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キャラクターメイキングで異世界転生!  作者: 九重 遥
1章 キャラクターメイキング
3/98

キャラメイク2 Q&A

 Q&Aはひたすら質疑応答だった。


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 Q1.種族が多くて、選べない!


 A1.無難なのは人間。能力は低いが、種族数が多く、繁栄種族。

   エルフ等の亜人は能力は高いが、種族数が少ない。人間に迫害される種族もある。

   魔物系は上級者向け。人間が襲ってきます。人間嫌いにお勧め♪

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 Q2.おすすめの種族は?

 

 A2.人によって千差万別で答えられません。能力やスキルによって変わるからね♪

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 Q3.ハーフって人間しかできないの?

   ゴブリンとスライムのハーフってできるの?


 A3.結果は自分で判断してください。自己責任で。

    職員は面白いのを期待します♪

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 Q6.種族って変更できるの?


 A6.装備みたいに簡単に変更できません。ご利用は計画的に♪

    魔物は上位の種族へと進化できたりもします。目指せ下克上♪

    例:ゴブリン→ハイゴブリン、ゴブリンロード、ゴブリンマージetc

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 Q10.スキルが多くて選べない!


A10. 開始場所は町の中ではないので、なにか戦闘系を持っていたほうが無難です。

    あとは自分の生きたいように。

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 Q11.おすすめのスキルを教えて


A11. 人によっては千差万別です。大器晩成スキルから即使えるスキルまで揃っています。よく考えて選んでください。

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 Q12.スキルのレベルが表示されるけど。これ、なに?


A12. スキルはレベル制です。基本的に、熟練度が上昇し、そのスキルの熟練度がMAXになるとスキルのレベルが上がります。レベルの途中で上昇しないスキルもあります。

 レベル1~3は初級。レベル4~6は中級。レベル7~10は上級と分類されてます。最高レベルは10。

 初級でもかなり役にたちますので、無理して中級にする必要はありません。10とか到達する人いないですし。

 計画的にポイントを使いましょう。

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 Q13.スキルって覚えられないの?


A13. 覚えられます。99%の努力と1%の運と才能です。

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 Q16.スキルが少なくない?


A16. そう思った方 ご安心ください!実際はもっと数があります!

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 Q18.ポイントの配分の比率がどうしたらいいか、わからない!


A18.人によって千差万別ですが、基本的な構成を紹介

 種族・スキルで50~70P 装備類で20P、パラメーター類で10Pが基本でしょう。与えられてる能力値はその種族の一般人平均より高いので、何をとっても強いはずです。多分……。

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 Q20.武器が多くて選べない!


A20. そんなの知るか!スキルとかと関連して選べ!たとえ良い武器でも持ち主があれなら意味ないぞ。装備しないと意味ないしな!

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 Q22.異世界お金セットって?


A22.小、中、大で 1週間、1ヶ月、1年間くらせる金だ。

    金の種類は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨だ。

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 Q24.つづら関連のC級、D級って何?


A24. アイテムはランク付けされていて、F級~S級まで分かれているんだ。C級っていっても普通にすげぇもんだぜ。勘違いすんなよ!

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 Q26.武器と防具ってどっちが大事?


A26. そんなん知るか!種族やスキル構成によるだろ、普通!

 ま、敵を倒すには武器が必要だから。武器でいいんじゃね? 

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 Q28.異世界に飛ばされるのは一人?


A28. や、キャラクターメイキング終わった人から、別の場所に飛ばされて、そっからパーティ組んで飛ばされる。安心しな!一人じゃないぜ!

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 Q30.もっと時間延長できないの?


A30. 10分につき10P。最大30分まで延長可能だ。みんな同じ条件なんだ。さっさと選べ!

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 Q.(ご自由に質問してくだい。一回だけですが、回答します。質問数は1個。

 *神様の独断と偏見で答えます。ネタバレが強いと答えません。フェアじゃないとね)


A.

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 質問数は30個だった。時間制限ありで、この質疑応答の数は鬼畜だろう。回答は参考になったが。

 しかし、最後の質問をどう使うが問題だ。



 種族やスキルを選択した後、具体的な質問をすべきか……。

 だが、残り時間が短くなった後で、自分の構成を否定されたら、どうする?正しく選びなおせるか?

 無理だ。選び直したものが正しい保証はどこにもない。むしろ、正解はないのかもしれない。

 スキルや種族、パラメーターは連動している。その上で選択しないといけないのだ。一個の変更が大きな影響を与えるかもしれない。


 ならば、別な見方で質問をするのはどうだろう。

 神様は何を思い、何のためにこれを作ったのか。なんで保有ポイントがあるのか。時間制限が短すぎるのはなんのためだ。神のこれまでの言動、態度を思い出せ。スキルが揃ってない理由は?装備が揃っている理由は?道具が揃っていない理由は?偶然はありえない。なにかしらの思惑があるはずだ。



 思考し、自問し、推理する。

 それはまるでバラバラに散らばったジグソーパズルのピースをすり合わせる作業のように。一個の事象を様々な角度で見て、調べ、考え、他の事象とつなげ合わせていく。

 そして、俺は質問を入力した。




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 Q.キャラクターメイキングで、どのくらいの人数が失敗すると思いますか?


A.

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 最初書いてあった文章を消し、質問を書く。

 10秒ほど見直して、おかしなところはないか判断する。

 これでいいはずだ。後は、エンターキーを押すだけだ。

 手が震える。

 無意味な質問になるかもしれない。心臓はバクバクと音をたてる。

 覚悟を決めるが、自分の指が震えて制御出来ない。

 左手を使い。両手で押すようにエンターキーを押す。




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 Q.キャラクターメイキングで、どのくらいの人数が失敗すると思いますか?


A. 良い質問だよ、響君。

 答えは、人によっては千差万別。クズスキルと思っても、実は大器晩成スキルだったりするからね。一概には言えないよ。良いスキル選びを!

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 入力した瞬間、答えが返ってきた。


 その答えに心臓がドキリと大きく鼓動を立てた。


 反射的に神のほうを見る。


 目が合った。


 そして、神はこちらを見て、にやっと笑った。


 その瞬間、理解した。理解した。理解した。

 

 泣きそうになった。できるなら慟哭したかった。叫びたかった。

 

 声を張り上げ、呪詛を言いたかった。狂って暴れだしたかった。


 しかし、何もできなかった。することができなかった。

 

 神の不思議能力なのだろう。感情が収まるのだ。行動ができなくなるのだ。

 

 ただわかったことは唯一つだった。この理不尽な現実は、不公平なほど公平な選択は。


「これは、神の恩恵ではなく、試練だったのか……」


 それがわかったのだ。





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残り時間 20:14

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本編とか関係ない漫談。


神「Q&Aは職員が書いてます。責任は負いません」ドヤッ


響「や、上司の責任もあるだろう。監督責任」


神「あと、最後の質問は神様パワーで即返信します。信頼と実績の神様さ!」ドヤッ!

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