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東方望叶紀伝  作者: 雪の変人
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リクエスト話 姉妹?の仲


雪「今回もリクエストでして、望君そして…にとり!君らが主人公だ!」


望「ふみゅう…僕に休みというのは無いんだね、うん。」


にとり「お姉ちゃんは私と出るのは嫌なの…?」


望「そんなことないよ!もうすごくうれしいよ!♪」


にとり「よかった♪じゃ、れっつらご~♪」




と、言うわけで望君とにとりのお話です。どんなお話かは見てのお楽しみ~

ではどぞ~♪



望「ふぁぁぁ……」


僕は決まって朝は5時に目が覚める。いつもランニングしていた名残だ。


望「さってと…あ。」


今日もにとりちゃんがくっついて寝ている。ここのところいつも、そういつも僕のベッドにもぐりこんできてる。


望「はぁ~…なんでここまでくっつきたがるんだろうなぁ…」


にとり「だって最近お姉ちゃん、他のみんなばっかで私にかまってくれないんだもん…」


ふぇ!?起きてたの!?びっくりしたなぁ……って…そっか、そういえばお店とかでここのところにとりちゃんには何にもしてあげてなかったなぁ…


望「そっかぁ…ごめんね。」


にとり「ううん、お店忙しいのわかってるからそんなに贅沢は言わないよ。一緒に入れるだけでもいいんだもん…でもね、時々は…時々でいいから私にもかまってほしいよ…ぐすん…。」


あわわ;にとりちゃんがぁ…


望「あぅ、その、泣かないで;;えと、じゃあ、今日は一日お休みにして、どっか行こっか?♪」


にとり「ふぇ…お店はいいの?」


上目遣いで、泣き落としのコンボ…これじゃあなにも言えないよね。


望「うん、いいのいいの。お店よりもにとりちゃんの笑顔のほうが大事だから♪」


にとり「ぐすん…ありがとう…♪」


そういって抱きついてくるにとりちゃん。あぅ~…僕、女の子になってから保護欲っていうのが強くなってるなぁ…泣きつかれるのに弱いや。


とりあえずにとりちゃんが満足するまで抱きついて、そのあと。



望「ねぇねぇにとりちゃん、どこか行きたいところはある?」


にとり「う~ん…あ!水が言ってた遊園地っていうのに行ってみたい!♪」


遊園地…現世に戻らないといけないのか…あぅ~慈紅さんに頼んでみようかな。


にとり「でねでね、服もね、お姉ちゃんとお揃いのがいいな♪」


そういって取り出すたのはどこで手に入れたのか、黒のゴスなドレスと白のロリなドレス。ゴスロリに白ロリ。


望「なんでこんなロリが多いんだろ…」


にとり「…お姉ちゃん…嫌だった?」


そういって少し悲しそうな顔をする…あぅ~そういうの弱いんだよぉ…


望「ううん、嫌じゃないよ。んじゃ僕はこっちかな。」


そう言って黒のほうを選ぶ。まぁサイズ的にそうなっちゃうんだけどね。


で、着替え終わっていざ出かけようとして…


紫「あら、今日はお休みかしら?二人してお出かけ準備して。」


望「そうです。ちょっと野暮用です。あ、そうだ、今って慈紅さんいます?ちょっと現世に行きたいんですけど。」


なぜか僕の後ろに隠れて警戒するように紫さんを見るにとりちゃん…どうしたのかな?


紫「ふ~ん…そう、いいわ行ってらっしゃいな。」


そう言って壁に向かってスキマを開く紫さん。


望「え?これつながってるんですか?」


紫「ええ。帰りは慈紅に言っておくから安心して。じゃ、いってらっしゃ~い♪」


そういって紫さんは僕とにとりちゃんをスキマへと押し出した。



紫「ふふ…ちょっと覗いちゃおうかしら…♪」




僕たちは現世へ来た。しかも丁寧に僕の家の前に出してくれて…

とりあえず僕はお金を持ってきていろいろとそろえて遊園地へと足を向ける。その間ずっとにとりちゃんは僕の腕に抱きついたままだった。


にとり「今日はお姉ちゃんひとり占め~♪」


望「うれしそうだね。」


にとり「だっていつも誰かのとこにいたお姉ちゃんが今日はずっと私のとこにいてくれるんだも~ん♪」


わぁ…なにこの可愛い…妹ってこんなものなのかなぁ…

※妹にもいろいろあります。


望「そういえば『水に聞いた』って言ってたけど遊園地のことどう聞いたの?」


にとり「んとね、『仲のいいひと同士で行く』って」


ん~、間違ってはないよね。多分


にとり「あと、『狛とお姉ちゃんはよく一緒にいって』…る……狛なんかが…うぅぅ…」


狛「な!俺は一度ものぞぶっ!!」


あれ?なぜか狛の声がしたような…気のせいかなぁ…


にとり「ねぇお姉ちゃん!狛と一緒に遊園地何度も来てるの!?」


望「ふぇ!?そんなことないよ!多分小さい頃に親ぐるみで一緒にとかならあるけど…二人でってのは絶対にないから!!」


うん、絶対に無いはず…あったら…や、絶対にない。


にとり「はぅ…よかったぁ…ボソボソ…」


望「ん?どうしたの?」


にとり「なんでもない!♪さ、いこ!」


どんどん引っ張っていくにとりちゃん…うん、笑顔がまぶしいや。



-side 紫


紫「バカ狛!気づかれたら覗きにきた意味ないじゃない!」


狛「あそこは否定しとかないと後が怖かったんだ!」


全く…怖がり性は治らないのね…幻想郷きてからこんなへっぴりになったんじゃないかしらね。


紫「にしても…あの二人、ほんとに仲いいわね…ほんとの姉妹みたいに、そう思わない?」


慈紅「なんで僕までここにいなくてはならないんだ…?」


紫「いいじゃない別に♪で、どうおもう?」


慈紅「うん、まぁ仲のいい姉妹なんじゃないか?…そういえば望君に妹はいたのか?」


…慈紅、鈍いにもほどが…顔の似てない姉妹ってそうそういないと思うのだけど…


狛「く…俺もあんな仲良く望とデートしてみたいものだぜ…ごはっ!なんで殴るんだよ!」


紫「おこがましいのよ。可愛い望と仲良くデート、しかもあなたが相手なんて。」


狛「なんでそんな言われないといけないんだぁぁぁ!!」


うるさいわね…つれてこないほうがよかったかしら…あ、行っちゃうわ。追わないと♪



-side out



僕たちは目的地である遊園地に着いた。ところどころ話し声が、しかも聞いたことあるような声がしたのは気のせいなんだろうか…ん~まぁいいや、今日は楽しんどかないとね♪


望「さて、どこから行こうか?」


とりあえずジェットコースターはこの服装では乗りたくないところ。だって…ねぇ?この服装で遊園地って言うのもまず僕は間違ってると思うんだけど…


にとり「ん~とね~…」


あ、フリーフォールとかも勘弁だね。あれはスカートでのるべきものではないと思うし…あと、実は落下っていうのが僕は苦手なんだよね…だからジェットコースターも……どうせならのんびりした、コーヒーカップとかメリーゴーランドで…うん、これならいいや。

そう考えているとふいにおなかがなった。


望「そういえばなにも食べてなかったんだ…」


にとり「そうだね~。じゃあ先にご飯にしよっか♪」


と、いうことでアトラクションに乗る前に腹ごしらえで適当なレストランへ入った。

食事と言っても本当になんでも入ればいいって感じに済ませた。なんでもにとりちゃんは「お姉ちゃんが作った料理のほうがおいしいね♪」などとうれしいことを言ってくれた。でも職員の人に聞かれたらと思うとちょっと怖いかな;

食べたらパンフレット、地図をみてどこに行こうか決める。行きたいところにチェック入れて順序良くまわればいいよね。

そうして僕らはレストランを出る。そして一番近くにある…


望「これは…シューティング…?」


移動していくゴンドラに乗って敵の的にうちまくって得点が一定を超えれば賞品…ね。


にとり「絶対景品もらおうね♪」


まぁ楽しそうだしいっか。

中に入ると意外にすごい。的はさすがに一定にしか動かないけど重なったりで高得点の敵の的に当たりにくくなってる。にとりちゃんも頑張ってえいえいっと撃ってはいるがうまく当たってないみたいだった。

僕もこういうのはあまりやらないからうまく当てれてない。得点もそんなにとれてない。

と、おわり直前でボスがいるのが定石だ、しかも高得点。これを二人で倒すまでいけばいい得点いけるはずとうちまくる。といいところで終了してしまった。


にとり「あと少しだったのに…」


結果はやはり足りなかった、ほんの数点。それが一番くやしいところだと僕は思う。


「よかったら景品どうぞ♪」


にとり「え?いいの?」


そういって受け取るにとりちゃん。やったぁ♪と飛び跳ねて可愛い。っと


望「ありがとうございます。」


「いえいえ、にしても可愛い妹さんですね♪」


妹。まぁ同じ服を着て仲良くしてればそう見えないこともないよね。


望「そうです…ね♪」



そのあとはいろいろと、ジェットコースターに乗らされた、しかも二回。あぅ~精神削ったかも…他にもコーヒーカップ。あれはすごい、ものすごい回されたよ。きゃははと笑いながらぐるぐる…う…思い出すと…その後、少し落ち着いてメリーゴーランド。馬に乗ったんだけど何故かにとりちゃんは僕の膝の上に乗っかっていた。まぁ楽しそうにしてたしいいよね。次はお化け屋敷につれてかれた。あんまりこういうのは得意じゃないけど苦手でもないし大丈夫かと思ってたけど…うん、いきなり天井から人体模型がドーン!!とか真下からミイラドーン!!は流石にびっくりしたよ。うん、いきなり系は僕かなり無理、だってスキマからいきなり出てくる紫さんとかいまだに慣れないもんね。それに比べにとりちゃんは楽しんでいた。終始笑ってた…ような気がする。きゃははと隣から聞こえてたし…え?それこそ霊じゃないかって?そんなことない…よね。


にとり「はぁ~楽しい~♪」


望「ふぅ~…さてそろそろいい時間だね。」


時間はもう夕方、そろそろ日が沈んでしまう。


にとり「最後にあれ!!」


と、にとりちゃんが指をさしているのは観覧車。


にとり「水が最後はあれって言ってた♪」


また水ちゃんの入れ知恵か…ま、いっか。

そうして観覧車のほうへ足を向ける。

順はすぐにまわってきた。ここの観覧車、日本で一番長いらしい。乗ってる時間が。


にとり「さ、のっちゃお♪」


にとりちゃんに引っ張られて僕は観覧車に乗る。

いすの部分に座るとにとりちゃんは僕の膝に座る。そして外を眺めた。


望「なかなかの絶景…かな。」


僕はつぶやいていた。さすがに幻想郷ではこんなビル群なんかないしこんなきれいな明かりは存在しないと思うからだろうそのつぶやき。僕も意外にホームシックなのかもしれない。


にとり「ねぇお姉ちゃん、今日はわがままきいてくれてありがとね。」


望「ううん、いいよ。」


もとはといえば僕がにとりちゃんが寂しくならないようにって一緒に住むことを決めた、はずだったのに寂しくさせちゃったのはとうの僕。ダメダメだ。


望「こっちこそごめんね、寂しい思い、させちゃったんだもんね。」


僕はにとりちゃんを軽く抱きしめながら、やさしい声でにとりちゃんの耳元で言う。


にとり「うん、寂しかった…せっかく一緒にいてもかまってくれない、他の人ばっかみる…」


望「ほんとに、ごめん。」


にとり「でもね、大丈夫だよ。お姉ちゃんと一緒にいれれば…ううん、望と一緒にいれればそれでいいから。私、望の事、大好きだもん。」


ちょうど観覧車が頂点に達したとき、二人の唇は重なった…。





この後、家に帰ると慈紅さんが家の前で待っていて「さ、幻想郷に帰るんだろう?」とお出迎え。さっそく帰る事にした。

やっぱり現代よりも幻想郷のほうが僕は好き。古いところとか。

でもどこかに行くときは現代じゃないと行くところがない。と思う僕。


にとり「今日はありがとね、お姉ちゃん♪」


望「うん、また今度遊びに行こうか、二人で♪」


にとり「うん!♪」









八雲宅、事後会議。


紫「あの二人、ホント仲いいわね。」


狛「俺もあれくらい望と仲良くなりたいものだぜ…」


慈紅「で、結局あの二人はどんな関係なんだい?」


紫「姉妹ってことでいいんじゃないかしら?」


慈紅「??いや、望君は男だからどっちかというと兄妹じゃないか?」


狛「いや!姉妹でいい!姉妹丼!さらにbごはぁ!!」


藍「すみません、なにやら不穏な気を感じたのでつい。」


紫「…とにかく、仲がいいってことね。姉妹でも兄妹でもどっちでも変わんないでしょう。ただ恋仲、とは言いづらいことは確かね。」


慈紅「恋仲……よくわからんな…」


狛「…とりあえず俺のこと心配とかしてくれよ…」





はい。ということでリクエストタイムは終了です~。わ~ぱちぱち~ドンドンパフパフ~…


と、なかなかにとりと望君の話は難しい限りですた。4日ぐらい考えてもできなかったのでぶっつけでかいてましたよw

なのでいたらないとこがたくさんあるでしょうが僕の能力不足なんで許してください^^;


さて、次回からは異変(事件)編ですwすでに出演したあの人と、ついに出ます!あいつら!!

では次回をお楽しみに~^^ノ~



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