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カナリアンスイーープ

作者:古池登勢
17年前、巫女神が神避った日で、一人の巫女神がこの世に生を受けた日より始まった
一昼夜の後、巫女長帯の張った結界が解け、連動して大地が震え、山が火を噴いた。
人々は逃げ惑い、数多の犠牲者が出た。これ以上の混乱を避けるべく時の権力者が巫女団に命じた結果、マグマが流れ込んだ地下の扉には堅固な結界が張られ、地下に住む住民の被害は甚大なものとなった。嘆き悲しむ地下からの声に耳を貸す者はなく、只管なる地獄がそこに広がった。
 神の名を持つ者を猿鬼が殺す。
十七年前のあの日から、それは抗えぬ日常となり、子等に受け継がれる呪いとなった。

呪いの残り火煌々と 子が御世映す帯鑑(おびかがみ)
果つるは過去か現在か 縁を断ち切る新世代
賽は子らに委ねられ 正義の御名は血に染まる
今生は地獄 闇を内包した正義が生む地獄
プロローグ
2017/08/13 08:35
2017/08/13 09:10
2017/08/13 09:46
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