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ま・た・な
作:ミルクココア



四話  コナンになれて良かった


「おはよう!蘭姉ちゃん!!」
俺は眠そうに目をこすりながら蘭にあいさつをした。
「おはよう!コナン君!」
蘭はいつもの笑顔で俺にあいさつをする。昨日、あんなに泣いたから今日も元気がないかもしれないと思っていた。だから俺は蘭の笑顔をみて安心した。
「おお!コナン、起きたか!お前、両親のところに戻るんだってな。」
おっちゃんが話しかけてきた。最初はどーしようもないおっちゃんだと思ってたけど、おっちゃんにもいいところたくさんあったな。
「うん・・。でも、おじさんのこと絶対忘れないよ!!」
おっちゃんは少し照れながら当たり前だと言った。その照れ屋なところもおっちゃんのいいところの一つだ。俺、コナンになって悪いことばっかじゃなくて、いいこともたくさんあったな。本当に良かった。コナンになれて。新一じゃない人間として色々な人と接触できて。だからこそちゃんと、コナンとしてみんなと別れなきゃいけないんだ。

俺は朝ごはんを食べ終わると、ランドセルをしょって蘭と一緒に探偵事務所を出た。
「コナン君、探偵団のみんなにお母さんたちのところに戻ることちゃんと言うのよ!」
俺はうんと笑顔で答えた。
「らーんー!!」
大声とともに園子がやってきた。
「おはよう!園子姉ちゃん!!」
「ん、ガキンチョ!妙に元気だね。蘭、この子どうかしたの?」
蘭より早くあいさつしたことが元気につながるとは思わなかった。・・・・俺、そんなに元気か?そう思いながら蘭と園子の話に耳をかたむけた。
「普通だと思うけど・・・・・。あ、でもコナン君お母さんたちのところに戻ることになったから、園子と話したかったんじゃない?ほら、私とは家でも話せるけど、園子とはもうあんまり話せないから。」
さすが蘭。分かってるな。園子とももう、この姿では話せなくなるからな。園子は相変わらずコナンに対しても新一に対しても態度が変わらなかったな。
「え〜!!!!!!!!!」
何だよ。せっかく俺がお前のいいとこ語ってたのにいきなり大声だしやがって。
「ガキンチョいなくなるの!?」
俺は深呼吸をして怒りをしずめてから園子に話した。
「うん。園子姉ちゃん、今までありがとね!」
園子は、いいのよと言った。
「そう。気にしなくていいのよ!私は心が広いのよ!ガキンチョ、お幸せにね。」
・・・・・・・意味分かんねー。まあ、園子らしいけどな。
「あ、コナン君!歩美ちゃんたちいるよ!!」
俺は蘭の指差す方をみた。そこには、歩美、元太、光彦、灰原がいた。
次はあいつら(灰原以外)に言わなくちゃな。


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