リクエスト話 狛と望の…
雪「このたびはハイド氏のリクエストで…望君、そして…狛、君たちが主人公だ。」
望「ふぇ!?」
狛「ひゃっほう!♪ついに俺の時代が来る!!」
雪「それで…いや、言わない。」
望「なにそれ!?気になるよ!?」
狛「そんなことどうでもいい!早く始めちゃおうゼ!!♪」
というわけでリクエストである狛×望です。でもあらかじめ言いますがこの小説にはBL成分はありませんので。
ではどうぞ!!^^ノ~
狛と僕は現世、元の世界に戻ってきていた。事の発端は実に数十分前だ。
何故か僕の家、生活スペースのほうに狛がきている。いきなり来てなにやらのんびりしてる。
狛「そういえばここんとこ新刊チェックやらしてないなぁ…なにか面白い漫画とか出てんのかなぁ…」
そろそろ狛はホームシックなのかな?と僕は思った。
望「なに?狛、ホームシックなの?」
狛「いや?何かいい娯楽ないかと考えてたら漫画にたどり着いたんだ。だって今の俺…うわぁぁ…(テンション↓)」
ん??いきなり落ち込んだけど…
望「なにかあったの?」
狛「いやなに。ここんとこ修行ばっかで休む暇もなしに弾幕くらって気絶で終わる毎日…なだけさ…」
あぁ…僕が頼んだんだっけ…あぅ…なんか罪悪感…
望「あの…ごめんね?」
狛「ん?なんで謝るんだ?…まぁ別にいいけど…」
僕の所為でそんな毎日なんだよね…紫さんどうにかしないと…あとは狛にもなんかリラックスできるように…
望「そうだ!今日一日は僕を自由に使っていいよ♪」
狛「何!?じゃあこんなんでも…」
と、そんなことを言ったばかりにデート、しかも現世でなんて…来るのに慈紅さんに送り迎え頼んじゃったし…しかも…
望「僕は女の子でなにこのゴスロリドレス…」
そう、女の子、着るものまで指定、しかも指定したものは何故か狛自身が持ってきた。
狛「いいじゃないか♪似合ってるし。…可愛いよ、望。」
そう言って真剣な顔で僕に近づいて…はぅ///なんか照れちゃうよ…///
望「あ!で、どこに行くの!?」
狛「…(はぁ、あからさまにそらすか…)そうだな…せっかくだし新刊でも買うかな。」
そう言って一旦狛の家に行ってお金を、手持ちを増やしてから…
狛「やっぱ秋葉だよな!♪」
僕たちは秋葉原に来ていた。今日は、というか今は夏休みだから人でごった返している。
望「はわぁ…人がいっぱい…はじめてくるけどこんなに多いものとは…」
僕は驚きを隠せない。いろんなひとがいっぱい、中にはコスプレしてる人までいる。
狛「ん~やっぱアキバ最高だなぁ~♪まぁそこまでこないけど。」
そこまでこないって…でもオタクの聖地って言われるだけあるよね…すごいや。僕そんなにアニメとか詳しくないけどいっぱい立て看板とか立ってるけど全部なにかのキャラクターだね。
望「はぅ~人酔いしそう…」
ただでさえ僕は人と話すとか苦手なのに…ってなにも感じてないけど…
狛「俺がそうしてやったんだよ。じゃないとここじゃ楽しめないしな♪」
望「なんでわかるの…ってそうだったんだ…」
狛にもやさしいところ…あ。
望「だから身長までこうなんだ…」
僕の今の身長は大体140cm弱くらい。もうちょっと大きくしてくれてもいいのに。
狛「それくらいの望が一番かわいいからだよ♪」
笑顔で僕にそういう狛…はぅ///狛、かっこいいからなんだか照れちゃうよ…///
あ、でもこんな低いとはぐれちゃわないかな…あぅ、心配になってきた…
狛「ん?あ、そうだ。」
そういって僕に手を出す狛。
望「なに?」
狛「はぐれないようにな。手、つないでおこうってな。」
あ、そうだったんだ…あれ?なんか今日の狛、なんだか頼もしく見えるよ…
望「あぅ、えと…はい…///」
僕は狛の手に上から手を載せる。と狛は僕の手をぎゅっと握る。
望「はぅぅ…///」
狛「さ、行こうぜ♪」
こうして僕と狛の一日デートが始まった。
といってもアキバについたときには昼飯時だった。ので早速…
望「…メイドカフェ?」
狛「まぁこんなとこばっかだしな。別に普通のとこもあるけどちょっと歩くぞ?」
ふ~ん…あ、僕の今後に役立つ…かも?
と、言うわけで入っていった。ら
水「お帰りなさいませごしゅ…あ、狛君と…望…ちゃん?」
と、学友と鉢合わせた。
狛「お、橋本じゃん。っと二名な。」
と狛は言うがそれよりも水ちゃんの目線は僕に降り注ぐ。
望「あぅ///なんか恥ずかしいかも…///」
僕は狛の後ろに隠れる。すると水ちゃんは「可愛い~♪」と言ってから僕たちを席まで案内した。
席に座ってメニューに目を通す。なんだかいろいろと…な…
狛「なんかメイドさん、こっちみてるな。」
狛がそういうので僕は回りを見てみる。するとメイドさんの何人かは「可愛い~!♪」とか「こっち見た~!♪」とかでなんか騒いでた。…なんか恥ずかしくなってくるよ…///
望「はぅ~///狛、さっさと食べてでよ~よ~…」
狛「はは♪望は人気だな。まぁどのメイドさんよりも可愛いと俺は思うしな♪」
腕をついて笑顔で僕を見ながら言う狛…はぅ~…なんでこんなにドキドキするの?…///
とそこに一人のメイドさんが来た。
「ご主人様、お嬢様、こちらサービスです♪」
そう言って大きめのパフェがテーブルに置かれた。
望「ふぇ?そんなの頼んで…「お、ありがと♪」???」
僕の言葉にはさんで狛は言う。あ、サービスって言ってたね。
にしても今のメイドさん、「狛様だ~!本物~♪」って…
狛「あ、知らなかったか?俺、一応そんな大きいわけじゃないがモデルとかで雑誌とか出てるんだ。」
ふ~ん…
望「狛、かっこいいもんね。」
僕はちょっとうれしいとでも思ったのか笑顔でそう言った。
狛「そんなストレート言われると照れるな///」
狛も少し顔を赤くした。これでおあいこ…ううん、まだ僕負けてるよね。
にしてもメイドさんの何人かはまだまだこっちをみてる…話し声も聞こえてくるけど…よし…
A「狛様にあの子…なんだかお似合いだわ…」(←ほんわかした顔で
B「狛って言うのがだれか知らないけどそうね、あのカップル仲もいいし♪」
C「水が言ってたけど昔からの幼なじみだとか。」
B「なるほど、だから仲いいのかぁ…私もあいつと…なんでもない。」
D「望ちゃんって子、どこかのモデルやってないのかなぁ?かわいいしどこかの抱えとかじゃないのかな?」
C「そんな話は水はしてないし多分どこにも…」
なんかいろんな話が聞こえてきた。はぅ~///お似合いカップルって///
狛「ん?望、ここ、ついてる。ほら、動かないで…」
そういって僕に近づいて…
望「え!?ふえぇぇぇぇ!!////」
僕の口元にあるクリームを舐めとった…はわわわ…ドキドキがすごいよぉ///
と今のシーンで店内(メイド+客)が盛り上がった。え!見てたの!?
望「はわわわわぁ…////」
狛「ん?どうした望?」
僕は顔を真っ赤にして店を飛び出した。狛をおいて…
狛「おい!望!」
最後はなにも聞こえてなかった。
立ち止まって気がつくとよくわからないところにいた。なんかこう…
望「…危ないとこ…?」
あれ…なんだか震えてきた…かも…
望「あぅ…戻ろう…狛!…」
いなかった。あ!そういえばおいてきて…あぅ…心細くなってきちゃった…
するとそこに…
「お、可愛い子はっけ~ん♪」
「お、上玉ジャン♪」
「お嬢ちゃん、俺たちと遊ばない?♪」
変な人…柄の悪い人たち…あ、囲まれてる…
望「あぅ…えっと…」
「ね、いこうよ♪」
そういって僕の腕を引っ張る…痛っ!
望「や、やめて!」
「いいじゃん、ちょっとくらい♪」
ふぇぇ~…このままじゃつれてかれちゃうよぉ…
望「うぅ~…ぐすん…」
「わ、泣いてる~でもかわいい~♪」
そういって引っ張る手を止めない。あぅ~…
望「助けてよぉ!狛~!!」
僕は力いっぱい叫ぶ、震えてもう力とかないけど声だけはと…
「へへ、叫んでも誰も「…屑が…」ブハァ!?」
いきなり僕を引っ張る腕がなくなりつかんでいた奴がぶっ飛ぶ。
「なんだ!?」
「いきなりでやがった!?」
「誰だお前!!」
やっと来てくれたぁ…
僕はその場にへたり込んでしまう。
狛「望、ゴメンな。怪我とかないか?」
望「うん…きてくれて…ぐすん…ありがと…」
「おめ~らいい雰囲気かましてんじゃねえ!行くぞお前ら!」
そう言って不良の人、総勢五人で狛に突っ込んでいく。
狛「そんなんじゃ当たらないな。」
望「はわ!?」
狛は僕を抱き上げて移動する。にしてもかなりの速さ、人間技じゃない速さだった。
狛「望はここで…そうだな、俺の応援でもしててくれ、可愛くな♪」
そう言って突っ込んでいく狛。なんか後ろ姿がかっこいい…///
「なんだあいつは!?」
「おめぇらひるむな!あいつ一人だ、楽勝だ!」
また不良はいろんな方向から狛に挑む…
『狛…負けないで』…
狛「お、なんだか軽い。そうか…よし!」
狛は怪我をさせないように、一撃で熨そうと相手の攻撃を避けてチャンスを待つ。
「く、あたんねぇ!!」
狛「今!」
一人を首に手刀で一閃。一人を気絶させる。
そっか、僕が争いごと嫌いなの覚えててくれてるんだと思う。多分なぐってぼこぼこにしてたら僕、狛のこと怖くなっちゃうもん…
そう考えてるうちにあと相手はあと一人、リーダー格の奴だけになった。
狛「さ、あとお前だけだが…引いてくれないか?これ以上やるとあいつが…」
そう言って僕のほうを見る。やっぱり僕のこと…心配してくれてるんだね…
そう考えてる僕はもうかなり精神的に無理がきてる。ばたばた倒れるだけで…
「く、うおぉぉぉ!!」
狛「引かないのか…望、目をつむっててくれ。」
僕は言われたとおり目を瞑った。
狛「可愛い子には手をつけれないようにしてやるよ…」
盗運『ラックドレイン』
バタンと倒れた音。後に何かが倒れる音がした。
狛「まだ開けないほうがいいよ。」
僕は抱き上げられた。そして狛は歩き出す。
こんなこともう起きてほしくない…あと…
望「怖かった…」
僕は狛に強く抱きついた。
にぎやかな音のする所に戻ってきた「目、開けていいよ。」と言ってくれたのであける。とそこは元の秋葉原だった。
狛「さ、さっきのは忘れて楽しもうぜ♪」
そう言って僕をおろし、手を引く狛…優しいんだね…
望「…うん!♪」
僕たちは楽しみまくった。コスプレさせてくれるところでコスプレ…数年ぶりだなぁ…を楽しんだ。その時の狛はすごい笑顔、「可愛い、似合ってるよ望♪」と言ってくれた…はわぁ~…///あぁ!あと他にもなんかオススメの漫画とかいろいろ教えてもらったよ!僕、無意識に最後のほうは狛の腕に抱きついてた…はわぁ、恥ずかしいや///狛も楽しそうに、うれしそうにしてたし、いいよね?
刻々と時間は進み幻想郷に戻る時間が迫る。
狛「はぁ~たのしかったなぁ…」
望「そうだね…」
狛「今日はいい息抜きになったな。」
うん…でも戻ったら狛はまた…
望「ねぇ狛、まだ時間はある…よね?」
狛「ん?あぁ。」
僕は狛の手を引いて走る。行く先は僕の、元の僕の家。お母さんもお父さんも多分この時間はまだ仕事でいないはず…そう思って…あれ?なんで両親のこと…
考えていたらもうついていた、部屋の中に。
狛「なぁ…なんでつれてきて…」
望「ねぇ狛、僕、今日一日、僕を自由にしていいっていったよね…」
僕はおもむろにベッドに座って言う。
狛「…はぁ、我慢してたってのにお前からか…なんだ、俺にほれたか?♪」
狛が僕に近づき僕の顔をくいっとあげて見つめる…
僕は顔が赤くなるのを感じた。うん、熱くなってる…
狛「…どうなってもしんないから…」
僕は押し倒された。…
狛「望、昔から俺、多分お前に惚れてた、男でも…」
望「うん…僕はそうじゃなかったけど…でも今日…多分好きになっちゃった…かも///」
僕たちはどちらからかもわからない、キスをした…
※R-18になってしまいそうなので後は想像にお任せします!
あれ…僕…寝て…あれここは…
にとり「あ、お姉ちゃんようやく起きたんだね!早くしないともう開店時間だよ!」
あれ…僕、狛と…!///
夢!?DREAM!?そんなことって!?
にとり「にしてもまさか夜に狛と一緒に…しかも狛が寝てるお姉ちゃんを抱えて…」
え!?なに?にとりちゃん怒ってる!?
にとり「お姉ちゃん、ちょっと出かけてくるね。ボソッ(狛を殺しに)」
え!?最後不穏な言葉が!?
にとり「んじゃ…狛!かくごぉ!!!」
望「狛を殺しちゃだめぇ!!」
僕は声に出していた。
にとり「え…お姉ちゃん…まさかあんな奴に…」
望「え!?あ、その…///」
いえない!何もいえない!!
にとり「やっぱ殺ってくる…」
望「あぁぁぁ!!!」
にとりちゃんは飛び出していった。
にしても…
望「僕、大変な恋をしちゃったんだ…///」
そんなこと言う望、でもうれしそうにはにかんだ顔を紫は見ていた。
紫「望ったら…でも、あなたのその恋、無かったことになるから…よね?作者。」
雪「この話はIFであり、今後の展開には一切関係ありません!!」(←これは前書きに入れるべきww
紫「そうよね。展開に関係するならあなたをスキマ送りにしてたわ(悪笑)」
雪「ブルブル…っとどうでしたでしょうか!?今回始めて5000字を越えるという偉業を達成しました!!」
紫「狛と望の組み合わせで初の偉業…なんてことなの…」
雪「だって書いてたらのっちゃったんだもん♪」(←ウザ
紫「^^#」
この後、作者はぼこぼこにされました(完)
はい、ということでね。リクエストの話でしたけども、どうでしたでしょうか。
狛がギャグキャラでない使われ方にびっくりした方もいるでしょう。
私的には狛はこれだと慈紅さんとかぶるからギャグキャラに転向したんですけどねw
さて、もう1話くらいリクエスト話入れたいとおもうので何か、リクエストあったら、どうぞ感想に書き込むなり私にメッセージ送るなりしてください!!
では、また次回、お会いしましょう!
P.S.
1週間、細かくは6日以内にリクがない場合は本編、しかも予告なんですが異変編に入りますので!
では!^^ノ~