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キャラクターメイキングで異世界転生!  作者: 九重 遥
5章 エルフのちエルフ、時々エルフ
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出発の前に

「さて、どうするかな……」


 宿屋の一室。

 自分の部屋の椅子に座り、思案にふける。

 カルネキの根を手に入れることで出来ること。

 それは、領主の名のもとに最大限優遇されること。

 金や物ではなくてもいいのだ。

 どんな我が儘でさえ、領主の力で叶えてくれるのだ。


 逆から見ると、それだけ領主は切羽詰まっていることがわかる。

 なりふり構わず、冒険者の望むものを報酬に与えるということはそういう意味だ。

 アルが言っていた、領主は家族愛、特に娘にぞっこんと言うのは間違いなさそうだ。


「これで楓を見つけることが出来る。出来るはずだ……」


 このミシェロの町の最大の権力者のコネ。

 それさえあれば、楓を探し出すことは容易いのだろう。

 喉の渇きをおぼえ、水の入ったグラスを手に取ろうとするが、うまくいかない。自分の手がカタカタと震えているからだ。

 楓を見つけることが出来ると、希望が現実のものとなろうとしている今の状況が信じられず怖いのだ。この異世界でただ一人を探すという途方も無い願いが叶うのだ。

 嬉しいはずなのに、現実離れした出来事のように感じ、信じることが出来ない。現実だと直視できていない。


 

「ただいまですーー」


 窓からアルが帰ってきた。

 その姿を見た瞬間、自分の中の張り詰めた空気が緩んだ。

 アルの顔を見ると現実が戻って来たと感じてしまう。


「おかえり。なんで玄関じゃなく窓からなんだ?」


「いえ、一刻も早くアポロさんに報告しないといけないのかなと思いまして」


「助かる」


 そこまでアルは思っていてくれたのか。


「それに、アポロさんは一刻も早く私の笑顔が見たいのかなと思いまして」


「…………」


「ねぇ、真顔で首を振るのやめましょうよ。

 ま、まぁ、実際はさっきまでの隠密行動のせいでついやってしまっただけなんですけどね」


「うまくいったのか?」


 アルに頼んだことが実を結んだのか。

 アルは俺の言葉に得意満面という笑顔で胸を叩いた。


「任せてください。自分でも怖いぐらいにうまくいきました。

 きっと日頃の行いがいいからですね、これは」


 日頃の行いがいい?

 ツッコメばいいのかわからない言葉を聞かなかったことにする。

 だが、うまくいったのなら重畳だ。


「マイリヒさんはどう言ってた?」


 アルにはいくつか用事を頼んだ。

 その一つに、再度マイリヒさんに会って情報を得ること。


「マイリヒさんによると、領主の娘が眠り病にかかって2週間過ぎたそうです」


「となると、リミットは二ヶ月半か……」


 領主の娘が眠り病にかかってどのくらい経ったのか、猶予はどのくらいあるのか正確に知る必要があるのだ。


「ええ、王都のオークションが開かれるのは大体2ヶ月後。恐らくそこにカルネキの根が出るのではないかと皆さんは予想しているそうです。そちらも、眠り病のリミットギリギリですね」


「なら、それまでに手に入れる必要があるな」


 報酬を得るのは最初に手に入れた者だけだろう。

 ならば、早いもの勝ちだ。

 リンの故郷に行って帰っても一ヶ月はかからないので、勝算は十分ある。


「で、ついでにサクッとクエスト受注してきました」


「助かる」


「マイリヒさん驚いてましたよ。アポロさんがこの特別クエストに参加するのかって」


 確かに。

 受注すれば、他のクエストは受注できないのだから。タイムリミットは2ヶ月半だが、逆を言えばそれまでの間仕事が出来ないのだ。

 勝算がなければ損な話だ。


「勿論、俺達がこのクエストに参加することは内緒にしてくれるように頼んだよな」


「ええ。ご命令通りに」


 ミシェロの町で俺達はちょっとした有名人になりつつある。

 その俺達が特別クエストを受けたとなると、意図しない出来事が起こるかもしれない。考え過ぎな気もするが、実際に手に入る目算がある以上、慎重すぎるのがちょうどいいのかもしれない。


「マイリヒさんはギルドトップですからね。恐らく、ギルドでも知っているのはマイリヒさんとリサさんぐらいかと」


「なんで、リサさんも知っているんだ?」


「マイリヒさんと会うためにリサさんにお願いしましたからね。そのまま成り行きで喋っちゃいました」


 アル単身でギルド長に会うのは難しいと思ったが、協力者がいたのか。

 リサさんなら大丈夫だろう。当然、アルもリサさんに口止めしているし、リサさんの人柄なら無闇に言うはずがない。


「あと、アポロさんが何をしたいかを伝えたら、マイリヒさんもリサさんも呆れてましたよ」


「やっぱりかぁ……」


 自分でも胸を張って言える計画ではないので、他者なら尚更変に思うだろう。


「で、でも最後は笑ってアポロさんだから仕方がないって笑ってましたよ」


 俺が暗い顔になったせいか、アルが慌てて言った。


「それ、フォローになってないからな」


 俺は常識人の自信がある。

 変人なのはアルだけだ。

 きっとそうだ……そうに違いない。


「アルザスさんの方はどうだ?」


 考えていたら、ドツボに嵌りそうなので話を変える。

 アルに頼んだ任務の2つ目、メイド服を作ってくれたアルザスさんに会うこと。


「ええ。こちらも無事会えました。こちらに来るそうですよ」


 とアルが言ったすぐ後に、扉をノックする音が聞こえた。

 扉を開けると、服飾店『クラッドネス』を経営する若き天才、アルザスさんがそこにいた。


「や、アポロ君。久しぶりというほどでもないけど、元気だったかな」


「ええ。俺は変わらずです。忙しい所、来てくれて助かります」


 爽やかな笑顔で挨拶をするアルザスさんだが、前会ったときより目の隈が濃い。普段寝ていないのがわかる。


「なに、アポロ君の悪巧みが聞けるって聞いたからね。多少無茶でも会いに来るよ」


「過大評価ですよ。でも、頼むことがあるのでお会い出来て嬉しいです」


 挨拶もそこそこに、本題に入る。

 俺が特別クエストを受けること。なので、帰ってくるまで楓を探すのは待って欲しいということ。そして、俺が何をしようとするのかを。

 一時間は話しただろう。その間、アルザスさんは相槌を打つだけで何も反論や疑問を投げかけなかった。


 俺の話が終わると、その場は沈黙が支配した。

 アルザスさんは何かを考えるように視線を落とし何も言葉を発しない。

 その時間が5分が過ぎた頃、アルザスさんはやっと言葉をだした。


「なるほどね。私達に取っても忙しいから楓さんを探すのは後のほうが嬉しい。それはいいのだけどね」


 顎に手を置き、何度も頷くアルザスさん。

 その動作は自分の考えをまとめるためなのだろうか。まるでテーブルを見通すかのように下げられた視線のおかげで、どんな表情を浮かべているかわからない。

 そして、その頷きの動作が止まり、アルザスさんは顔をあげた。


「しかし、そこまでする必要があるのかい?

 私達の服飾店やそのコネだけでは駄目なのかい?」


 アルザスさんは理解出来ないと俺を見て聞いてきた。


「駄目ではないですが、確実ではないと思っています」


 だから、正直に俺も胸の内を明かす。


「確かに報酬は魅力的だ。領主のコネがあればいけるだろう。だが、危ない橋をわたることになる」


「それも承知のうえです」


「失敗する可能性もあるし、何よりカルネキの根が確実に手に入るわけではない。それに仮に手に入れても領主の力は絶対ではないのだよ。正直に言うと私達に任せて欲しい。専門外だがやりようはある」


「ええ、それも承知のうえです。でも、俺にはこれが必要なんだと思います。きっと……」


「勘かい?」


 探るようにアルザスさんは問いかける。

 根拠の無い勘で行動を決めて良いのか、またそれをアルザスさんに伝えて失望されないか。

 不安が胸中を巣食うが、


「はい」


 正直に打ち明けた。


「……………………はぁ。なら、仕方がないか」


 アルザスさんは何かを諦めるようにため息をついて、空気を緩めた。

 あまりのあっさりとした態度に拍子抜けする。


「いいんですか?」


「君がそれを聞くのかい」


 苦笑しながら、アルザスさんは言葉を続ける。


「商売人に取って大切な要素だよ、勘は。商売は理屈や理論の及ばない所にあるからね。これはいい製品だ。いい製品だから絶対に流行るぞと思っても、まったく売れないこともある。逆にどうして売れるのかと製作者や販売人が思っても客が欲しがる商品というのもある。はたまた、ある場所では売れないが、違う場所では飛ぶように売れるということもある。

 では、理屈や理論で推し量れないものを売る時に大事なのは何か。それは勘だと思うよ。勘というのはそれまでの経験によって導き出した答えだと言う人もいるけどね。僕はその考え方には賛成していないよ」


 わかるかいとアルザスさんが目で問いかける。

 俺は首を振り、アルザスさんの言葉を待つ。


「勿論、全てを否定しないよ。ただ、それだけじゃ説明がつかない場合があるのさ。まったく経験したことがない場合に勘が働くことがあるからね。

 僕はこう思うのさ。未来予知じゃないかって」


「…………」


「君は洞窟の中を歩いているとする、すると左右の分かれ道が出てきた。片方が正解で片方が間違いだ。どちらが正解か判断する材料がない場合、勘で決めるしか無いよね。

 そんな時に正解を掴みとるのは過去の経験かい?運だけで決まるのかい?

 違うだろう。説明出来ないじゃないか。だから、僕は思うのさ。もし左の道を行った自分と右に行った自分の未来を感じ取ることが勘ではないかってさ。勘がいいという人はそれを感じ取れる人なんだ。その力は誰しもが持っているわけではないけどね」


 わかるようなわからないような。

 未知の場合でも、過去に類似した経験から判断される場合がある。洞窟の話でも音や空気を意識的に脳で知覚出来ないまでも無意識的に感じ取り判断すると説明出来るのかもしれない。

 アルザスさんもわかっているのだろう。

 アルザスさんも茶飲み話だと笑いながら、会話をしめる。


「話が脱線した上に、何が言いたいのか自分でもわからなくなってきたよ」


 陽気な声をあげるが、アルザスさんはすぐに声を止め、俺の目をまっすぐ見つめた。


「大事なのは君を信じるってことさ。

 理屈じゃないんだ。君に肩入れするのは。勿論、メイド服をはじめとした商売の種をくれる大事なブレーンということもある。けど、それ以上に協力したい気を起こさせるのさ。君が迷える羊を再建した手際は商売を成功させた以上に楽しいと思ったのさ。まさか、こんな手でってね。それを僕は評価しているのさ。

 極論を言えば、君を監禁して知っていることを吐き出させることが私達に取って一番の利益なのかもしれない」


 俺が一番恐れていること。

 異世界の知識を自分のものとするために、手段を選ばず手を出されること。


「だが、そんな手段は取りたくないし、させないよ。

 君を自由にさせた方が面白いじゃないかと思っているんだよ。理屈や理論じゃない何かが、強烈に頭にささやきかけるんだよ。君を監禁したらお終いだと。利益を追求する商売人としてあるまじきことだけどね」


 アルザスさんは用意したが、口にしなかったグラスを初めて口に含む。

 俺も釣られて自分のグラスを手にとって水を飲む。

 喉がカラカラだ。


「まぁ、長ったらしく語ったけど、言い訳だね。

 商売人であることより、アポロ君という人を選んだということで綺麗にまとめておこうじゃないか。君の指示にしたがって動くよ。君は君の好きな通りに行動するといい。私達服飾店は君の味方だからね、忘れないでおくれよ」


 話は終わりだと、アルザスさんは席を立った。

 そして、扉の一歩手前で振り返り。


「もし、気が変わったら呼んでくれよ」


 と去っていった。


「かっこいいと言うのか未練たらたらなのか判断しづらいですね」


 それまで黙っていたアルが言った。


「それでも俺の望む通りに動いてくれるんだ。感謝してもし足りないよ」


 それに……。


「勘の話は笑い話に出来なかった……」


「アポロさんのスキル『直感』ですか?」


「ああ。普段考えないようにしてるが、このスキルのおかげで俺は生きてるようなものだ」


「なんで考えないようにしてるのです?

 便利ですし、せっかくの高レベルスキルじゃないですか、じゃんじゃん使わないと損ですよ」


「だからだよ」


 アルは俺の言葉の意味がわからず、首をかしげる。


「便利すぎて、物事を決める際の基準が俺の意志ではなく直感になってしまう。それが怖いんだよ」


「…………」


「そうなれば直感の奴隷だ。スキルを使うどころか使われる側になってしまう」


 贅沢な悩みかもしれない。

 自分で直感を高レベルにしておいて、それを怖がるなんて。

 自分を信じるために選んでおいて、自分を信じられなくなるとは本末転倒だ。


「正直、直感がレベルアップしなくて助かってるかもしれない」


 他のスキルは違和感を感じない。アシストと言うべきか、自分の能力を後押しして強化されている感じがする。ただ、直感だけが違う。自分の直感が別のものに置き換えられていると言おうか、制御が出来ていないと言おうかしっくりこないのである。

 その理由は自分の身の丈にあってないスキルレベルなのかもしれない。


「そういえば、最初スキルに熟練度とかありましたものね」


 今は見ることが出来ないが、熟練度の規定値がありその数値がMAXになれば、スキルのレベルが上がる仕様だった。

 直感は数値が無く、スキルレベルが上昇しない仕様だった。


「熟練度が消えたのは神様の気まぐれでしょうか。それとも予定してたことなんでしょうかねぇ。あの人のやることはわかないです。『あっはっは、ほんとは熟練度見えないのが正しいけど、消すの忘れてたのさ』とか言っても信じられますからね」


「ほんと、嫌だな。それ……」


 グラスを口に含むが、水が流れてこない。

 飲み尽くしたか。

 アイテムボックスから水筒を取り出して、グラスに注ぐ。

 それをアルがじっと見ていた。


「アポロさん、水を最近よく飲みますね」


「ああ……」


 気付いたか。


「糖尿病ですか?」


「違う!」


 糖尿病の初期症状に水を欲しがるがあるけど、違う。

 それではないのだ。


「まさか……」


 アルも気がついたようだ。


「ああ。種族特性だろうな。

 最近になって、喉が乾くんだ」


「大丈夫なんです?

 吸血鬼っぽくないので、アポロさんの種族が吸血鬼とのハーフとか死に設定だと思ってましたよ」


「変なことを言うな。

 喉が乾くだけで、血が欲しいとか思わない。だから、まだ大丈夫だと思う」


 あと、たまにうなじに見とれるようになった気がする。

 だが、これは黙っておいた。


「でも!いつかは欲しくなりますよね!

 なら、リンさんやベクトラさんに相談しましょうよ!」


 アルはそう言って、扉の方へ行こうとした。


「駄目だ!」


 思わず、大きな声でアルを制止する。

 その声の大きさに驚いたのか、アルの動作が止まる。

 そして、ゆっくりとした動作で振り返る。

 アルの表情に浮かんでいたのは何と形容すればいいのだろうか、悲しさ、憤り、失望、それらが少しずつ混ざったように感じられた。


「今は駄目だ!…………駄目なんだ。

 症状も軽い。もうしばらく……そう、カルネキの根を手に入れるまで持つはずだ。その時まで…………待ってくれ」


「アポロさん……」


 吸血鬼は迫害対象だ。

 それを知られたら、今の関係が壊れてしまう。

 きっと、そうなってしまう。


「わかるのですか……?」


 そうあって欲しくないという気持ちをにじませながらアルは聞く。

 

「ああ。直感スキルのおかげでな。

 言おうか迷った時、頭の奥の方でピリピリと電気が走るんだ。そして感じてしまう。喋っても良い結果は産まないって」


「でも………それじゃあ!」


「わかってる!」


 アルが何かを言おうとするのを被せて遮る。


「俺だってリンやベクトラを信頼している!

 ずっと黙っていたくない!」


 リンやベクトラが俺を信じてくれるのに、黙っているなんて恩を仇で返してるようだ。

 この世界で出来た仲間だからこそ、誠実でありたい。


「ただ…………待っていて欲しい。

 カルネキの根が手に入って、領主に届けるまでには話す。そして、どんな結果になろうとも俺は受け入れるつもりだ」


 例え、最悪の結果になろうとも受け入れるつもりだ。

 矛盾しているのだろう。賢い選択ではないのだろう。

 楓を見つけたい気持ちと仲間を大切にしたい気持ちがせめぎ合っている。

 

 そんな俺をアルは優しい声で言う。


「アポロさんが直感スキルを怖がるのが少しわかりました。アポロさんの気持ちなんてお構いなく、未来の結果が予期できるんですもんね。そりゃ、失敗しない方がいいですけど……」


 俺の直感スキルは目の前の事象のみに働きかけているのか。

 それとも俺の人生において最終的にプラスになるかマイナスになるかを判断しているのだろうか。

 わからない。

 もし、俺が吸血鬼とのハーフだと告白して、一時的だがパーティーの絆に亀裂が入っても、やがて仲直りして一層絆が強くなるのなら、それは素晴らしいことなのかもしれない。

 そうだとしたら、俺は恐怖を乗り越えても話すべきなんだろう。

 だが、俺は踏み出せずにいる。


「まぁ、要約するとアポロさんヘタレると」


「おい……」


 あっているだけに、ツッコミに力がだせない。


「大丈夫です。最後まで私がついてますから。いくらアポロさんがヘタレようと見捨てませんよー。青少年の若々しい迷いなんてなんのその!」


 元気づけるためか、アルは軽い調子で茶化す。


「私がついていてよかったですねー。アポロさん、ハッピー!

 涙を流して私の存在に感謝するといいですよ!」


 にっこり笑い、ウインク。

 そんな、アルを見て力が湧いてきた。


「なぁ、アル」


「え?なんです?

 感謝の言葉?大きい声でお願いしますよ。アポロさんヘタれると声が小さくなりますからねぇ」


「イラついたから、殴っていいか?」


「ええ!?何で!?」


 出発は明後日。

 この旅で何かが変わるのかもしれない。


主人公の直感レベルは7です。

スキルのレベルは最高10。

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