は?
椛「他は…紫さんとにとりさん…望君!?」
狛「何!望!?」
俺は感覚を最大まで広げて気配を探る。と、上空だろうかに4人分の気配を察知した。
椛「あっちの方向は…はたてさんの家でしょうか?」
狛「ほたて?」
椛「はたてです!姫海棠はたてさん。文様と同じ鴉天狗で文様をライバル視してるとかで…花果子念報という新聞を出版してます。」
ふむ…ほtゲフンゲフン…はたて…ねぇ。花果子念報…?どこかで聞いた…
狛「あぁ!今日の夕刊!なるほど…ということはあいつらは真相を聞きに…?」
椛「あ、あの夕刊ですか…多分私の予想だとあの写真の件でしょうね…」
写真?あ、あの記事の写真のことか!あれはなんといろっpぶは!
椛「不純なことを考えないでください。」
狛「すいません…」
いきなり後頭部を叩かれた俺は集中してものを考えることにした。
狛「写真…そういえば距離が近かったな、盗撮にしては。」
椛「そうなんですよ。そしてはたてさんは『念写』ができる…。」
なるほど。で、紫たちはそのことを問い詰めようと…
狛「よし、椛さん、俺達も向かいましょう。」
椛「え?でも許可なしでは…」
狛「行きますよー!」
俺は思い切り運を足に貯めこむ。そして…
狛「GO!」
椛「ちょ!まってください~!」
思い切り走りだした…。
-side out
文「ここです…;」
僕たちははたてさんの家に到着した。…なんだか文さん、冷や汗でも書いてるような…気のせいかな?
紫「ここね。」
文「ちょっと待ってください。ここは私が。」
文さんが扉をノックする。
??「誰ー?今ちょっと忙しいんだけど…」
文「私です。ドアを開けてもらえませんか?」
??「さっき配り終えたばかりで疲れてるんだから早めにすませてよね……。」
すると扉が開く。そこには携帯を持った、女の子が居た。
??「え!?ちょ!あなたは…」
望「えと…初めまして…だよね?」
はたて「は、はい!えと、姫海棠はたてです。」
望「僕は御願望です。」
はたて「はい!知ってます!えっと…その…//よく…みてましたから…///」
なぜか照れながらそう語る彼女。
紫「よく見てた…って、どういうことかしら?」
にとり「答えによっては…」
望「ちょ、ふたりとも!」
二人が前に出てくるのを抑えて僕は話を再開する。
望「よく見てたってどういうことなの?もしかして盗撮…とか?」
はたて「そ、そんなコトしません!誓って盗撮なんてしてません!」
思い切り近づいてきて僕にそう云うはたてさん。あぅ…顔が近いよ…///
望「じゃ、じゃあさ。この記事の写真なんだけど…」
僕は新聞の記事を見せて聞く。これはどう撮ったのかと。
はたて「あぅ…その…念写で…?」
紫「へぇ…じゃあその念写で望の私生活を覗いてたってわけね…」
にとり「…死刑決定かな…」
はたて「ちょ!ちが!あんたら!」
望「ふたりとも!ちょっとだまってて!」
紫・にとり「はい…」
二人に下がってもらって話を続ける。
望「えっと…念写ってどういうこと?」
はたて「えっとですね…」
はたてさんは携帯を操作し始める。すると画面を見せてくる。するとそこには…
望「僕…の画像?」
画面には様々な僕の画像が映し出されている。なんというかその…
望「画像検索?」
なんか上の方にキーワード見たいのが見えるんだけど…と言うことは…
望「はたてさん?まさかとは思うけどこれって誰かが撮ったものしか念写できないとかない?」
はたて「そうなんですよ…」
ということは…ん?この写真…現代の時の文さんにとってもらった…あ、これも、これも…まさか…
文「やば…」
望「まさかとは思いますけど…文さん?」
文「ええとですね、私も明日朝早いので今日はこれにて!」
一目散に逃げ出す文さん。これは犯人確定かな…
望「ふたりとも。」
紫・にとり「了解!」
二人に文さんを追わせる。僕はその場に残る。そして話の続きを。
望「はぁ…全く文さんが犯人だったなんて…えっとはたてさん、疑ったりしてごめんなさい。」
はたて「い、いえ!大丈夫です!あと、あんな写真つかった私も悪いですから…」
反省してるみたいだし今日はこれでいいかな?
はたて「でもでも、望さんの魅力を皆さんに伝えたかったからであって決して悪気はないんです!」
望「あぅあぅ///顔ちかいです!は、離れてくださいぃ////」
いきなり肩を掴み顔を近づけてそう言うはたてさん。
望「はぅ…えと、では今日はこのへんで失礼しますね。」
はたて「あの!一つだけおねがいがあるんですけど…」
望「なんですか?」
はたて「一緒に写真をとってもいいですか?//」
僕は快く承諾する。でもどうやって撮るんだろう…タイマーついてるのかな?
はたて「そこの二人!でてきなさい!」
僕の後ろを指さして強気の声を上げる。
…なんで僕にはしおらしいというか可愛い感じなのに他の人には強気なんだろう…?
狛「バレてたのか?」
椛「うぅ…」
木の影から狛と椛さんが出てくる。いつの間にいたんだろう…気づかなかった。
はたて「椛、ちょっとこっちきて。そこのアンタ、消えなさい。」
狛「ちょ!なんだそのあつかい!」
はたて「私、アンタみたいなの嫌いだからよ!望さんにセクハラばっかして。だから早く消えなさいよ!あることないこと記事に書くわよ!」
狛「く…マスメディアに逆らうとろくなことにならんのは知ってるからな。ここは退散しとくか…」
そういって木の影の方にまた姿を消し、その内に足音も遠ざかり、そして消えた。
椛「で、私はどうしたら…?」
はたて「これ持って。ここをこうしたら写真が撮れるから。私と望さんの写真を撮りなさい。」
椛「は、はぁ。」
そうとだけ説明して、はたてさんは僕の隣に来る。
はたて「えっとその…抱きついたりしてもいいですか…?」
望「ふぇ!?あぅ…///その…」
はたて「だめ…ですか?」
うぅ…そんな目で見ないでよぉ…
望「い、いい…ですよ?」
はたて「やったぁ!」
思い切り横から腕に抱きついてくる。
望「えと…はたて…さん?//」
はたて「はい!なんですか?」
とてもいい笑顔で僕に反応してくれる。なんというか癒される。
望「えと…よかったら『さん』じゃなくて君とかで呼んでほしいなって。僕、これでも男だから…。あと、敬語とかもなしでいいよ?」
はたて「うんわかった!望君。じゃ撮るよ♪」
わらってわらってと催促されて、僕は自分のできる笑顔をする。
椛「撮りますよー。…3,2,1…」
パシャ
写真を撮って大喜びなはたてさんと別れて僕は家へ帰る。帰り道の途中で文さんがぐったりしてたような気がしたけど気のせいだよね?
望「さ、早く帰って寝よっかな♪」
僕は帰りを急いだ。
望が帰ってる中、狛。
狛「また迷った……く、どうしたら…」
( 罪)<発見した…やつを断罪せよ…
狛「なんだこの気配は…」
( 罪)<望親衛隊の名の下に狛、貴様を断罪する!
狛「うわ!なんだ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
次の日、彼は川の下流で発見されたそうだ…
さて、勢いで書ききってしまったわけだが…
今回もまた望君のサービスがない…だと…
望「といってもサービスに結びつけるようなネタじゃないから…」
それでもサービスを望んでいる人がいるんだぁ!主に俺が!
というわけでね、頑張って可愛い望君を書くためにネタを考えるのでまた更新が遅いかもしれませんがご容赦ください。
ではまた次回、お会いしましょう!
東方二次 新作『彼は幻想郷の夢を見るか。』を投稿しましたのでそっちもよろしくです!