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『終焉の詩姫』は、シュメール神話をベースとしたオリジナルの神話をもとに、
架空の犯罪都市トーキョーで、運命に翻弄される少年少女の話になっています。

物語も第一章を終えたところで、ストーリーの軸となる舞台設定を簡単におさらいしたいと思います。なお、読み飛ばしていただいても全くかまいません。
ここまでのお話
舞台設定
【クローン】
 ニホンという島国は、その昔、深刻な少子化問題に直面し、クローン研究に国力を注いだ。しかし、その研究は、他国からのバッシングにより中断され、憲法にも『クローン研究を禁ず』と加えられる。
 だが、二十八年前に、ある研究者が『地球が近いうちにパンクする』と発表。世界はパニックに陥り、強制的一人っ子政策という馬鹿げた方針をうちだす。それは、子供を一人生んだ夫婦は、二人とも強制的に避妊手術を受ける、というものだった。

 この突拍子もない政策により、クローンが再び脚光を浴びることになる。それも、裏の世界で。

 たった一人の子供を失った悲しみに耐え切れず、多くの金持ちが、クローンという禁断の果実に手を出し始めたのだ。そして、かつてクローン大国と呼ばれたニホンに、その『発注』が殺到した。だが、 法律には『クローン研究を禁ず』としっかりと書かれている。クローン製造・売買は、全て裏のビジネスとなった。

【人身売買と闇オークション】
 強制的一人っ子政策により、子供の『需要』が高まっていたころ、世界には激しい貧富の差があった。そのために、貧しい家の子供はさらわれ、金持ちに売られる・・・という、人身売買が流行する。

 また、商業用のクローンも同時にはやりだした。それは、誰かから『発注』を受けるのではなく、DNAを盗み出し、勝手にクローンを製造するというものだ。そうやって作られたクローンは、遺伝子操作や人体実験などに使われた後、闇オークションに出品される。

*もう一つの人身売買もあるのですが・・・それはまた本編で。

【カイン】
 『カインノイエ』という組織に属する、『無垢な殺し屋』と呼ばれる子供たち。
 平均年齢は15歳。全員がクローンであり、幼い頃にカインノイエに助け出された、という過去をもつ。
 そのため、カインノイエの創設者である藤本マサルを『父』と呼び、神のように慕う。
 カインノイエの事務所を『実家』と呼び、藤本マサルからの指令を『おつかい』、そして子供たちを助け出すことを『迎え』と呼ぶ。
 主な『おつかい』は、人身売買や闇オークションなどにより売られた子供たちを『迎え』に行き、救いだすことである。
 ちなみに、カインは皆、『藤本』という姓を名乗っている。
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