第68.3話 退行した3日間 一日目
どうもどうもお待たせいたしました!!
EXも書けず、本当におまたせして申し訳ないと思っているユキさんです^^;
一応見た人もいるかと思いますが、活動報告より、EXはまた先送り、ということにさせていただきたく…
なんというか申し訳ありません!!
このまま退行した3日間を書いた後に地霊キャラをだしていきたいと思っています。
EXはそののちに…ということにさせていただきます…はい…。
ではでは、今回は『願叶望現』の副作用で退行してしまった3日間の話を、3話にわたって書かせていただきます。その一日目の話です。
ではどうぞ~…
第68話より…
紫「多分三日くらいは治まらないかもよ。永琳もそんなこと言ってたし。」
幽々子「まぁその間は看てるからあなたたちはどこか他のところにいってなさいな♪」
ということで俺たちは三日の間。望家に邪魔することになった。
その3日間の話をしよう…。
-side 狛
一日目…
俺たちは望の家に厄介になることになったんだ。だが…
にとり「なんでお前まで居ようとするんだよ!妖夢だけでいいよ!むしろ男はお断りだ!」
狛「いいだろ!望が俺にひっつくんだから!」
望「あぅ~…妖夢お姉ちゃ~ん…」
望が俺のそばから離れて妖夢の方へ行く…あ~望~…
そして望は妖夢に抱きつく…く…妖夢…妬ましい…
にとり「ほら!別にお前がいなくてもいいんだ!帰りな!」
狛「いや!俺は望がもどるまで、もとい件のことが終わるまではここにいる!」
望「うぅ~…二人がこわいよぉ…」
妖夢「大丈夫だよ、二人はじゃれてるだけだからね。」
にとり・狛「じゃれてない!!」
望「!?…ふぇぇ~…(泣)」
…はっ!の、望が泣き出しちまった!!
狛「の、望?ご、ごめんな、怒るつもりはなかったんだ;;」
にとり「あわわ、えっとえっと…ごめんね!;」
二人、同時に謝りだす。でも望が泣き止むことはない…
望「ふぇぇ~ふたりともこわいよぉ~…」
妖夢「大丈夫、大丈夫だから…;」
妖夢は抱きしめて、あやすように頭を撫でる。
妖夢「もう、ふたりとも、反省しててください。私は少し他の部屋にいますから。」
そう言って望を連れて妖夢は出て行った…
・・・・・・・・・・・・
にとり「お前の所為だ…」
狛「は?」
にとり「お前が…お前がここにきて居座ろうとしたから…」
狛「いやいや、そこまで俺は悪く無いだろ!せいぜい5,6割位だろ!」
いや、なんでそんな俺、下手にでてるんだ?そこは俺のせいじゃないって言うところだろ?
にとり「…全部お前が悪いんだ~!!うわ~…望に嫌われた~!!!(泣)」
そのまま、顔をかくしてにとりは部屋から消えた。
狛「どうなってんだ…?それより…俺も少し考えてなかったな。怖がりな望、そこに喧嘩。これは駄目だろ…俺のバカ野郎…」
-side change 妖夢
私は望君を連れて、他の部屋…と言っても部屋ではなく喫茶店のスペースに来ていた。
妖夢「ほら望君、もう大丈夫だから…」
望「ぐすん…二人は…?」
妖夢「ちょっと反省してる。ホントはいい人達なんだけど、今日は喧嘩になっちゃったみたい。多分仲直りしてるだろうから、もう大丈夫。」
望「…よかったぁ…」
ようやく泣き止んでくれました…軽く10分くらいは泣いていたでしょうか…少し目元が赤いかも…
??「久々に紅魔館の外にでたわ…暑い…」
誰かがカランカランという音とともにドアを開けて入ってきた。『動かない図書館、パチュリー・ノーレッジ』さんだった。
望「あれ?パチェお姉ちゃん?」
パチェ「あら?先日会ったときは女の子で…あれ?」
妖夢「えっと、それはですね…」
とりあえず今の状況について説明した。今はとあるスペカの副作用でこういうことに、小さい男の子状態なことを。
パチェ「あ~…そんなこと前にもあったわね。確か初めて望が紅魔館に来たときだったかしら。」
パチュリーさんはそのまま以前あったというこの望君について話し始めた。吸血鬼姉妹のファッションショーをしたとか、一日咲夜さんのそばを離れなかったとか、一日メイドになってもらって奉仕してもらった…とか…最後は羨ま…コホン。
妖夢「へぇ…そんなことが…にしてもこの怖がっちゃうっていうのは日に日に薄まっていくのでしょうか。話だと一日目は誰かから離れられなくて二日目には少し掴まっていれば、三日目には意外に離れれたみたいですけど…。」
パチェ「そうみたいね。思い返してみたら最初の方はかなり怖がってるようにもみえた気がしてきたわ。最後は私にあんなことまでしてくれたしね♪」
望「あぅ///それはだってぇ…///」
望くんは私に抱きついて顔を赤くしつつパチュリーさんを見る。はぅ…可愛いです~…
パチェ「あら可愛い♪ねぇ妖夢、私にも望抱かせてくれないかしら?」
妖夢「え?あ、別にいいですけど…望君?」
望「えぅ…」
望君は片手は私をつかんだまま、もう片方の手をパチュリーさんの方に伸ばす。
望「ん~…」
そしてふるふる震えながらも私をつかんだ手も離してパチュリーさんに抱っこをせがむような形をとった。
パチェ「フフッ、可愛い♪」
パチュリーさんはそれに応じて望君を抱き上げた。あれ?そういえば喘息とかどうしたんだろうとか思った。なんでも喘息持ちというのを聞いた覚えが…
妖夢「あの…パチュリーさん、喘息とかってどうしたんですか?」
パチェ「あら、妖夢は知らなかったかしら。私の喘息、望に治してもらったのよ。だから今、ここまで出てこれるし望もかるがる抱っこできるってわけよ。」
なるほど…望君、そんなことも叶えてあげられるんですか…すごいですね…。
パチェ「ん~♪望可愛い~♪」
望「あぅ~…お姉ちゃんくすぐったいよぉ。」
なんかすっごく可愛がってますね…頬ずりまでしてる…いいなぁ…
パチェ「今日は私、ここに泊まっていこうかしら。望可愛いし一緒に…ふふっ♪」
妖夢「えっ?ぱ、パチュリーさん本気ですか?図書館とか大丈夫なんですか?」
パチェ「別にこあに任せとけば問題ないでしょ。」
なんか適当だなぁと思った。あ、そういえば幽々子様達の食事とかどうしたら…って今頃思い出しました。
妖夢「えっとあの…ちょっと望君任せてもいいでしょうか?ちょっと気になることを思い出しまして…」
パチェ「別にいいわよ。」
妖夢「すいません、ありがとうございます。ではちょっと失礼します。」
私はそれだけ言ってその場をあとにした。
-side change 狛
俺は反省して、妖夢が行った方向、つまり喫茶店スペースの方に向かう。
とそこには予想外に妖夢ではなく紅魔館の…えと…
狛「誰だっけ?」
パチェ「失礼ね…パチュリーよ。」
狛「そうそう!そんな名前だった!」
そうだよ思い出した、パチュリー・ノーレッジとか言う名前だったよ、うん。
狛「で、なんであんたがここに?というか妖夢は?」
パチェ「し。静かに。今望が寝てるんだから。」
狛「あ、すまん。」
パチュリーの腕の中で望が丸くなって寝ていた。くぅ~!可愛いなぁ~!
パチェ「で、私がここにいるのは単に暇つぶしに来ただけ、だったんだけど今は望のお守り兼可愛がりに。妖夢は今どこかにでかけたわ。予想するに白玉楼に戻ったんでしょうね。どんな用かは知らないけど。」
狛「どうも親切に。ありがとよ。」
なるほどな。というか説明スッゲェ完結で分かりやすかったわ。
パチェ「で、貴方はどうしてここにいるの?」
狛「あぁ、それはまぁ…俺もお守りするために来たんだけど…なんだ、にとりと軽く言い合いになって…」
とりあえずさっきあったことを説明した。まぁ二回も書くことじゃないだろ、うん。
パチェ「ふ~ん…まぁあの子、すごい望に依存してるみたいだし仕方ないわ、言い合いになってしまったのも。望がにとりのお姉ちゃんの位置、で狛、貴方はそのお姉ちゃんである望を奪う位置、そうあの子は認識してるのでしょう。だから言い合いになった。」
狛「ふむ…そう見えたのか。まぁたしかにそう見えないこともないか…男だしな…でも望も本当は男で…う~…」
く…なんか悩み過ぎてパンクしそうだ…今日一日分以上は悩んでるぜ…
パチェ「あとは単に女ばかりの所に男がくるのを嫌がるのは当然だと思うわ♪(笑)」
狛「あ、なるほどな。それはたしかに嫌だろうな。」
ふむ。たしかに。俺がいたらどうなるか、とか考えるわけだ。年頃の女の子だし。うん。
狛「俺が男だから悪かったのか…くぅ~。」
パチェ「悔やんでも何もならないでしょ。どうにかしてにとりに認めてもらうしかないわ。ま、頑張って。あと私もここに泊まることにするからよろしく。」
狛「何!?あんたも泊まるだと!?」
望「あぅ~…何~…」
しまった!望起こしちまった!!にしても目をこすって…カワイすぎるだろjk…
パチェ「別に何でもないわ。まだ眠たかったら寝ててもいいわよ。」
望「う~…そうする~…ムニャ…Zzz」
そのまままた目を閉じて、パチュリーの胸で眠りに入った。
パチェ「もう、寝てるってこと考えなさいよね。」
狛「すまん…で、泊まっていくって本気か?」
パチェ「ええ。だから、私の許可も取るようにね♪」
く…またハードルをあげるような事を…
狛「お願いします。俺もここにおいてください…」
俺は薄いプライドなんか捨て、土下座する。なんかこうでもしないとダメなような気がしたからだ。
パチェ「まさか土下座するなんてね。まぁ別に私は最初からOKだったんだけどね。」
狛「…なんだよ…それ…」
土下座損とは…この女、やるな…
パチェ「まぁ妖夢はなんともいわなそうだし、がんばってにとりを説得しなさいな。」
狛「そうだな…」
俺は立ち上がってカウンター席に座った。
狛「ところでにとり、どこに行ったんだか…」
-side change にとり
家をでて、どれくらいたったかな…
妖夢、まだ怒ってるのかな…
狛、まだ居るのかな…
そんなことを考えながら、私は元の望の家である妖怪の山のログハウスに居た。
椛「どうしたんです?久々に戻ってきたと思ったら落ち込んで…」
椛…男になって…事件に巻き込まれたんだね…
にとり「うん…あのね…」
望の家であったことを話す。
にとり「でね、私、望にきらわれちゃったかもしれない…うぅっ」
軽く涙がでて…うぅ…止まらないよ…
にとり「うわぁ~ん!」
椛「え?あの…泣かないでくださいにとりさん。」
前では椛があたふたしてるみたい。それでも私は泣きやめない。
すると何かがふわっと私を抱きしめた。
椛「え?」
??「泣かないで、にとり。」
誰?ここには椛以外いないはずじゃ…
椛「雛さん…どうしてここに…?」
雛?雛なの…?
雛「にとりが困っているような気がして、歩いてたらここに辿り着いて。話は聞かせてもらったわ。」
にとり「うぅ…雛…?」
雛「大丈夫よにとり。貴女は嫌われたりなんかしてない。」
どうして…どうしてそんなこと言えるの…?私、怖がられるような、嫌われるようなこと、しちゃったんだよ…
雛「時々、ここでの生活を見てたわ。貴女と望って子のことも。大丈夫、嫌われたりしない。望って子は他人を、にとりを嫌ったりなんかしないわ。たとえ今がその退行してるって状態だったとしても。ただ少し怖かっただけ。柔らかく接して、その狛って子と仲のいいところを見せればいいのよ。それで大丈夫なはず。」
にとり「…ホント…?それで…大丈夫…かな…?」
雛「そう。にとり、あなたなら大丈夫。勇気を持って、元気をだして。」
にとり「うぅ…ありがとう…雛…。」
雛「また、元気なにとり、貴女が見たい。だから…」
私はシャキッとして、雛を見る
にとり「ありがとう!元気出てきた。雛のおかげだよ!」
雛「そう。やっぱりにとりは元気な方がいいわ。」
にとり「うん!私、望のとこに戻る!本当にありがと!椛もね♪」
そういって私は二人の頬に軽くキスをしてその場を去った。
ちょっと大胆だったかな///?
椛「私、役に立った…?」
雛「その場に居ただけでよかったのでしょうね。それにしてもその望って子、にとりに愛されて、羨ましいわ…」
椛「雛さんも、十分に愛されてますよ…」
私は望の喫茶店に戻ってきた。今は玄関前…もう夜だった…
にとり「うぅ…緊張する…」
どうしたら仲直り…というか狛のこと認められるのか…それを考えていた。
するといきなり扉が開いた。
狛「お、帰ってきたか。おかえり。そしてすまん!」
にとり「え、え?」
いきなり何事もなかったようにおかえりといったと思ったら謝られる。私は戸惑った。
狛「いや、その…さ、俺のこと、認めて、というかここにいること、許可してくんないかなって。」
にとり「え、いや、その…」
いけ、私!認めるって、いてもいいよって言うんだろ!
狛「だめ…かな…?」
にとり「い…いよ。」
狛「え?」
にとり「いいよ!」
い、言えた…言えたよ、雛!
にとり「いいけど、望には手出ししないでよね!そこら辺はまだお前を認めたわけじゃないんだから!」
狛「う…わかったよ。まぁ仲良くしていこうぜ。」
そう言って狛は私に向かって手を出してきた。握手だろう。
私も手を出して握る。
にとり「お姉ちゃんは絶対にあげないから。」
狛「ははっ。わかったよ。」
仲直りできた…これで望に顔を合わせられる…
にとり「やった!望~♪」
私は思い切り手を離して喫茶店に入って行った。
狛「ととと…あいつ、ホントに望が好きなのな…。」
入った先には寝ている望と妖夢に…誰だっけ?確かパチュリーとか言ったっけかな…が寝てた。起こしたら厄介なことになりそうだとがんがえた私は仕方なく、他の部屋で夜を明かすことにした…
はい、というわけで。大変おまたせしてしまって本当に申し訳ないです。
4ヶ月ぶりの投稿で…なんというか…
スランプって中々脱出できないですね…
しかも私なんか今は大学の問題なんかで忙しいので…うぅ…
でもでも、またまた頑張って、週一位で投稿できるようにしていきたいと思いますです!!
読者の方々の応援があれば頑張れると思います!みなさんの応援がボクを進ませると信じて、頑張っていきます!
では、また次回お会いしましょう。
P.S.
活動報告にも書いたのですが、何か、リクエストがあったら感想にでもメッセージでもいいので送ってもらえれば、書きます、どんな話でも…といってもできる範囲ですが…
ですので一応活動報告の方を見て、詳細確認お願いします。作者のページから見れますので…はい。
では。