ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第2章 長期休暇のお出かけ
第八問 映画館は危険な予感? ①
【第八問】 現代社会

以下の問いに答えなさい。
「次の文は、景気調節機能について述べたものである。(   )に適切な語句を入れて、文を完成させなさい。
 政府は景気が悪くなったりすると、(   )事業を増やし、(   )を拡大するなどの(   )を実施して、景気を上向かせようとする」

姫路瑞希の答え
「政府は景気が悪くなったりすると、(公共)事業を増やし、(減税)を拡大するなどの(財政政策)を実施して、景気を上向かせようとする」

教師のコメント
素晴らしいです。満点の答えが出て先生も安心しています。

土屋康太の答え
「政府は景気が悪くなったりすると、(援交)事業を増やし、(お小遣い)を拡大するなどの(お小遣いアップ)を実施して、景気を上向かせようとする」

教師のコメント
危険な香りしかしません。

吉井明久の答え
「政府は景気が悪くなったりすると、(ゲーム)事業を増やし、(売上率)を拡大するなどの(産業革命)を実施して、景気を上向かせようとする」

教師のコメント
補習室へご案内します。











連休最終日。
今日は姫路さんとのお出かけとあって、何だか少し緊張するなぁ。
指定された集合場所は、映画館前。
ここに来たってことは……恐らく何かの映画を見るということになるのだろう。
それにしても……よく今日まで生き延びることが出来たな、僕の財布。
生活費等を考えて用意したこの三日間のお金は、もうすぐ底を尽きようとしている。
だが、映画代が1500円だと仮定すれば……今僕の財布の中に入っている英世三人で何とか足りることだろう。
むしろ、その後金を使わなければ……運が良ければお金が余る可能性も出てきた。
それにしても、姫路さんちょっと遅いな……。
集合時間は9時50分で、今は10時。
姫路さんにしては珍しい時間ロスだ。

「何かあったのかな?」

そんなことを考えていた僕。
……まさか姫路さんに限って、事故に遭ったとかはないだろうけど、やっぱり心配になる。

「すみません!遅くなってしまいました!」
「この声は……姫路さん?」

良かった……ちゃんと姫路さんは来た。
何かに巻き込まれてたわけじゃなかったんだ……って。

「うわぁ……」
「服を選んでいて、少し遅れてしまったんです……その、似合ってますか?」

遠慮がちに姫路さんが尋ねてくる。
……似合ってないわけない。
姫路さんが今日着てきた服は、白いスカート型のワンピース。
……なんて清楚な格好なんだ。
それに、胸が強調されていて……凄く……いい。
髪はいつものように結ばずに、そのままのストレート。
風が吹く度にその髪が流れるように揺れて、姫路さんの美しさを強調させてくれる。

「……うん、すっごく似合っているよ。正直、綺麗意外の言葉が出ないよ」
「あ、ありがとうございます……」

姫路さんが、顔を赤くしてそう答える。
何だろう……僕の顔まで赤くなってきたよ。

「と、ところで姫路さん。今日はどんな場所に行くの?」

行き場所は予想できるけど、僕は姫路さんにそう尋ねる。
すると姫路さんは、

「えっと……映画館で映画を見ようかと」
「……どんな映画を見るの?」

映画館に行くとなると、何の映画を見に行くかを決めなければならない。
僕はそう言うのには、疎いから、姫路さんに任せることにしよう。

「そうですね……明久君が決めてもいいですよ?」
「いや、そういうわけにもいかないよ。この前の約束も込められているからね、今回のこのお出かけは」

そう。
今回のこのお出かけというのは、美波と姫路さんと交わした約束を果たすという意味でもあるのだ。
つまり……僕にほとんどの決定権はないということになる。

「そういうわけだから、今日は姫路さんが見る映画を選びなよ。こんな機会は滅多に訪れるものでもないし」
「……それなら、これを見ませんか?」
「うん?」

そう言って何かのポスターを指さす。
そのポスターに描かれていた文字は……。


『愛の逃避行』


「……うん、いいんじゃないかな」

多分これは恋愛物なんだろうなぁ。
さすがは女の子……こういうのが好きなんだろうなぁ。

「そうでしたら……早速チケットを買ってしまいましょう!」
「そうだね。時間が来て買えなかったなんてことがあったら嫌だもんね」

ちょうど映画館も開いた時間帯だし、今からならチケットは余裕で買えるだろう。
僕達は少し小走り気味で、映画館の中に入って行った。
















+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。