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アニメ版SAOのキャストが発表されましたが……
何かが違うと思ったのは私だけでしょうか?
まあ、イメージに合った演技をしていただけるのであれば誰でも構わないのですが

クラインは田中一成さんとかどうかなーとか思っている今日この頃
マッド・カーディナル
InterludeⅡ
 パソコンのメール受信トレイに一通のメールが届いていた。差出人は株式会社ノレンゲーム開発部とある。ゲームをかじっている人間なら知らないものはいないと言っても過言ではないほどの大手ゲーム開発会社だ。
 四十年以上前から据え置き機やアーケードゲームのソフト、ハードを開発しているゲーム会社。直孝も子供の頃ノレンのゲームでよく遊んだものだ。直孝自身プレイはしていないが、最近はVRMMOの方面にも手を出し、ソフトもリリースしている。
 自分にメールがくるということはそっちの関係か? と当たりを付けた直孝の思ったとおりだった。
 メールの件名にはこうあった。
『仮想戦術チーム対戦ゲーム、≪ボンズ・オブ・バトルフィールド≫社内αテストへのお誘い』
 直孝の興味がそそられないわけが無い。
 脳物理学の研究に明け暮れようが会社の経営を一手に担っていようが直孝は生粋のゲーマーである。大手ゲーム開発会社が開発したVRゲームの先行プレイができるとなればよほど自分に合わなさそうなゲームでもない限りその誘いは受けるだろう。
 タッチパネルを操作し、メールを開く。
 それを読み終えた直孝の眼にはさながら新しいおもちゃを与えられたような光が灯っていた。
≪ボンズ・オブ・バトルフィールド≫。メールを読む限り、全く新しいVRゲームであることには間違いない。
 ゲームの根本は、巨大な二足歩行ロボットを操縦し、同じくロボットに乗った相手と戦い、それを撃破するというものであった。
 今まで発売されたVRゲームの中に、戦闘機に乗って敵と戦うというものがあった。もちろんそれも結構な接続者数を叩き出したが、乗るものがロボットとなればまた違ってくる。
 VRゲームの一つの売りは、現実と変わらないほどのリアリティだ。戦闘機という機械は現実に実在している。
 軍用のシミュレーターがVRシステムによって開発されている今、似たようなコクピットをプログラムし、ゲームとして売り出すことはそう難しくなかった。
 だが、二足歩行のロボットというものは戦闘機とは違う。
 五十年以上も前からリアルロボットという概念が作られ始めたにもかかわらず、未だにそんなものはこの世界に存在しない。
 それを開発しようなどと本気で考えている軍事会社も恐らくないことだろう。
 そのロボットに仮想世界とはいえリアルな空間で乗れるとなると、男心がくすぐられてもおかしくはあるまい。
 ゲームシステムとしては戦術チーム対戦ゲームと銘打っている通り、サーバー内で一チーム十人の二チーム、計二十人がマッチングされ、地形や機体性能、装備などの情報を駆使しながら敵の掃討を目指すというもののようだ。
 再来週の土曜日に一度ゲームの操作方法を確認してもらい、次の日の日曜日に実際に対戦してもらうのだという。
 αテストというのだから基本的にはノレンの社員がテストプレイヤーなのだろうが、開発部だけでは人が足りなかったのか、それともテストプレイできるほどの腕ではないのか。
 いずれにせよ、直孝に声がかかったことは幸運だったといえるだろう。
 ノレンの開発部とは親しく接している訳ではなかったが、直孝の会社が技術提供をしたこともあったし、直孝のゲーム好きは自他共に認めている。格好のテストプレイヤーだと思われたのだろう。
 直孝はすぐにノレンの開発部に向けて返信メールを打ち込みだした。
 ありがたく参加させてもらうという旨。
 そして……。
『テストプレイヤーとしてもう一人連れて行っても構いませんか?』
 と。


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