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第1章 アイドルとの出会い
第五問 その男、かなり危険 ①
【第五問】 現代国語

以下の問いに答えなさい。
「『冒涜』という漢字の読みと、その例文を答えなさい」

姫路瑞希の答え

「読み……ぼうとく
 例文……彼のその発言は神に対する冒涜だ」

教師のコメント
正解です。ちなみにこの漢字の意味は、神聖なものを冒し汚すことです。覚えてしまいましょう。

吉井明久の答え
「読み……ぼうよみ
 例文……彼は演劇の台本を冒涜した」

教師のコメント
何故でしょう。読みを無視すれば、例文は間違っていないようにも見えるのですが……。

土屋康太の答え

「読み……しょうとく
 例文……冒涜大使は一度に十人以上の話を聞けるらしい」

教師のコメント
君は聖徳太子を何だと思ってるんですか。














「一段と疲れが溜まるなぁ……」

最近色んなことが起きすぎていて、何だか僕の体にガタが来てしまいそうな予感がしなくもない。
にしても……亜美の転入からここまでの騒ぎになるとは思っていなかったなぁ。

「……さてと、今日はどんな一日になるのかな?」

若干テンションを上げて、僕はFクラスの教室の扉を開いた。

『来たぞ!吉井明久だ!』
『捕らえろ!抵抗するようなら手段は問わない!』
『面倒だ!それは待て!』
『先に話を聞くのが先だ!』

……殺気だったクラスメイト達が、僕のことをジッと見つめてきた。
い、一体これはどういうことなのだろうか……?

『者共!かかれ!』
『『『『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』』』
「な、何!?」

僕の周りに群がる、怪しげな頭巾を被った僕のクラスメイト達。
こ、これはまさか……!!

「異端諮問会!ってことは……須川君か!」

異端諮問会。
それの説明については今は省かせて頂く。
何故なら、そんなことをしてる場合じゃないからだ。

「って、何で僕は捕まっているのさ!」
「諦めろ明久……それがお前の運命だ」
「え?」

十字架に張り付けにされている途中で、雄二の声が聞こえてきた。
……まさか。

「この件に、雄二も絡んでるの?」
「まぁ……関わってないと言ったら嘘になるな」

コイツ……やっぱり雄二は、後で僕の手で裁きを下すしかないようだな!!

「まっ、大部分はお前の自業自得でもあるのじゃが」
「秀吉?それって……どういうこと?」

何処にいるのかは分からないけど、秀吉も僕に言葉を伝えてきた。
一体、僕が何をしたというのだろうか?

「きっかけは、昨日のお前の発言だ」
「昨日の僕の発言?……それってもしかして」
「ああ。一日何でも言うことを聞く、という奴だ。それを受けて、姫路と島田、そして牧野の三人が、どうするかを議論してたんだよ」
「ちょっと待って。どうして亜美まで混ざってるの?」

姫路さんと美波とは、確かにそんな約束を結んだ。
しかし、亜美がそこに混ざっているのは良く分からない。

「何でも、お前達の話を聞いた亜美が、姫路達だけじゃずるいなんて言い出したらしくてな……ほれ、そこに三人ともいるぞ」

向けない首を頑張って向ける。
するとそこには、確かに何かを話し合っている様子の三人がいた。

『ですから、私が最初で……』
『一日目は私だってさっきから言ってるじゃないの!』
『じゃあウチは二日目で……』

……断片的にしか聞こえないけど、なにやら『一日目』とかの言葉が聞こえてくる。
これはどういうことなのだろうか?

「……覚悟はいいな?吉井明久」
「ちょっと待って!僕に弁解の余地はないの!?」
「……いいだろう。弁解の余地を与えるとしよう」

よかった……今回の須川君達は、どうやら話が分かるようだ。

「実はあの時……」
「では刑を実行する!」
「待ってみんな!僕はほとんど発言をしていないじゃないか!……ちょっと待って。そのバットはさすがにまずいって!!」

……ああ、僕は今日、生きて帰ることが出来るのだろうか?











牧野亜美まきのあみ

クラス:2-A
身長:155cm
体重:??kg
血液型:A型
特徴:アイドル『MARNO』の名前でデビューしている女の子。頭もそこそこ
   よく、小さい時に大切な鈴の髪飾りを探してくれたことで、明久に惚れてい
   るらしい。明るく、いつも笑顔を絶やさないのが特徴。





本当は綾瀬由菜のプロフィールも載せたかったのですが、今回は亜美だけということで。
次回は由菜のプロフィールも載せたいと思います。
後、亜美が生まれるまでの秘話なんかも……それでは次回をお楽しみに。


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