表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キャラクターメイキングで異世界転生!  作者: 九重 遥
2章 アルハザールの空の下で
8/98

とある森にて準備運動 さっそく装備していくかい?

「ここは……森か」


「森ですね。木々がわさーってあります」


 俺の呟きに、アルが答えた。

 辺りを見渡すと、木々が途切れなく生えている。人通りがあるためだろうか、木々が伐採され、人が通れる道ができている。とりあえず、ステータスを確認しておこう。小さくステータスと呟く。



============================

名前:新城響


種族:吸血鬼とのハーフ


レベル1

HP100/100

MP50/50

STR:60

DEF:60

INT:35

AGL:45

DEX:45


スキル

剣術 レベル1 熟練度15/50

調教 レベル1 熟練度0/30

鑑定 レベル3 熟練度0/150

隠蔽 レベル4 熟練度0/200

索敵 レベル3 熟練度0/100

火魔法 レベル4 熟練度0/300

精霊魔法 レベル1 熟練度0/50

精神異常耐性 レベル2 熟練度0/100

直感 レベル7 熟練度---------

吸血 レベル1 熟練度---------


装備

なし

アイテムボックス


仲間

アルテミス(契約)

=============================


 キャラクターメイキングで決めた内容と若干差異がある。剣術があるのは、中学の頃剣道部だったおかげか。3年間やってレベル1というのは泣けるが。誰だ、才能があるって言った奴は。精神異常耐性は種族特性か。直感がレベル7なのは神がなんとかしたのだろう。あの会話にも意味があったと思いたい。精神衛生上そういうことにしておこう。


「響さん、何やってるんですか?」


「ステータス見てる」


「見せてください!」


 アルがステータス画面を覗き込む。他人には見えないのではなかったけ?


「響さん、見えませんよ。なんとかしてください」


「なんとかって……これか」


 画面の端のほうにオプションの項目があるのでタップして、アルにステータス閲覧許可をだす。


「こんな感じだが、どうなんだ?」


 このスキル選択が成功なのか、失敗なのか聞きたい。そして、どうすればいいのか判断を仰ぎたい。俺は裁判で審判を待つ犯罪者のような心境で、アルの言葉を待った。


「わかりません!強いんじゃないでしょうか?わかんないですけど」


 この回答は予想してなかった。

 適当な返事だ。

 わからないが二回もある。

 思わず脱力してしまう。シリアスに徹しようと思っていたのに。


「お前は神様の子分だろ。なぜわからない?」


「管轄が違うので」


「お役所仕事な!」


 考えてみれば、神はフェアを謳ってたのだ。それを害することをするわけがないか。


「じゃあ、この世界で知っていることはなんだ?」


「アルハザールですか? 神様が管理してたことぐらいですかねぇ。結構気に入ってるぽかったですよ。自画自賛してましたし」


 役に立たない情報をゲットした。


「はぁ……次の質問だ。俺に同行するのが罰って神は言ってたが、何をしたんだ?」


「え、えっと……神様が大事にしてるコップを割りました」


「うわ…」

 

 いくら大事にしているからって、コップを割っただけで、異世界に同行させるとかいくらなんでもひどいだろう。


「あと、神様が大事にしてる高価な壷を割りました。食器も。あと、大事な書類をまちがって廃棄しました。数回ほど。あと、神様の悪口を同僚と話してました。かなり盛り上がりました。それを聞かれたかも。あと、仕事サボり過ぎて自分勝手な研究をやってたからですかね。

 響さん、何がいけなかったと思います?」


「俺が神なら縊り殺してるな」


「ひぃぃぃぃ」


 神が大事にしているというからには、それ相応の品だろう。それを壊されるとなると……。

 神は寛大なようだった。ちょっと見直した。


「そえば、アルのステータスって見れるのか?」


 ステータス画面のアルの部分をタップする。



============================

名前:アルテミス


種族:妖精


レベル1

HP10/10

MP5/5

STR:5

DEF:5

INT:4

AGL:4

DEX:4


スキル

なし


装備

なし

============================



「使えねぇな、おい!」


 ステータスのあまりの低さに、つい突っ込んでしまった。


「し、失礼な。これでも役に立ちますよ、私」


 アルは無い胸をそらしながら、自慢気に言う。


「じゃあ、何が出来るんだ?」


「え、えっと……響さんの友達になれます!」


 最初は言葉に詰まりながら、後半は元気よくアルは言った。

 ふぅと息を吐き、アルの頭をつかみ、だんだんと力を入れていく。


「いたい、いたいです。響さん」


「もう一度聞こう。何が出来るんだ?」


「え、えっと……友達のいない響さんの友達になれます!絶対になりますから!これでも演技得意ですし!」


「命がいらないようだな。アル、短い間だったけど楽しかったぜ。

 お前と過ごした日々を忘れずに生きていくわ」

 

 爽やかに言った。

 良い笑顔ができてるかな、アル?


「ちょ、ジョークです。ジョーク。潰れる。トマトみたいにぐちゅって潰れる!」


 はぁーと息をつき、力を緩めた。


「そえば、アルって死んだらどうなるんだ?」


「つぶそうとした後、その質問ですか、本当に怖いんですけど。

 黙秘していいですか?」


「や、たんに思っただけだ。ステータス低いから、巻き添えでぷちっと死にそうだなぁと」


「それもそれで怖いのですが。まぁ、この体は仮なので死んでも大丈夫です。すぐ生き返るわけではないですが、死んだら肉体は消滅して魂は響さんの体に入り、時を経て復活します。そういう設定みたいですね、うん」


 アルは何かを思い出すためか頭をトントンと叩きながら、俺にそう説明した。


「体に入るって、こえぇな。病原菌みたいだ」


「し、失礼な。一応神様との契約ですからね。仕様です」


 確かに、ステータスに契約と書いてある。 


「んじゃ、死なないってことで、飯が無いときは釣りのえさにでもするか」


「なに恐ろしいこと、さらって言うのですか!無理ですよ!」


「え、魚釣れないの?妖精じゃえさにならないのか?」


「そういう意味じゃないですよ!人道的な意味で!」


「非常事態だ。そのときは許せ」


 アルは抗議するが、聞き流した。

 からかっただけなのだから。

 駄目だ。アルといるとギャグに走ってしまう。相性なのか。今日会ったばかりなのに何年前の親友のようにウマがあう。

 アルもそう感じたのか、目が合った時、クスッと笑った。

 俺も釣られて笑う。


「ククッ………じゃあ、次行くか」


「あいあいさー」


 おふざけはここまでにして、アイテムを見ていくとする。ウィンドウからアイテムボックスの項目を見る。すると、アイテムボックス内にある所持アイテムが見られるようになった。だが、見れるだけで取り出せない。

 取り出すには別の方法が必要だ。


「アイテムボックス」


 目の前に黒い渦が出現する。

 別にアイテムボックスと言わないと出てこない仕様ではないが、最初だから言ってみた。


「おぉ!」


 アルの純粋な驚きに気恥ずかしさを少し感じながらも、とりあえずアイテムを全て出してみる。

 黒い渦に手を入れて念ずれば、アイテムを取り出せる。

 俺は最初に武器、防具を出してみた。武器、防具は装備しないと意味はないとどこぞの偉い人が言っていた。

 鉄の剣、布の服、皮のズボンを出したところで、気がついた。現在着ている服は、修学旅行の服装のままだ。ここは異世界だ。この服装は浮いており、まずい気がする。急いで着替えねば。


「お、犯される!」


 なにかを勘違いしたアルを無視して、着ていた服を脱ぎ、布の服、皮のズボンをはく。


「ありゃ、着替えるのですか?いっきにぼろっちくなっちゃいましたね」


「まぁな。文明差があるからなぁ。地球の服装なら目立つだろう」


「なるほど」


 次は、旅セットを開いておく、食料や水、外套、袋、ランプ、毛布等が入っている。野宿用アイテムとも言える。

 とりあえず外套を着た。厚いわりには動きやすい。


「次はお金だな」


 異世界お金セット(小)を開いてみる。鉄貨10枚と銅貨5枚、銀貨3枚入っていた。これで1週間はなんとかなるらしい。物価を予測しながら、それぞれの硬貨を袋に入れる。

 アイテムはこれで終了した。

 ステータスを見てみる。

 

 ============================

名前:新城響


種族:吸血鬼とのハーフ


レベル1

HP100/100

MP50/50

STR:60

DEF:60

INT:35

AGL:45

DEX:45


スキル

剣術 レベル1 熟練度15/50

調教 レベル1 熟練度0/30

鑑定 レベル3 熟練度0/150

隠蔽 レベル4 熟練度0/200

索敵 レベル3 熟練度0/100

火魔法 レベル4 熟練度0/300

精霊魔法 レベル1 熟練度0/50

精神異常耐性 レベル2 熟練度0/100

直感 レベル7 熟練度---------

吸血 レベル1 熟練度---------


装備

鉄の剣

布の服

皮のズボン

アイテムボックス


仲間

アルテミス(契約)

=============================


 装備の欄が更新されている。外套は装備品ではないのか、表示されない。仕様なのかわからないが、ファンタジーの不思議ということで納得しておこう。



2章から後書きの漫談はなくなっていきます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ