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東方望叶紀伝  作者: 雪の変人
71/99

第56話 喫茶店、初営業! 後編


大変長らくお待たせいたしました!三週間もお待たせしてすいません!!


人里ということであの人の登場です!!


では、どうぞ~ ノ



-side 阿求


阿求「何ですって!?望君が喫茶店を開いた!?」


私は仰天する。

今日、たまたま慧音さんが訪ねてきた。何でも「どうしたら妹紅の気を引けるのだろうか。」と落ち込みながら「最近、いや、EX終わってから妹紅が望にベタ惚れで…しかも今日は望の喫茶店行ってくる!!って出てって…」と。そこで『望の喫茶店』という言葉に私は反応する。望君の喫茶店…どういうことだろう…と思っていると説明が入り、「喫茶店は最近開いた、というより今日開いたんだが、先日許可をもらいに来たばかりというのに…早いことだ…」と慧音さん。今日!?しかも先日って里に来てたの!?(←あまり外に出ない)くぅ~会いたかったなぁ…とここで冒頭の台詞になる。


慧音「!?は、はぁ。まだやっていると思いますが…」


阿求「そうなんですか!?これは行かないと…」


私は出る準備をし始める。


慧音「あの…私の相談は「そんなの後です!最優先は喫茶店!!」…そんな…」


私の頭は望君一色に塗られていた。今は望君の喫茶店に行くことしか頭にない。ずっと会ってなかった。そして先日来てたのに家にきてくれなかった。それが私を急かした。


阿求「では、行ってきます!」


慧音「はぁ、帰ってきたら相談のってくださいね…」


私は最後の言葉は聞こえてなく、光速で飛び出していった。



-side out



そろそろ後半の営業時間。僕は一応だけど晩御飯になるようなものの準備をしていた。一応っていうのは多分みんな頼んでくれないかもって思ってだ。


望「はぅ…僕の作ったご飯は食べたくないのかなぁ…」


どうしても頼んでくれないとこう思ってしまう。ネガティブになりがちだった。でも食べてくれるかも、と一縷の望みにかけるのも僕仕様。願ったら叶うけどそんなんじゃ自分から頼んでくれたって感じじゃなくなるそう思って願わない。


望「あ、暖簾をっと。」


暖簾といっているがそんなのはない。開けようっていう意思表示だ。なんでか口に出してたけどいいよね?


望「そうだ!看板に…」


[オススメ!]と下にいくつかのメニューを書いておく。それだけでもみてくれるよね?


望「さてかいてn「開いた!!」はわっ!?」


僕が扉を開けたら出待ちしていたように妹紅さんが駆け寄ってくる。


妹紅「まってましt…望…お前ってやつは…」


妹紅さんは急停止した。そしてワナワナしたかんじで僕に近づいてくる。


望「な、なに?僕がどうかs「大好きだぁ!!」わぷっ!」


いきなり抱きしめてくる。今の僕じゃ、というか僕じゃ妹紅さんを離せない。だから成すがまま。


妹紅「その格好いい!良すぎる!」


あぅ…苦しくなってきた…

僕は妹紅さんの背中をたたく。すると気づいたのか少し離して「どうした?♪」と気分良さ気に笑顔で聞いてくる。一方僕は苦しかったので深呼吸。そして


望「もう!抱きしめるのはいいけど強すぎです!もうちょっとやさしくしてくださ…」


最後まで言おうとしたら妹紅さんの後ろに人が。僕はいうのを止めた…が遅かった。


阿求「そんな…『強すぎ』…『やさしく』…望君と妹紅さんがそんな関係だったなんて…」


あ、阿求さん!?なんでここのことを!?伝える暇が無かったから明日にでも行こうと思ってたのに…ってそこじゃない!なんで変な勘違い!?


妹紅「お、阿求か。そうさ、私と望はそういう関係だ。」


ちょっと妹紅さん!?なんでそういうこというの!?


阿求「そうだったんですか…私に入る隙がないほどに好き合ってたんですね…」


信じた!?そしてそこまで勘違いして…あぅ~も~


望「阿求さん違うよ!妹紅さんも嘘言わないの!」


妹紅「え~私はこんなに好きなのに望は私のこと嫌いなのかぁ?」


望「あぅ、嫌いじゃないよ!///」


阿求「やっぱり好き合ってるんですね!」


望「あぅ~だからぁ~…」


話が進まないよぉ~…誰かどうにかしてよ~…


にとり「お姉ちゃ~んそろそろ開店時間だよ~。」


よかった!にとりちゃんナイス!これで話をとぎらせることが出来る!!


望「わかったよ~!はい、じゃあ僕はお仕事なので。」


僕は中に入ろうとするが誤解を解いてはいない。このままじゃ阿求さんが…あぅ~…あ!


望「阿求さん、心配しないでください。僕、阿求さんも好きですから♪」


これくらいしか思いつかない。あぅ~顔が熱いかも///

これで、僕は中へ入り、営業準備を済ませた。



-side 妹紅



なんだって…私には好きって言ってくれないのに阿求には…


阿求「望君…」(←惚けてる


く…阿求…幸せそうな顔して…


阿求「さて、妹紅さん、行きましょうか♪」


妹紅「…阿求…お前は敵だぁ!」


私は悔しくなって叫んだ。そして店の中に駆け込んだ。


阿求「ふぇ?」





望「はぅ、えと、おかえりなさいませ、ご主人様♪」


私が中に入ると望のお出迎えが待っていた。


望「ささ、こちらの席へ♪」


さっきのことが無かったかのように接待する望…はぁ…


望「あれ?どうしたの妹紅さん?」


あ、普通に戻った。さっきの望可愛い笑顔だったなぁ…


望「お~い、妹紅さ~ん?」


妹紅「おわ!顔近いって!///」


いきなり接吻が出来るほど近くに寄ってきた望から距離をとる。はぅ~やっぱ望は可愛いなぁ///


望「さっきから元気ないみたいだし…」


妹紅「あぁ…」


それを聞いて私は涙がこみ上げてくるような感覚に陥った。


妹紅「なぁ望ぅ…お前は私のこと嫌いなのか?」


望「ふぇ!?そんなことないよ!」


妹紅「じゃあ…好きか?」


すこし私は泣き始めている。こんなに弱かったのか私は…


望「あぅ…///その///す…き…だよ?///」


妹紅「…聞こえなかった…」


望「へぅ///だから…好き…だから///ね、泣くのやめよ?」


EX除いて初めて好きって聞いた気がする…うれしいな…


妹紅「望…ありがと///」


私は望に抱きついた。すると望は優しく背中を撫でてくれた。



-side out



阿求「あの~///い、いい雰囲気のところ悪いんですが…」


僕が泣き止むように妹紅さんを抱きしめて背中を撫でていると後ろから阿求さんの声。あ、そういえばいるんだった。


望「はぅ…///えっと…いらっしゃいませ?」


なんで最後が疑問なのかは自分でもわかんないけど…とりあえず恥ずかしい///


望「えと…妹紅さん?離れよ?」


妹紅「…いやだ…離れたくない…」


阿求「えとあの///」


あぅ~また硬直しちゃったよ~…



望「えと…とりあえず、ここの席でいいかな?」


阿求「は、はい///」


少し時間がたってからようやく座る。でも妹紅さんはまだ抱きついたまま。


阿求「それにしても望君…女の子になってたんですね~。…その胸も本物…ですよね?」


今妹紅さんが抱きついてむにゅむにゅ変形させている胸をみて阿求さんが言う。


望「そうなんですよ…僕は男でいたいのにゃん!?ちょっと妹紅さん!?」


いきなり妹紅さんが手で胸を触るので僕はびっくり。


妹紅「う~…阿求と仲良くしゃべってる…」


ヤキモチだった。あぅ…むくれてる妹紅さん…可愛いかも…♪はっ!?ちがっ、僕は…


望「そういうこと言わないの。」


妹紅「むぅ…」


また僕の胸に顔を埋める妹紅さん…はぅ…可愛い…♪


阿求「あの~…望君?」


望「あ、ごめんなさい!えと…なんでしたっけ?」


阿求「えと…私も触ってみていいですか?///」


ふぇ!?なんでそうなって!?


阿求「だってその///うらやましいなぁって///」


え?なにが羨ましいのかな重いだけなのに…

あぅ…でも…まぁいっか。


望「えと、少しだけ…ですよ?」


阿求「やった♪では…」


そう言って阿求さんは恐る恐る…という感じで手を近づけてくる。はぅ…なんか緊張…


阿求「えい!♪」


望「にゃん!?」


いきなり阿求さんの手が加速して一気に僕の胸をつかんだ。当然僕は驚く、そして甲高い声を出してしまう。


にとり「どうしたのおねえちゃ…な!?」


奥からにとりちゃんが…わ!こんな状況みたら…


にとり「あー!!ちょっと!お姉ちゃんから離れてよ~!!」


そう言って皆を私から離すために走ってこっちに来る。そして…


望「え!ちょ、ストップ!!」


にとり「離れろ~!!」


そのまま体当たり。僕、阿求さん、妹紅さんの三人はこんがらがり四人で仲良く戯れるような図になってしまった。しかも僕が一番下で…う…


望「く、くるし…」


三人分の体重は意外にこたえる。少し意識が…


にとり「あわわ!」

阿求「の、望君!?」

妹紅「の、望!!」


三人の声を聞いて僕は気を失った……





その後、数十分。僕は奥の部屋で目を覚ます。けど営業は中止、今日はもう終了した。まぁそんなに広めてないから皆来るわけじゃないしいいよね。


にとり「あぅ…お姉ちゃんごめんね、私の所為で…」


そう言って少し下向いて落ち込むにとりちゃん。


阿求「あの…私も少し調子にのっちゃって…」


阿求さんも少し反省してる。でも阿求さんの所為じゃないし…かといって誰の所為でもないと僕は思ってる。いや、僕が甘いからなのかも…


望「えっとね、誰の所為でもないから謝ったりしなくていいよ。」


僕は思ったとおりを口にする。


にとり「あぅ~…でも~…」


望「でもじゃないよ。さ、今日の話はもうおしまい。」


僕は話を切る。…あれ?そういえば…


望「妹紅さんは?」


今の中に妹紅さんがいないことに気がついた。


阿求「それが…いつになっても」

にとり「離れないの…」


と二人が言って僕のおなかのあたりに目を向ける。ん?そういえば何か…


妹紅「ん~…望ぅ……ぐぅ…」


僕に抱きついて一緒に寝てたみたい。今も何か幸せそう…


望「ふぁ…なんか寝顔見てたら眠くなって来ちゃった…今日はもうねちゃお。良かったら阿求さんも泊まって行って。」


阿求「え?いいんですか?」


うんいいよ。って僕は答えて布団をにとりちゃんに出してもらってみんなで寝る。

電気を消して暗くすると皆が僕に近寄る。布団を出す意味が無かった。でもいいか、みんなが嬉しそうだし…♪



望「そういえば営業というカテゴリ…なかったなぁ…」


これで、今日の営業?はおしまい…









どうもお待たせいたしましてすいません^^;


学祭やらで忙しくPCに手をつけれなかったんです^^;


今回は阿求さんの登場ですよ~^^

次回も出てないキャラを出してみたいですが出しすぎても操作が出来ない…


とりあえず次回をお楽しみに~^^ノ


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