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ドラクエ10で結婚した人

◆まえがき的なもの

これは、現在執筆中の「ドラクエ10廃人」という同人誌の一部です。

ドラクエ10はシリーズ初のネットゲームということも有りまして、1~9までとはケタ違いのプレイ時間が必要です。
発売から3年半が経過しましたが、初期からやっている人はプレイ時間が数千時間以上という人はザラです。
また、ネットゲームという性格上、他人との関わりも大きな特徴だと言えるでしょう。
仲の良いプレイヤーとフレンドになったり、同じ趣味を持つ人達が集まってゲーム内でチームを作ることもできます。

この同人誌では
・ドラクエに依存してしプレイ時間が1万時間を突破した人
・規約で禁止されているRMTリアル・マネー・トレードに手を染めてしまった人
・ドラクエ10がきっかけで結婚した人
に対してインタビューをしてそれをまとめたものになります。


ここではその中から、「ドラクエ10で結婚した人」を紹介したいと思います。




◆ドラクエ10で結婚しました。山田夫妻(仮名)


2015年12月4日。
その日の夜、私はパソコンの前でそわそわしていた。
チケットの発売開始や人気イベントの申し込み時間を待つドキドキとは違う、
まさに「そわそわ」した気持ちで夜10時を待っていた。

デスクトップパソコンの右下には最近インストールしたばかりのSkypeが表示されており、
このアイコンとスマホの画面を落ち着かない様子で交互にチェックしていた。

そして21時56分。
Skypeから音がして、メッセージが届いたことを私に知らせた。
急いでSkypeを開く。
「いつでもOKです。2人そろっています。よろしくお願いします。」
と相手方からのメッセージが表示された。準備OKらしい。
私もメッセージを相手に送った。
「今日はよろしくお願いします。早速通話させていただきますね。」
そして大きく深呼吸をすると、マイクを持って通話ボタンをクリックした。
通話の相手は山田夫妻。
Skypeで取材のお約束をさせていただいた相手だ。

相手に繋がる呼び出し音の最中が一番緊張した。
なぜなら、これから話す相手はドラクエ10がきっかけで結婚したお二人なのだから。
自分にとってはまさに異次元、最強クラスのティア充との通話となった。



◆取材までの経緯


ご主人の名前は山田晴人さん、奥様の名前は山田菜々さん。
まずは、このお二人に取材する事になった経緯から話していきたい。
私が以前からブログやツイッターでドラクエ10を9000時間以上プレイした人、ドラクエ10で結婚した人・離婚した人の話を聞かせて下さいと募集していた。
だが取材OKという人はまず現れないだろうと思っていた。
前述のような人たちが存在したとしても数は非常に少なく、私なぞの取材を受けてくれるとは到底思えなかったのだ。

その予想に反してメッセージは届いた。
ツイッターを開くとある女性(Aさん)から
「ドラクエ10で出会った彼と結婚を前提にお付き合いをしています。来年辺りに入籍予定です。」
私は椅子から転げ落ちそうになった。本当にやってきた。
テーブルにしがみつきながら返信をする。
「も、もしよろしければお話きかせていただけますでしょうか?」
それから2度ほどメッセージの交換をして少し話を聞かせていただいた。
現在Aさんは彼と遠距離恋愛中だが、結婚を前提とした交際でお互いの両親にも紹介済み。
来年にはゴールインする予定だという。
私は羨ましさに脳みその血管がブチ切れそうになった。
しかし、その翌日に「ゴールイン済み」がやってきた。
山田夫妻である。
「記事を読みました。ドラクエ10で嫁と出会いましたので、よかったら連絡下さい。」
両手に花ならぬ、両手にドラクエ婚経験者となってしまった。
考えた結果、最初にメッセージをくださったAさんは入籍前ということもあって、今回はご遠慮いただくことにした。
Aさん、本当に申し訳ない。また入籍後にお話をきかせてください。お願いします。

山田夫妻とはツイッターでメッセージ交換をしながら、都合のいい日をすり合わせてSkypeで取材をすることになった。
通話の際に奥様も同席してくださるとのことで、同時に二人からお話を聞くことができるという、大変に有難いセッティングをしていただいた。
音声設定も上々で、山田夫妻の声はしっかり聞こえた。

通話が開始されると、早速自己紹介。
文字でコミュニケーションするのと、声でコミュニケーションするのでは大きな違いがある。
自分なりに爽やかな声のトーンで通話を開始した。

まずはお名前と種族も教えてもらう。
種族はドラクエプレイヤーの大事なデータである。
菜々「あ、私はエルフなんですよ~」
なんてことだ、この世にエルおじではないエルフ♀がいたとは!
エル子をみたら100%おっさんだと思う考えを、これからは99%に訂正することにした。
晴人「僕はドワーフです。」
聞き間違えだと思った。
もう一度ご主人の種族を教えてもらう。
晴人「ドワーフですよ、緑の。」
運営にすら油粘土やカビ団子とネタにされているドワーフ男がドラクエ婚を達成するなんて!
これはレベル50のパーティーでレグナードに勝利するより難しいように思えた。

ドワ男とエル子がドラクエで出会い、結婚した。
衝撃を受けながらも、私はこの二人のなれそめを猛烈に聞きたくなってきた。




◆二人のなれそめ


自己紹介が終わると、私は用意していたスマホのメモ帳を開いた。
そこには山田夫妻に聞きたい質問事項がたくさん書かれていた。
Skypeでの通話前に何度もチェックしていたのはコレである。

質問リストの一番上には最も気になる疑問、
『二人の出会ったきっかけを教えて下さい』
と書かれていた。



晴人さんがドラクエを始めたのは発売してから約3ヶ月後、2012年の11月頃のことだという。
始めたきっけかは先輩の命令。
勤め先の先輩がドラクエ10にドハマリしていて、晴人さんに購入を「命令」したという。
晴人さんはそれまで殆どゲームをしていなかったこともあり、Wii本体も含めて自腹で購入した。もちろんドラクエ10が初めてのネットゲームだった。
バージョン1.2くらいまでは会社の人間でチームが組めるほどプレイしている人間が多かったという。

奈々さんがドラクエを始めたのは晴人さんと同じ時期、2012年の11月頃。
友達に誘われて、Wiiと一緒にドラクエ10を購入した。
奈々さんはどちらかというとゲーマーだったが、オンラインゲームは初めてで不安もあったという。

お二人とも同じ時期にスタートして、きっかけもリアルの知り合いから勧められたという点が共通している。

そして少し後日談になるが、晴人さんを誘った先輩はすぐに引退、奈々さんを誘った友達も既にドラクエは引退してしまったそうだ。
しかし今では辞めてしまった先輩も友達も、ドラクエがきっかけで、自分に縁の深い人間の人生を大きく変えてしまったのだ。この二人がいなければ、晴人さんと菜々さんはおそらく一生会うことはなかっただろう。
人の縁とは不思議なものだとつくづく思う。
そしてさらに薄いつながりが、今度は二人が出会うきっかけになったのだ。


二人がゲームを開始して半年が経った。

リアルの時間では2013年の5月頃。
その日、サブキャラで遊んでいた晴人さんにエアフレ(つながりの薄いフレンド)Bさんからチャットが飛んできた。
「良かったらメタスラコインでレベル上げしませんか?」
ほとんど会話をしたことがないフレンド、しかもサブキャラでつながっていたフレンドから話しかけられたので晴人さんは驚いた。
社会人プレイヤーのため、長時間プレイできない晴人さんは未だにレベルがカンストしていなかったので、申し出自体はありがたい。
だが時計を見ると夜も遅い。いつもならもう寝る時間だ。
迷った結果、微妙な時間だったが参加してみることにした。
「行きます~メインのキャラで参加しますね。」
晴人さんはキャラを切り替えると、メタスラコインの持ち寄りに参加した。
そこで、奈々さんと初めて出会った。

メタスラパーティーに参加したのは晴人さん、菜々さん、Bさん、Cさん。
あとで知った話だが、晴人さん以外の3人は仲良し。
Bさんがあと1名の参加者を探していたところ、親しいフレが全員ログアウトしていたので、エアフレに近い晴人さんにダメ元で頼んでみたところ来てくれたというわけだ。
ここにも運命的な何かを感じてしまう。

晴人さんは馴染みのない人たちとのパーティーで緊張していたが、
迷宮を回りながらチャットはとても盛り上がった。
それは、一緒に参加していたCさんのチカラが大きかった。
Cさんは強力な盛り上げ役で、チャットを楽しくしてくれるような会話や定型文を連発してくれたので、遅い時間だったにも関わらず楽しく迷宮を周回できたそうだ。
晴人さんも参加してよかったな~と思ったパーティーだった。
迷宮の集会も終わり、解散という時になって
「楽しかったね、晴人さんフレンド登録いいですか?」
と誰からともなく言い出して、晴人さんはCさん・奈々さんとフレンド登録を行った。
こうして晴人さんは奈々さんとフレンドになった。
この時の話を二人とも楽しそうに話していたのが、取材をしている最中に印象に残った。

晴人さんと奈々さんがフレンドになっておよそ1ヶ月後。
二人の仲を近づけることが起こった。

その頃、晴人さんはアクセ狩りに熱中していた。
アクセ狩りといっても、当時はコインボスに参加する装備とゴールドの敷居が非常に高く、
ベリアル、バズズはもちろん、実装されたばかりの悪霊の神々と戦うのは夢のまた夢だった。
そこで晴人さんは聖印のゆびわやビーナスのなみだを求めて、盗賊になりフィールドで敵を倒していたのだ。

ある日、晴人さんがグレン東で理性のリングを求め、よろいのきしと戦っていると応援された。
ピッピッピッピ!という応援に反射的に定型文で何度か答えてから、応援の主が奈々さんだと気がついた。
しかも奈々さんは盗賊の必殺を発動しやすいレンジャーで応援にやってきてくれた。
晴人さんはこれに驚いたし、話を聞いてる私も驚いた。3年以上やってるがフレンドのエル子が応援に来てくれた体験などもちろん0である。
菜々さんいわく、ずっとグレン東に盗賊でいるからきっとアクセ狩りしているのだろうなと思い、応援に行ってみることにしたという。まさに聖女。

それから応援をずっとされるのも悪いので、晴人さんは奈々さんをパーティーに誘った。
一緒にアクセ狩りをしようと思ったのだ。
「いいよ、まだレンジャー弱いから戦力にならないよ……」
と断る奈々さんに
「弱くてもいいから一緒にアクセ見つけようよ」
と晴人さんは優しく声をかけ、二人のアストルティアでの仲は急接近した。
業者の巣となって久しいよろいのきし出現地帯に、まさかこのようなロマンスがあろうとは思わなかった。

二人を接近させたのがよろいのきしなら、リアルでの結びつきを強めたのがサイクロプス先輩である。
それからしばらくして、晴人さんと奈々さんはなぜかサイクロプスが落とす妖精の首飾りを目当てに冒険をしていた。
当時はエモノよびという便利な特技もなく、湧きの少ない敵を盗んで倒すという作業をするしかなかった。
しかもアクセ狩りが流行っていた時期もあって、ゴールデンタイムには狩場が混みあいサイクロプスと戦うことがままならない状況だった。
そこで二人は「朝練」をすることにした。
朝練とは週に1度、サイクロプスを倒すために早朝二人で時間を合わせてサイクロプスを狩ることである。早朝ならば狩場には人が居ないのでアクセ狩りが出来るというわけだ。
しかし朝起きるのは辛い。そこでお互いのLINEとメールを交換し、ゲーム外で朝練の時間にゲームで集合できるようにした。
どちらかが寝ていても、起きている方からメールやLINEが飛んでくれば起きられる。
ましてや徐々に意識しつつあった異性からの連絡ならば尚更だろう。
妖精の首飾りのおかげで連絡を取る頻度も多くなり、いよいよ二人がリアルでの顔合わせる日がやってきた。

それからほどなくして、晴人さんが会社の出張で遠くの県に行くことになった。
仕事が終わって帰るときに奈々さんのことを思い出し、お土産を買ってプレゼントしようと思った。
買ったお土産はいちごタルト。日持ちがしないからという理由をつけて、リアルで初めて会うことになった。
待ち合わせ場所は晴人さんの家から近い居酒屋。
2013年7月の暑い日だった。

お互いの第一印象はこうだった。
晴人「なんだかゲームの中より内気に見えました」
菜々「なんか、『ああ』という感じでした。(原文ママ)」
そんな二人の会話はドラクエのことで盛り上がった。
共通の話題があるというのは話をする上で非常に心強い。
とても楽しい時間を過ごし、「また一緒に飲もうよ」ということになったのは自然の流れだった。
それから2・3度会ってから、本格的な交際が始まった。
付き合い始めてからは1~2週間に1度のペースで会い、交際は順調に進んでいった。
このへんは晴人さんが美味しいお店や面白い場所を知っていたことがプラスに働いたし、
二人とも都内に住んでいたことも大きかった。
実際に顔を合わせるのは1~2週間に1度だが、ゲーム内では毎日のように会っていたのも交際のスピードを早めた要因に間違いない。

お互いが結婚を意識し始めたのは、付き合い始めて4.5ヶ月経った2013年の暮れのこと。
年が明けた辺りでお互いの両親に報告して、2014年の8月に入籍をした。
現在、結婚した二人は晴人さんの実家がある福岡に引っ越しをして幸せに暮らしている。
二人の縁を取り持ったドラクエ10にログインする時間は少し減ったものの、今でも二人仲良くプレイしている。

こうして二人から伺ったなれそめを書いてみたが、「縁」というものをつくづく感じる話だった。
二人が初めてゲーム内で出会ったメタスラ持ち寄りのパーティーにしてもそうだ。

・もし、そのとき晴人さんがBさんとつながりのあるサブキャラで遊んでいなかったら
・もし、Bさんが優先して遊ぶ別のフレンドがインしていたら
・もし、晴人さんのレベルがカンストしていたら
・もし、奈々さんのレベルがカンストしていたら
・もし、晴人さんが遅い時間だと思ってパーティーを断っていたら
・もし、盛り上げてくれたCさんがいなかったら
・もし、フレンドになろうよと誰かが言わなかったら
なにかひとつが欠けたとしても、二人が結ばれることはなかっただろう。
そしてなにより、二人がドラクエ10を始めなかったら一生出会うことがなかっただろう。
ドラクエ10という土台の上に見事大輪の花を咲かせた二人の今後の幸せを1プレイヤーとして願わずには居られない。



◆質問コーナー

先ほどの章は山田夫妻のなれそめを語ってもらった。
大事な質問を終えて私はホッとしたのだが、他にも聞きたいことはいろいろある。
一問一答形式で、ドラクエ婚をした二人に更に話を伺った。


質問:今お二人は同居されているわけですが、ゲーム内でも同じ丁目の隣同士とかに住んでいるんですか?

菜々:いえ、全然別です。
晴人:住宅村というか、グレンとアズランなので住んでる大陸がちがいますね。


質問:何アカ(アカウントいくつお持ち)ですか?

菜々:1アカです。
晴人:僕は2アカです。でもサブの方は今課金切れてますね。


質問:そういえば、晴人さんは種族ドワーフでしたよね?出会った時もドワーフだったんですか?(ゲーム内では立派なスキンヘッドドワーフだった。)

晴人:初めてパーティー組んだメタスラの時はたぶんドワーフじゃなくて、人間の子供だったと思います。
晴人:あ、でもアクセ狩りのときは器用さの関係でドワーフになっていたかもしれませんね~


質問:お二人はリアルで実際にあって交際したわけですが、他にオフ会などで変な人に会ったことなどありますか?

菜々:大きいオフ会とか出たことないですね。
晴人:ほんとに親しいフレンドと4人位でルイーダに行ったことがあるくらいですので、そういった経験はないですね。


質問:便利ツールでジェムが必要なコンテンツが増えていますが、ジェムとかで課金はされていますか?

晴人:ジェムは買ってないですね。
菜々:一度も買ったことないです。


質問:ゲーム内で済んでる場所が違うみたいですが、チームとはどうですか?

晴人:あ、チームは一緒ですね。
菜々:夫婦で混ぜてもらっています。
晴人:チームのメンバーは僕らがドラクエ婚夫婦だということも知ってますよ。


質問:結婚されてから家計について考える機会が増えたと思いますが、ゲーム内でのゴールド管理はどうされていますか?二人で共有したり頻繁に取引でゴールドの貸し借りはしていますか?

晴人:ゴールドの取引はしていないです。
菜々:ドラクエのお財布は完全に別ですね。やり取りをしたのはお金のないときにトルネコが出た時くらいです。


質問:アップデートの日はどんな風に過ごしていますか?

晴人:どちらかというと乗り込め勢でしたので、気合を入れて頑張っていました。


質問:今後はドラクエ10を続けますか?
晴人・菜々:わからないですね。
晴人:環境も変わりましたし、遊ぶコンテンツが絞られたというか……
さっきの質問ではアプデ日からガッツリやっていたと言いましたが、3.0になったあたりからイン時間が減ってきまして、レグナード登場まで1~2ヶ月課金していなかったですよ。レグナードは自分向きの良いボスでしたが、この先はどうなるかちょっとわからないのが本音です。


質問:ではもうちょっと踏み込んだ質問をさせて下さい。
ネットゲームで知り合って結婚したとリアルの知り合いやご両親に正直に言いましたか?

晴人:僕は言ってないですね。ゲームをするタイプじゃないというものありますので……
親や周りには友達の紹介ということにしています。
菜々:私は正直に話していますよ。ネットゲームで知り合ったって。
実は私の両親は『文通』で知り合って結婚したので、それと似たようなものだと思ってるんじゃないかな。


質問:文通で知り合って結婚って、ネトゲ婚より難易度高そうですね……奈々さんのご両親のお話も聞きたいところですが次の質問です。
結婚式で司会者が二人のなれそめを紹介することがありますが、そのへんはどうでした?式は挙げられたんですよね?

菜々:式は挙げましたけど、親族だけの小さい集まりにしたんです。
晴人:そういうこともあって、なれそめの紹介とかはなかったんですよ。堅苦しくなくていい式でした。


質問:すごく失礼な質問ですが、どうしてこの人と結婚しようと思ったんですか?

晴人:うーん、いい子だったので……
菜々:第一印象が悪くなさそうな人でしたから。
(この質問にはさすがにお二人は照れていたように思う。ごちそうさま。)


質問:ドラクエ婚をしてよかったな~というところを教えて下さい。
晴人:ゲームしてても怒られないことですね(笑)
菜々:そうですね、オープンにゲームしてても何も言われないのが嬉しいです。
晴人:でもドラクエだけじゃなくて、ゲーム以外のことも話題にしたりしますよ。


質問:では最後の質問です。ドラクエ婚を考えていると、ドラクエで恋愛したいと思っている人たちに何か一言お願いします。

晴人:ドラクエでのレベルや装備も大事なんでしょうけど、結婚となると実際に会って恋愛・交際となりますよね。
その時のために、リアルも充実させて損はないです。
僕はもともとゲームしてなかったこともあって、色々遊ぶ所を知っていました。
女の子を連れて行っても恥ずかしくないよう所でデートしたのも交際する上で良かったんじゃないかなと思います。
男性がゲームしかできない、ドラクエしかできないというのは結局交際がダメに成ってしまうような気がします。



◆記念撮影


取材が終わると、ゲーム内で待ち合わせをしてお二人と記念撮影をしてもらった。
一足先に待ち合わせ場所にいると、すぐに可愛らしいエルフの女子とスキンヘッドのドワ男が連れ立って姿を現した。

私を加えた3人で写真撮影に使えそうな建物の前に並び、全員でポーズを決めてシャッターをきる。
この写真にはすぐにロックを掛け、思い出の一枚とした。
不慣れな進行や失礼な質問にも丁寧に答えてくれたお礼を述べ、しばらくチャットでお話してから二人はルーラストーンで飛び立っていった。

さっきまで一緒に居たスキンヘッドのドワーフ、可愛らしいエル子のプレイヤーはそれぞれ違う場所でゲームを始め、ゲーム内で出会い、今は同じ家の同じ部屋から隣り合ってゲームをしている。
たかがゲームでも、そこで出会う人によって人生に大きな影響を与えることがある。
これがオンラインゲームのチカラなのだろう。
ゲームも出会い、人生も出会い。

自分にもいつかそんな出会いが生まれるだろうか。
『いや、ないだろうな……』と思わず苦笑いをして、私はゲームからログアウトした。


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