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三界大戦記―好色皇子と三界の姫たち― 作者:安里優

第三部:人界侵攻・龍玉編

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第30回:進軍

 神族の大いなる祝福を受けて魔族との戦を繰り広げたその夜。
 ヴィンゲールハルト軍はヴェスブールの戦王マテウスが率いる軍や、ソフィア修道会の騎士団たちと合流しての宴を開いていた。

 決戦ではなく、少数の魔族に襲われての遭遇戦ではあったが、襲撃を撃退したことは間違いない。
 ましてや、神々の炎の鳥が現れ、祝福を施してくれたのだ。祝わぬ道理が無かった。

 ヴィンゲールハルトやマテウス、それに騎士団の指導者たちにとってみれば、今後の進軍について頭を悩ませることはいくらもあるだろう。
 だが、末端の兵士にとっては気にすべきは翌日の戦争では無く、その日の武勇を誇ることであり、褒美として出た酒を消費することだ。
 宴も進む中、そんな酒杯の一つにぽつりとなにかが落ちて、波を立てた。

 その杯を持った兵士が思わず上を見ると、その額に冷たいものが感じられる。

「ちっ。雨かよ」

 その様子を見て、さらに自らの髪を濡らす感触に、隣の男が残念そうに笑みを見せた。

「あーあー。お開きだな」
「えー。まだいいでしょう、副長」

 不満げな部下の声に、男はさらに上官である人物のほうを見やる。
 兵たちの集まりからは少し離れた所で酒杯を傾けていた中年の男は、無言の問いかけに上空を見つめていたが、結局は否定の仕草をした。

「いいや、寝床の用意をしろ。体が冷える」

 その言葉に兵たちは顔をしかめて見せたが、表だって文句を言うことはなく、最後に酒を呷ってそれぞれの寝場所へと散っていく。
 周囲でも多くの部隊が宴を切り上げて休息へと移ろうとしていた。幾人かの飲んべえがまだ残った酒への思いが断ちきれずぐずぐずしていたが、さすがに上官たちに睨まれて立ち去っていく。

 その間もしとしとと雨は降り続き、兵たちは毛布をかぶった途端に戦闘の疲れと寒さを感じ、ぶるりと震えて最も暖まれる体勢を探して体をうごめかす。
 そんな風にヴィンゲールハルトの軍が本格的な休息に入る中、雨は降り続き、朝方には大雨と化していた。
 朝であることなどまるでわからぬほどの暗さをもたらす分厚い雲と、それを運んできた風が、彼らの軍が野営する陣地を吹き散らす。

 雨の勢いが激しくなってきた未明から、彼ら『討魔軍』は陣地の補修のために大騒ぎとなった。
 陣の境界に立てた簡易な柵は各所で倒れていたし、杭を組み合わせて運搬可能とした逆茂木さかもぎも、人力で持ち運べる程度の軽量化が災いして転がったりしていた。
 なお悪いことに、そんな全体の状況そのものものを把握することが難しい。

 なにしろ、風雨は視界を悪くする上、声も通らない。伝令を出しても、その伝令が見当違いの部隊にたどり着くこともしばしばだ。
 それぞれの部隊は、雨と風で分断された中、小さな集団で部隊をまとめあげようと手近な問題の解決に努力していた。結果として軍全体になにも成せていなかったとしても、彼らはそうするしかなかったのだ。

 それでも昼頃には天候は小康状態に入った。雲に切れ間ができはじめているのを見て、誰もがこのまま雨が上がってくれるものと期待した。
 本陣で上空を見上げる足萎えの雷将を除けば。

「連絡は何処まで回復しているかな?」
「まだそれほどは。それより、天幕にお入りを。濡れてしまいます」

 自分自身は先ほどまで部下たちと外をかけずり回ってずぶ濡れのローザが父を心配して声をかけるのに、当のヴィンゲールハルトは苦笑して応じた。

「ちゃんと体は拭くよ。それよりも、軍の集結を進めるべきだろう。いや、それも難しいか」

 彼は空を見上げるのをやめ、小さくため息を吐いた。

「ローザ。我々の軍を……いや、せめて衛備まもりぞなえだけでも集結させなさい」
「父上?」

 思わず聞き返す娘に言い聞かせるように歴戦の将は告げた。

「嵐が来る」

 と。


                    †


「嵐が?」
「はい。来ます」

 スオウが確認するように問いかけるのに、参謀たるスズシロは先ほど初めて発したときよりさらに確信を込めて断言した。
 その言葉にカラク=イオの幹部たちは顔を見合わせる。

「なんでわかるんだ? いや、翡翠氏の風読みを疑うわけじゃないけど」

 襲撃大隊長フウロが言う通り、魔界の少数氏族翡翠氏は、天候をよく読み取る技能を持つ。それは、彼女らの『相』にも関係するし、高地で生活する氏族にとってまさに死活問題だからという面もある。

 だが、もちろん百発百中とはいかない。スズシロもこれまで作戦に自らの天候予測を組み込んだことはないはずだ。むしろ、最悪の状況を考慮して予測を組み立ててきたはずである。
 それがこうも自信たっぷり言い切るのは、不思議な感覚を皆にもたらした。

「この場合、必要なのは風読みの技ではなく、知識です」

 スズシロは皆の視線を浴びながら、小さく笑みを見せた。

「人界の軍が進発し、それを神々が支援したという事態を、皆把握しているはずです」
「そのためにまた集まったのだからな」

 隻腕の老将が重々しく応じ、場の全員が同意の仕草をした。
 アシビの発した急使により、カラク=イオの指導部はヴェスブールから人界の軍が発したのを知った。

 その報を受けたとき、彼らが重視したのはその数である。
 一万六千余りというのは、彼らの予想を大きく上回っていたし、ましてや真龍の相手をしながらあしらえる数ではない。
 それを、なんとか相手に出来るまで減らすことがまず話し合われた。

 真龍との決戦に力を温存しつつ、人界の軍を足止めし、漸減する。
 そんな難しい課題を突きつけられ、しかし、カラク=イオ軍の幹部たちはめげることもなく行動を開始した。
 敵軍を遅滞させるための部隊の編成と準備に移ったのである。

 だが、実際に戦闘の経過が報告されると、当初の計画は投げ捨てられ、スオウたちは再びこうして集まった。
 報告を聞いたスズシロが空を観察するために塔を駆け上がっている間に、幹部たちは集い、軽い食事を摂りながら、参謀が戻るのを待っていたのだ。
 日は落ちきり、もはや夜食といっていい食事だが、これからまだまだ働くつもりの彼女たちにとっては必要なものだ。

「そうです。我々は、神族の参戦を聞き、根本からこの戦いを考え直さねばならなくなりました。そのことについては、また別の機会に語ることとしましょう。いまは、一つの事実に注目すべきです」
「事実です?」

 カノコが小首を傾げたのは、皆の言葉を代弁するのに等しかった。スズシロがそれに応じ、持論を展開していく。

「はい。真龍に神族。いずれも上空からの攻撃が可能な、恐ろしい勢力です。ですが」
「なるほど、嵐となれば、彼らは近づけないというわけですわね」

 ユズリハがその発見の喜びに破顔する。
 スオウが少し視線を動かし、話題に出ている種族の片方をよく知る少女を見た。それを受けて、人と真龍の血を引くエリが顎に指を当て考え込む。

「真龍は地上でも戦えないことはありませんが、その真価は発揮できませんし、そもそも、あまりに天候が荒れている場合、本拠地から出てくるのが難しくなります。偵察も出しづらくなりますから、たしかにあまり考えなくて済むと思われます。
神族は地上でも戦えるはずですが……」
「あの連中は気位だけで生きているようなものですもの。そんなことするわけがありませんわ」

 ふんと鼻を鳴らして言うのはミズキ。毒姫というあだ名を持つ彼女は、あからさまな毒を言葉に込めて吐き捨てていた。

「その通り。天候が荒れている間は、両勢力の干渉を考えなくていい」
「ふむ。それはいい。だが、そうなると、結局は当初の疑問に立ち戻るわけだな。なぜ、嵐が来るとわかる? スズシロ」

 カラク=イオの長にして、彼女たち全てが仕える魔界の皇太子スオウが尋ねるのにスズシロはひょいと肩をすくめた。

「簡単ですよ。神族が用いたという兵器。あれは、大量の熱を発し、さらに様々なごみを空中にまき散らします。微細なものがほとんどですが」
「それが空を荒らすと?」
「ええ。雲を作り、風を呼びます」

 納得するような空気が場に流れた。スズシロが判断の根拠とする事象が存在するとしっかりわかれば、彼女の言を疑う者などいない。

「最終報告が無いため、彼女たちの戦いがどのように推移したのかはわかりません。しかしながら、偵察大隊のことです。人界の軍も、神族も存分に悩ませたことでしょう」
「シランだからな」
「はい」

 従妹の働きを誇るようなスオウの言葉に、しかし、スズシロは少々残念そうに微笑んだ。

「と、同時に圧倒的な勝利を収めるといったことは難しかったと思います」
「まあ、元々ちょっかいを出して相手の出方を見るか、足止めをはかるのが目的だろうからなー。数が違いすぎる」

 赤毛の女が獰猛な表情でそう呟く。勝てなかったという話であるというのに、自分がやりたかったといううらやましさがにじみ出る、そんな表情だった。

「勝敗はともかく、戦闘で足止めはしたはずですし、疲労もあります。ヴェスブールの軍がその後に部隊をまとめなおしたとしても、それほど前進したとは思われません」
「人界の慣習は細かくはわかりませんけれど、神族が介入したとなれば、祈りの時間なども求められるのでは?」
「ああ、あり得ますね。神を祀るのは、士気向上にも利用しやすい儀礼ですし」

 ユズリハが口にした思いつきを、エリが真剣に検討して応じる。そこに、カノコが苦笑のような表情で問いかけた。

「当の神族どもはさっさと立ち去っていても、です?」
「うん。たぶんね」

 そのやりとりに、誰もが複雑な表情を浮かべ、しかたないというように肩をすくめる者もいた。
 ともあれ、話をまとめるように、ハグマが確認する。

「つまり、ヴェスブールを発った軍は、嵐が来るであろう一帯に留まっていることになるわけだな?」
「そうです。ですから進言いたします。いま、このときこそが機であると」

 嵐に乗じて進軍しろ、とスズシロは言っていた。
 神族にも真龍にも干渉されないうちに、人界の軍を討てと。

 だが、もちろん、それは賭けである。
 嵐が近いうちに来るのは確実としても、いつ始まり、いつ終わるかは定かでは無い。
 加えて、悪天候は敵軍を害するだけのものではない。自軍の進行も阻害するし、場合によっては進行方向すら見失うかもしれない。あるいは、直接的に風雨にあおられ怪我をし、命を無くす者も出るだろう。
 最悪の場合、嵐はカラク=イオ軍の邪魔をするだけで、疲労困憊で敵軍の元にたどり着いてみたら晴れ上がって急襲すら出来ない事態になるかもしれなかった。

 それでも、もちろん、うまくいくかもしれない。
 襲いかかる敵軍以外のことを考えなくていい状況で。

 必要なのは決断である。
 この賭けに乗るか否か、それを決めるのはこの集団の長である、スオウの役目に他ならない。

「よし。わかった」

 好色皇子と呼ばれる男は、血のように赤い酒を一口含んで喉を湿らせてから、そう言い切った。

「全軍を出そう」
「全軍を?」

 この決定には、言い出したスズシロのほうが驚いてしまう。彼女としては、急襲部隊を編成して……という意図だったのだが、どうやらスオウはそうは受け取らなかったようだ。

「全軍をだ。そうでないなら無駄になる」

 スズシロが黙考しているのに、スオウはくいと口角をつり上げた。

「それに、傭兵をおいていくわけにはいかんだろう」
「まあ……それは、はい」

 ゲデックの街にはカラク=イオが雇い入れた傭兵たちがあふれている。彼らに正規軍ほどの規律が求められるわけもなく、時折軍規違反の騒ぎを起こしていた。
 カラク=イオ軍本体がいないとなれば騒ぎは頻発するだろうし、さらに重大な事態も引き起こしかねない。
 後ろに残して不安を抱えるよりは、いっそ戦場に追い立てたほうがいいというスオウの言も納得できる点はあった。

「しかし、殿下。ゲデック侯爵へのにらみは?」
「戻ってくるシランに任せればいい。そう間もないさ」
「まあ、それもそうですな」

 シラン率いる偵察大隊は、急襲を行った本隊だけではなく、襲撃時には合流が間に合わなかった諸隊を回収しながら、ゲデックに退却中だ。
 そのことをつぶさに知っているわけではないものの、彼女ならそうするだろうし、それをやり遂げるだろうという確信がスオウにはあった。
 そして、彼女たちを鍛え上げたハグマも、それには同感のようだ。

「では、そのように」
「ああ。皆、頼む」

 それから、スオウはなにかに気を取られたように窓のほうを見やった。もちろん、もはや夜闇に包まれた外の景色が室内から見えるはずも無いのだが。

「雨が強くなる前に進発できるようにな」

 彼の耳は、雨が屋根を打つ音をしっかりと捉えていた。


                    †


 そして、降り続く雨の中で出発の準備を整えた軍に走り寄る者があった。
 兵たちの持つかがり火にも輝く立派な鎧に身を包み、武器を包んだ袋をヨロイウマに載せてやってくる男たちが、十五人。
 その中の一人に、スオウはにこやかに話しかけた。

「おや、どうしたね。ゲデック侯」

 老齢の身には一見して重そうな鎧を身に纏う侯爵は、その問いかけに優雅に応じた。

「出撃されると聞きましてな」
「ほう。我らの留守に自らの都市を取り戻される決意を固められたか?」
「堂々と貴殿に打ちかかると? さすがにそこまで阿呆ではありませんよ。いかに雷将の存在をあなた方に漏らすような間抜けでもね」

 その言葉に、少し離れた所で兵に指示を飛ばしていたミズキが振り返り、にんまりと微笑んだ。ゲデック侯爵はその視線にぶるりと身を震わせて、努めて彼女を無視してスオウに話しかける。
 彼は、ミズキがなにかをしたことは察していても、その実態は理解していない。だからこそ、なにも言うことはできないのであった。

「私は、貴殿らに都合の良い支配のための人形として生かされている。それくらいは理解しております。そして、私の現在の力ではその支配を抜け出ることが難しいこともね」
「人形とは言い過ぎだな。それに、侯の態度次第で、協力者にも友にもなれよう」
「ええ。ですから、少々地位を上げようと画策した次第」
「ほう」

 スオウは頷いて、彼とその後ろに控える男たちの姿を再び見た。礼装ではあるものの、戦場で実際に用いることが出来るのは確実だ。

「ついてくると?」
「共に戦わせていただこうと」

 否とも諾とも答えないスオウに、ゲデック侯爵は歯を剥いて笑ってみせる。

「人界の軍と戦う時に、傭兵ではない人間の協力者がいるということの意味は、貴殿にとっては重要なものではありませんかな?」

 スオウはそれでも答えない。だが、侯爵は気にした風も無く続けた。

「貴殿が魔界の皇太子ではなく、公的には常にカラク=イオの首長を名乗られている以上、そこに意味はあると踏みまして、決断した次第で」
「決断か。いつした?」
「つい先ほど。全軍で出撃されると聞いた時に」
「なぜ?」
「大ばくちを打つ時と見ましてな。ならば、この身の献身もさぞや高く売れるだろうと」

 その答えに、スオウは満足そうに頷いた。
 侯爵にとっては、スオウたちが負けようが勝とうが、あまり立場が変わるものではない。
 魔族が駆逐されたとしても、ヴィンゲールハルトやマテウスといった新たな人形遣いの傀儡を続けなければいけないことは確実だ。
 それよりは、恩を売っておこうという彼の意図は理解できたし、その考え方をスオウはけして嫌いでは無かった。

「そうか。それでは、せいぜい良い値がつけられるよう励んでもらうとするか」
「望むところですな」

 侯爵は一つ笑ってから、部下を連れ、指示された軍列へと移動していく。
 その様子を眺めながら、スオウは顔を濡らす雨を拭った。雨の勢いはじわじわと強くなり始めている。
 彼はその雨粒をもたらす空を見上げ、こう呟くのだった。

「嵐か」

 と。


                    †


 そう、嵐は来た。
 真龍ラー=イェンが心の中で呟き、カラク=イオの参謀スズシロの予想した通り、あるいは足萎えの雷将が危惧した通り、嵐は来た。
 比喩でもなんでもなく、嵐は来たのだ。

 討魔軍が右往左往した朝方の雨などものの数ではない雨と風が吹き荒れた。
 アウストラシアが広原の地方で無ければ、木々がなぎ払われるほどの風と雨が。
 実際に、突発的に生じた風雨で十数人が宙に放り出されるという事態が、ヴェスブールの戦王マテウス配下の軍で起きている。
 吹き上げられた逆茂木が兵たちの天幕に突っ込んでけが人を出したりもしていた。

 朝方とは比べものにならないくらい、討魔軍は混乱に陥った。
 一度小康状態を経て、気が緩んだせいもあったのだろう。
 連絡は朝よりもさらにずたずたとなり、部隊の連携など考えられぬ事態となった。

 なにしろ、数歩先も見えぬほどの豪雨と、槍や剣を地面に突き立てていなければとても立ってもいられないような風が、交互にあるいは同時にやってくるのだ。
 陣の補修と維持すら、隊長たちは命じられなかった。ただ、部隊の者たちが飛ばされぬよう、あるいははぐれてしまわぬよう注意し寄り集まるくらいしか、彼らには出来ることなどなかったのだ。

 だから、彼らに予期することなど出来なかった。
 雨は視界を塗りつぶし、風は全ての音を吹き散らした。

 だが、それは来た。
 嵐と共に。

 風を避けるために身を寄せ合う、とある隊の兵の一人は、ふと顔を上げ、雨の幕の中に、巨大な影を見た。
 彼は、ぎょっとして身を震わせたが、それが周囲に伝わることは無かった。彼らは、せめてお互いの体で暖をとろうと、体をぶつけあうようにしていたからだ。
 彼の震えなど、その中では目立つものでは無かった。
 それに、彼はすぐにそれを見間違いと断じた。むしろ、なにもないところに幻影を見出してしまう自分の情けなさに憤ったくらいだ。

 だが、そんな感情はすぐに雲散霧消する。
 なぜなら、彼の首は宙に舞い、噴き出した血は、雨に流れてしまったから。

 彼らは来た。
 嵐と共に。
年末年始の更新につきまして:12月26,27日あたりを予定していた更新は体調不良によりお休みさせていただきます。その代わりに、年内に一回、年明け三箇日の間に一回更新予定です。
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